- 留学すれば、英語は話せるようになる?
- 1年行っても話せないまま帰ってくる人がいるって本当?
- 高いお金を払って、自分もそうなったらどうしよう…
私も大学2年のときにカナダへ8ヶ月留学して、最初の数ヶ月はまったく喋れませんでした。
変わったきっかけは授業ではありません。留学プログラムに組み込まれていた「病院のカフェでのインターン」です。
帰国してすぐに受けたTOEICは、留学前の500点台から800点台になりました。
留学して話せるようになる人と、ならない人の差は「2つ」あります。
「出発前の土台づくり」と、現地で「話さざるを得ない場」に身を置いたかどうかです。
そこでこの記事では、私が現地で見た「話せるようにならない人の共通点」をお伝えします。
私自身が話せるようになったきっかけも、あわせて書きました。
- 留学しても英語が話せるようにならない人の共通点
- 私が話せるようになったきっかけ
- 私の留学の中身と費用(約200万円と2026年9月時点の目安)
「留学を考えているけれど不安」「行くなら失敗したくない」という人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
執筆者の実績は下記のとおりです。

実績・信頼性
英語学習を「本気で」伴走するために、私が積み上げてきたもの。
- 01英検1級 取得実用英語技能検定 最上級
- 02TOEIC 965点 取得満点(990点)を目指して継続中
- 03教育学修士(M.Ed.)大学院で英語学・教育学を専攻
- 04元・高校英語教員教員採用試験に一発合格
詳しく知りたい方は、ぜひプロフィールをご覧ください。
留学しても英語が話せるようにならない人の共通点
私の周りには、1年以上留学していたのに、ほとんど話せるようにならないまま帰国した人がいました。
その人たちには共通点が3つあります。
- 「英語を話せるようになりたい」という明確な意思がない
- 英文法をちゃんと勉強してこなかった
- 日本人ばかりと一緒にいる
私の意見としては、いちばん大きいのは「英文法」です。
英文法は、英語を上達させるための「土台」です。
土台がないまま現地に行くと、毎日どれだけ英語を浴びても、自分の口から文を組み立てられません。
聞こえてきた英語を受け止める「枠組み」がないので、インプットが積み上がらないまま時間だけが過ぎていきます。



もう1つ見落としやすいのが、留学先には日本人が多いことです。
日本語で話せる相手がいると、どうしても楽なほうへ流れます。
「話せるようになりたい」という意思がないと、その「流れ」に逆らえません。
留学は、行けば話せるようになる「魔法」ではありません。
出発前に「英文法の土台」を作っておくことが、留学の成果を左右します。
英文法のやり直し方は、下記の記事にまとめています。


私も最初の数ヶ月は英語が話せなかった
私自身も、最初の数ヶ月はほとんど英語が話せませんでした。
同じクラスには韓国人やメキシコ人の留学生がいて、彼らは初めから英語のレベルが高く、どんどん発言していました。
言いたいことはあるのに、自分だけ英語で表現できない。それが悔しかったです。
留学前に受けたTOEICは500点台でした。
文法の知識はあっても、会話で使う練習をしてこなかったので口から出てきませんでした。
留学して初めから英語が話せないのは「普通のこと」です。
問題は、そのあとに「話さざるを得ない場所」へ自分を置けるかどうかです。
会話の練習を出発前に始める方法は、下記の記事で紹介しています。


