
どうしても「英検1級」に「合格」したいけど、単語の難易度が高くてハードルを感じる…。
「『でた単』アプリが良い」って聞くけど、実際のところどうなの?有効な活用方法は?
今回は、こんなお悩みを解決します。
✔本記事の構成
- 「でた単」アプリとは?
- 「でた単」アプリがオススメの人とそうでない人
- 英検1級合格に繋がる「でた単」アプリの使い方
- 単語が暗記できているのか不安になったときは?
- まとめ:「でた単」を最大限に活用して、英検1級合格をつかみ取ろう
✔本記事の信頼性
この記事を書いている私は「英検1級」「TOEIC965点」を「完全独学」で取得しています。また、大学院で英語や英語教育について学び、高校で英語を教えていました。
今回は「でた単」アプリを100%活用する方法について解説します。



「でた単」を活用すれば、スキマ時間を有効活用できます。英検1級の最大の難敵「語彙問題」をクリアして、合格を勝ち取りましょう。
「でた単」アプリとは?
「でた単」アプリとは、過去に英検に「実際に出た」語彙問題を「動詞」「名詞」「形容詞」などのカテゴリーごとに効率的に学べる英語学習アプリです。
私は今から2年前くらいに存在を知り、英検1級合格に向けてガンガン使わせてもらいました!



4択形式で問題に答えながら語彙を強化できる「神」アプリです。
「でた単」アプリがオススメの人・そうでない人
基本的には「万人にオススメ」のアプリです。
コスパも素晴らしいですし、開発者の方の「魂」のこもったアプリだと感じます。
その中でもさらにオススメできる人は下記の通りです。



コストを投じて1回は使ってみてほしいアプリですが、オススメできる人とそうでない人を簡単に分類してみます。
オススメの人①:アプリでの勉強に抵抗がない人
アプリを活用して勉強することに抵抗がない人は「マスト」で使ったほうがいいです。
思い立ったらいつでも・どこでも・すぐに勉強できるので、使わない手はないと思います。
価格も「1,200円」と、十分に費用対効果が見込める設定になっています。
オススメの人②:スキマ時間を有効活用したい人
仕事の都合でまとまった時間は取りづらい。
でも、「スキマ時間を集めれば、学習時間が捻出できそう」という人には、特にオススメできます。
英検1級レベルの資格試験に臨むのであれば、「勉強時間の確保」は優先事項かもしれません。
そうは言っても忙しくてまとまった時間が取れない社会人の方々も多いと思います。
私は「でた単」を活用して、スキマ時間に細切れで勉強していました。
- 歯を磨いているとき
- 会社の休憩時間・お昼休み
- お風呂に入っているとき
- 外食しに行ったときの待ち時間
これらの時間に、よく「でた単」で勉強していました。



スキマ時間を利用すると「1日2時間」は単語学習の時間が確保できていました。チリツモですね。スキマ時間もバカになりません。
オススメでない人:勉強は紙でやらないと気持ちが乗らない人
当たり前の話ですが、「紙のテキストや問題集」でないと「勉強モード」に入れない人にはオススメできません。
スマホで勉強していると「通知」などが気になって集中できないという人も多いので、「パス単(紙のテキスト)」との使い分けのバランスを考えてみましょう。



基本的には「万人にオススメ」ですが、勉強のベースは「紙テキスト」、補強用として「でた単」という位置づけで良いと思います。
「でた単」の使い方
ここからは、私が英検1級合格を勝ち取った「でた単」の使い方を紹介します。
内容はとてもシンプルなので、ご安心ください。
基本スタンス:「ステージ1」の「1,500単語」は最低限覚えておきたい
「でた単」アプリを開くと下記のような画面が出てきます。
背景色は自由に変えられますが、私は元の黒色のまま使用しています。


「ステージ1(上記の画面)」の「1,500語」はマストで覚えましょう。
この1,500語を覚えると「幹」ができあがるイメージです。今後の単語学習がよりスムーズになりますよ。



「ステージ1」を完璧にこなせば、英検1級の語彙問題に太刀打ちできる力がついていると思います。
ルート①:「診断テスト S1」から始める
「でた単」は各ステージの左下(赤枠で囲ってあるところ)に必ず「診断テスト」があります。
「診断テスト」は「全25問」で、ステージ全体の「1,500語」からランダムで出題されます。


「診断テスト S1」から始めて、25問テスト→間違えたところを復習→これを繰り返す。
この勉強方法が「ルート①」ですね。
「でた単」でテストを終えると、下記の画面が出てきます。


「全然覚えられなかった」ということであれば、「同じ問題:25問」に取り組みましょう。
「効率的に勉強したい」ということであれば、「不正解だったもの」「PASSしたもの」「自分でチェックを入れたもの」のみを繰り返し勉強するのが良いと思います。
この「ルート①=ステージの診断テストを行う」のメリット・デメリットは下記のとおりです。



私の場合は、はじめから「診断テスト」を実施するとわからない単語が多すぎたので、「1カテゴリー」ずつ取り組みました。詳細は次の「セクション」に!
ルート②:「他動詞A:100」の「テスト15問」から始める
私は、この勉強方法を「基本戦略」にしました。
下記の画像の「左上(赤枠で囲ってあるところ)」をタップし、その中の「テスト15問」を実施します。




