- TOEIC 600点台から先に進めない
- 参考書を何冊も買ったのに、点数が伸びない
- 何から優先して勉強すればいいかわからない
- 仕事が忙しくて、まとまった勉強時間が取れない
こうした悩みを抱えている方は多いと思います。
私自身、800点台後半から900点台前半をずっと行ったり来たりしていた時期がありました。
リーディングのスコアが安定せず、トータルが伸び切らない状態です。
振り返ると、いろいろな教材に手を広げすぎて、1冊の定着が中途半端になっていたことが原因でした。
やることを絞って集中するようにしてから、スコアが安定するようになりました。
結論から言うと、TOEIC 700点に届くために必要なことはシンプルです。
教材を絞って、自分のスコア帯に合った勉強を毎日続ける。これが最短ルートです。
今のスコアに合わせて、最優先でやることを1つだけ決めてください。
| 現状スコア | まずやること |
|---|---|
| 450点以下 | 語彙と基礎文法を固める(『金フレ』+文法テキスト1冊) |
| 450〜600点 | Part5の正答率アップ+リスニングのシャドーイング開始 |
| 600点台 | Part7の時間配分改善+リスニングの取りこぼし削減 |
詳しい勉強法は、この記事で具体的に解説します。
- TOEIC 700点のレベルと、就活・転職での評価
- 700点に届かない人に共通する3つの原因
- 現状スコア別の優先順位と具体的な勉強法
- 毎日30分/60分/90分の3ヶ月スケジュール
執筆者の実績は下記のとおりです。
詳しく知りたい方は、ぜひプロフィールをご覧ください。

TOEIC 700点はどのくらいのレベルか
TOEIC L&Rの平均スコアは例年610点前後で推移しています。700点はそこから大きく上回り、受験者全体の中でもおおむね上位30%前後に位置する水準です。
CEFR(ヨーロッパ共通の英語力指標)ではB1〜B2の境目にあたり、「海外旅行で困らない〜仕事で英語のメールが読める」くらいのレベルです。
実務での評価も変わってきます。
| 場面 | 目安 |
|---|---|
| 就活 | 600点で最低ライン、700点でアピール材料になる |
| 転職 | 外資系やグローバル企業のエントリー要件として多い |
| 昇進・昇給 | 管理職要件を600〜730点に設定する企業が多い |
700点があるだけで、応募できる求人の数が目に見えて変わります。
TOEIC 700点に届かない人の「3つの共通点」
700点は正しい方向で努力すれば必ず届くスコアです。
それでも「なぜか届かない」と感じている方には、共通するパターンがあります。
(1) 参考書コレクターになっている
「この参考書がいいと聞いた」「あの問題集が評判らしい」と、次々に教材を買い足していませんか。
1冊を中途半端にして次に手を出すと、どの教材も身につかないまま終わります。
SNS上でも「TOEIC参考書を5冊以上持っているのに700点に届かない」という声は非常に多いです。
エイゴリくん「気づいたら本棚にTOEIC参考書が5冊以上…」という人は要注意です。
(2) 「全部やろう」として優先順位がない
Part1からPart7まで全パートを均等に勉強しようとすると、限られた時間が分散します。
特に社会人の方は1日に使える時間が限られています。
全方位に手を出すより、現状スコアに合わせて「今やるべきこと」を絞るほうが確実にスコアは伸びます。
(3) 1冊を1周で終わらせている
問題集を1周して「やった気」になるのは、よくあるパターンです。
しかし、1周目で正解した問題も含めて「理解した」とは限りません。
間違えた問題を記録し、なぜ間違えたかを分析して、繰り返し解き直す。
この復習サイクルがなければ、同じミスを本番でも繰り返します。



1冊を3周以上繰り返すほうが、3冊を1周ずつやるより確実にスコアが伸びます。
700点の壁を超えるカギは「やることを減らす」ことです。
現状スコア別|TOEIC 700点を取るための優先順位
「何をやるか」は、今のスコアによって変わります。
ここでは現状スコアに応じた優先アクションを整理します。
まずは現状を正確に把握する
最初にやるべきことは、公式問題集を1セット、本番と同じ制限時間で解くことです。
リスニングとリーディングそれぞれの正答率を確認し、どのパートで落としているかを特定してください。
「なんとなく苦手」ではなく、数字で弱点を把握することが最短ルートの出発点です。
スコア帯別の優先アクション
| 現状スコア | 最優先 | 補足 |
|---|---|---|
| 450点以下 | 語彙と基礎文法 | 『金のフレーズ』+中学〜高校レベルの文法テキストを1冊ずつ |
| 450〜600点 | Part5の正答率アップ+リスニング基礎 | 文法問題を毎日10〜20問。リスニングはシャドーイングを習慣化 |
| 600〜700点 | Part7の時間切れ対策+リスニングの取りこぼし削減 | 設問先読みの型を固める。Part3・4の選択肢を先に読む訓練 |
450点以下の方は、まず英語の基礎体力を作ることが先決です。
600点台の方は基礎はできているので、「どこで点を落としているか」を分析して、そこだけを潰すのが効率的です。