英語が話せるようになったきっかけは授業ではなく病院のカフェだった
私が話せるようになったきっかけは、病院の中にあるカフェでの「インターン」です。
このインターンは、留学プログラムに最初から組み込まれていました。
期間は「約1ヶ月半」です。
カフェでは、注文を聞いて、聞き返して、すぐにレスポンスしなければ仕事になりません。
教室と違って、黙っていても誰も待ってくれない環境です。
この1ヶ月半で、私はかなり話せるようになりました。
授業で習った文法が、初めて「使うもの」に変わった感覚がありました。
留学先を選ぶときは、学校の知名度や街の雰囲気よりも先に、確認してほしいことがあります。
インターンやボランティアのように「話さざるを得ない場」がプログラムに組み込まれているかどうかです。
組み込まれていないなら、自分でその環境を作るのもアリです。
帰国後に分かった変化|先生の英語が「めちゃくちゃゆっくり」に聞こえた
英語力の変化をはっきり感じたのは、帰国してからです。
日本の大学に戻って、「Oral Communication」の授業を受けたときのことです。
ネイティブの先生の英語が「めちゃくちゃゆっくり」に聞こえました。
理由は簡単で、先生が日本の学生向けに、ゆっくり話してくれていたからです。
私はネイティブの英会話スピードに耳が慣れてたため、先生がスローに話しているように感じました。
留学で「正しく経験」を積んだため、if節や関係詞を使った少し複雑な文でもスムーズに口から出てきます。
話しすぎると、留学経験のない周りの学生を授業で置き去りにしてしまいます。
そのため、授業では英語を話しすぎないように気をつけていたくらいです。
TOEICの点数の変遷は、下記の通りです。
- 留学前(大学1年):500点台
- 帰国直後(大学3年):800点台
- その後の数回の受験で900点を超えた
わずか8ヶ月で、200点以上伸びたことになります。
TOEICは「聞く・読む」の試験で、話す力を直接測るものではありません。
それでも私の意見としては、TOEICの点数とスピーキング力はつながっています。
300点や400点のままで英語を話せるかというと、話せません。
TOEICを作っているETSの調査でも、リスニングとスピーキングの点数には「中程度の相関」が出ています。
反対に、900点を取っているのに話せない人もいます。
ただ、そういう人は英語力が十分にあります。話す練習を少しするだけで、あっという間に話せるようになります。
同じETSの調査でも、聞く・読む力が高い人ほど、スピーキングの点数があとから伸びやすいという結果でした。
土台がしっかりしていれば、その上にはいい家が建つのと同じです。
今あの留学に戻れるなら下手でもホストファミリーと話す
留学中は、もちろんうまくいったことばかりではありません。
私は内向的な性格で、ホストファミリーとの会話を少し避けてしまっていました。
「下手な英語を聞かせる」のが恥ずかしかったからです。
今思えば「もったいない」ことをしました。
ホストファミリーは、留学生を何度も受け入れている家庭です。
下手な英語には、とっくに慣れていたはずです。
そんなことを気にするよりも「自分のスピーキング力を1%でも向上させること」に意識を向けるべきでした。
もしあの留学に戻れるなら、私は下記の2つをします。
- 英語が下手でも、気にせずにホストファミリーと毎日話す
- カナダ人の友だちをたくさん作る
英語が下手なうちから話しても大丈夫で、そんなことは自分以外は気にしていません。
私の留学の中身と費用|カナダ・ビクトリアで8ヶ月・約200万円
最後に、私の留学の中身をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時期 | 2010年7月末〜2011年3月末(約8ヶ月・大学2年) |
| 場所 | カナダ・ビクトリアの「ビクトリア大学(University of Victoria)」の語学プログラム |
| 滞在 | 学生寮(1ヶ月)→ ホームステイ → シェアハウス |
| 総費用 | 約200万円 |
正直にお伝えすると、今は同じ金額では留学に行けません。
私が出発した2010年7月末、1カナダドルは「約84円」でした。
この記事の執筆時点(2026年9月17日)では「約111円」です。
同じ1カナダドルを買うのに、3割以上も多くの円が必要になりました。
ビクトリア大学の集中英語プログラムは、2026年9月時点で12週間の授業料が4,680カナダドルです。
ホームステイと学生サービス費を足すと9,262カナダドル、日本円で「約103万円」になります。
8ヶ月なら3期分です。単純に足すと、学費と滞在費だけで「300万円」を超えます。
留学を計画する際に、費用について確認する項目は下記の通りです。
- 授業料(期間ごとの料金と、長期割引があるか)
- 滞在費(ホームステイ・寮・シェアハウスでいくら変わるか)
- 航空券・保険・ビザの費用
- 現地での生活費と、予備のお金
費用面以外で気にしておいた方がいいことは「インターンやボランティアが組み込まれたプログラムがあるかどうか」です。
私がインターンで大きく「英語力」を伸ばせたように、「英語を話さなければいけない環境」に身を置くことが「カギ」になってきます。
そのような細かいことも聞ける相談先の1つとして、「留学情報館」を挙げておきます。
会社概要には、現地サポートデスクの所在地として私が留学した「ビクトリア」も載っています。
現地でどんなサポートを受けられるかは、カウンセリングでぜひ確認してみてください。
\ オンラインでも対面でも無料 /
まとめ|留学の成果は「出発前の土台づくり」と「現地の環境」で決まる
留学して話せるようになるかどうかは、「出発前の土台」と現地の「話さざるを得ない環境」で決まります。
留学を考えているなら、下記の3つを準備してください。
- 出発前に英文法の土台を作る
- 「話せるようになりたい」という意思をはっきり持つ
- 現地で「話さざるを得ない環境」を1つ作る
最後に、正直なことを1つお伝えします。
TOEIC965点になった今でも、ネイティブ同士が話す速い英語を聞き取るのは難しいと感じています。
留学は、「英語のすべてを解決してくれる魔法」ではありません。
留学前も留学後も英語の勉強を怠れば、自分が望んだ理想の英語力には到達できません。
それでも私は、「あの8ヶ月がなければ今の英語力はなかった」と思っています。
留学は費用は掛かりますが、目標設定やキャリアについて明確にしておけば、人生の中で大きなリターンが得られます。
そのあたりの考え方も、今後記事にしていく予定なので、楽しみにしてお待ちください。










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