- 「他動詞A」の「テスト15問」を実施
- 「不正解」「PASS」「チェック」した単語を再度学習
- 「正解率100%になるまで」or「自分が納得するまで(記憶への定着率が感覚的に80%を超える)」まで繰り返しテスト
- 「他動詞B」に移り「テスト15問」を実施
- 同じ流れを繰り返し
「スキマ時間」にひたすらこれを繰り返していました。
個人的には「ルート②」がオススメです。スモールスタートできて、「心が折れにくい」という点がいいですね。



「15問、まずは軽くやってみるか」という気持ちで進められるので、勉強のハードルが下がるのも良いですね!
「パス単」との使い分けは?
「でた単」アプリだけでも英検1級に合格できると思います。
ですが、個人的には「パス単」と「でた単」の二刀流をオススメします。
使い分けについては、ざっくり下記の考え方でOKです。
①用途で考える
暗記学習は「パス単」で行う。暗記できているのかテストしたいときは「でた単」を使う。
もしくは「パス単」はクリアしており、物足りないという人は「でた単」で補強するのもありですね。
「でた単」にも単語の「一覧表示」はありますが、網羅的に単語を視認できるのは「パス単」です。
視覚からの情報量で言えば「パス単」のほうが多いので、「でた単」との使い分けのポイントになると思います。
②時間で考える
ガッツリ時間が取れるときは「パス単」で集中学習。細切れ時間しかないときは「でた単」で分散学習。
英検1級の取得に向けて、「集中して長時間学習する」というのはひとつのポイントですが、「まとまった時間が取れない」という人が多いのも事実です。
「記憶の定着」という観点で言えば、「分散学習」は効果的なので、理にかなった方法と言えるでしょう。



「パス単」と「でた単」の二刀流だと学習効率が上がりますね。時間や考え方で区切って有効活用していきましょう。
テストを繰り返し行う
私は「テスト15問」や「診断テスト」を繰り返し繰り返し「不安がなくなるまで」行いました。
「試験当日」は「緊張」や「いつもと違う環境」ということが影響し、いつもよりもパフォーマンスが落ちる可能性もあります。
そこに不安が過度に加わると「最高のパフォーマンス」が出せないので、日頃から「不安をできるだけ取り除く練習」をしておきましょう。



Practice makes perfect(習うより慣れろ)の精神で、ひたすら問題を繰り返しましょう。
暗記できているのか不安になったときは?
単語学習をしていると、「本当に暗記できているのか」「また忘れてしまうのではないか」と不安になることもよくあります。
「忘却」も人間の「自然な機能」なので、そこまで気にしなくても良いですが、次のことを覚えておくと、今後の勉強に役立ちますよ。
単語の暗記は「出会う回数」で決まるということを思い出す
同じ単語をずーっと見ていても記憶に定着するわけではないです。
「人生で何回その単語に出会えるか」ということと「いろいろな文脈で出会うこと」が大事。
これらは科学的にも証明されています。
✔分散学習の効果(Spacing Effect)
心理学の研究では、「一度にたくさん覚えるより、時間を空けて何度も触れるほうが記憶に残りやすい」ことがわかっています。
「分散学習」は、短期間に詰め込む「集中学習」よりも効果的です。
例えば、英単語を1日に100個覚えようとするよりも、10個ずつ10日間に分けたほうが定着しやすい、ということです。
✔馴染みのある情報の優位性(Familiarity Effect)
何度も触れた情報は、脳が「重要」と判断しやすくなります。
毎日聴く音楽の歌詞を意識せずに覚えられるのは、単純接触効果(Mere Exposure Effect)によるものです。
「英語を覚える際に、繰り返し聞いたり読んだりすることが大切」という理由のひとつです。
4択問題をひたすら繰り返す
不安になったら、どこでもすぐに問題を解けるのが「でた単」の良いところです。
パッとスマホを取り出して、4択問題を解く。
解き終わったら「不正解」問題をさらに学習する。
不安の芽が小さいうちに復習して、不安を吹き飛ばすことで、英検1級の合格がより現実的なものになります。



「困難は分割せよ!」ですね。大きな不安と闘う際は、小さな単位で進めていきましょう。
まとめ:「でた単」を最大限に活用して、英検1級合格をつかみ取ろう
本記事では、私なりの「でた単」の活用方法を紹介しました。
「でた単」の最大の効果をひと言で表すと「最強の反復学習」です。
暗記学習は「どれだけ繰り返しできるか」が肝(きも)です。
その「反復性」を最大限に高めてくれるのが「でた単」です。
英検1級の勉強でこの「アプリ」を使わない手はないでしょう。
アプリ開発者の方の「魂」もこもっており、「ユーザーへの熱意」も伝わってきます。
個人的には「パス単」と組み合わせてバランスよく使ってほしいと思います。
集中学習や導入学習は「パス単」、分散学習や復習には「でた単」のように、上手に使い分けてみてください。
それでは、今回はここまで!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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