自分の弱点を「正確に」知ることが、最短ルートの第一歩です。
リスニングとリーディングの目標配点を決める
TOEIC 700点はリスニング(L)とリーディング(R)の合計です。
たとえばL400+R300、あるいはL380+R320のように、自分の得意・不得意に合わせて目標配分を決めましょう。
一般的にリスニングのほうがスコアを伸ばしやすい傾向があります。
リスニングが350点以下の方は、リスニング強化から入るほうが効率的です。
TOEIC 700点を取るための具体的な勉強法
ここからは「何を・どうやって・どれくらいやるか」を具体的に解説します。
- 必須:『金のフレーズ』(語彙の土台をつくる1冊)
- 必須:『公式TOEIC L&R 問題集』(リスニング素材+模試として)
- 必要に応じて:Part5特化の問題集1冊(文法の正答率が低い場合)



「あれもこれも」ではなく「これだけ」に絞るのが、700点への近道です。
語彙 ―『金のフレーズ』を1冊やり切る
700点に必要な語彙は、『金のフレーズ』(TOEIC定番の単語帳)1冊でほぼカバーできます。
「1冊だけで本当に足りるの?」と不安になるかもしれませんが、まずは1冊を完璧にするほうがスコアに直結します。
まずは600点レベルの400語を完璧にすることを目標にしてください。
1日30〜50語のペースで進め、翌日に前日の復習を入れるサイクルが効果的です。
「覚えた語」と「まだ怪しい語」を分けてマークし、怪しい語だけを重点的に繰り返しましょう。
スマホアプリ(TOEIC学習アプリのabceedなど)を使えば、通勤時間でも語彙学習ができます。
私自身、大学時代はキクタンを通学の電車で繰り返し見て語彙を固めました。1冊を持ち歩いてスキマ時間に目を通す、それだけでも語彙力は確実に伸びます。



1冊を何周もするのが、語彙を定着させる一番の近道です。
文法 ― Part5を「20秒で解く」トレーニング
Part5は短文の空欄に適切な語を選ぶパートで、正答率を上げやすく、スコアに直結しやすい分野です。
出題パターンは「品詞問題(名詞・動詞・形容詞のどれが入るか)」「語法問題」「前置詞・接続詞問題」に大きく分かれます。
まずはこの3つのパターンを意識しながら問題を解いてみてください。
目標は1問20秒で解けるようになることです。
Part5の30問を10分以内に処理できれば、Part7(長文読解)に65分使えます。この時間の差がリーディングスコアを左右します。
個人的には、Part5の時間短縮がリーディングスコアを安定させるうえで最も効果がありました。
毎日10〜20問を時間を計りながら解く習慣をつけましょう。



Part5が安定すると、リーディング全体のスコアが底上げされます。


リスニング ― シャドーイングとディクテーションの使い分け
リスニングを伸ばすには、「聞くだけ」ではなく「声に出す」「書き取る」トレーニングが欠かせません。
シャドーイングは、音声を聞きながら1〜2語遅れで声に出す練習です。
続けるとPart3・4で「聞き取れたのに選べなかった」が減っていきます。
ディクテーションは、音声を1文ずつ止めて聞こえた英語をそのまま書き取る練習です。
自分が「聞き取れていない音」を正確に特定できます。
教材は公式問題集(ETS出版『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』)の音声を使うのが最も効率的です。
私自身、リスニングは公式問題集の音声を中心に練習して、495点(満点)を複数回取得しています。
本番と同じナレーター・スピードで練習できるため、実戦力がそのまま身につきます。
1日15〜20分で十分効果が出ます。



「聞き流し」ではスコアは上がりません。必ず声に出す、または書き取ることが大切です。
リーディング ― Part7は「設問先読み→前から意味を取る」読み方で攻略する
700点を目指す方の多くが、Part7の時間切れに悩んでいます。
700点を目指す段階では、まず設問と選択肢に先に目を通してから本文を読む習慣をつけましょう。
「何を聞かれているか」を頭に入れてから読むだけで、必要な情報に気づきやすくなります。
ただし、本文を飛ばし読みして答えを探す読み方はおすすめしません。
読解力が上がってくると、前から順に読んでいくほうが返り読みがなく、結果的に早く解けるようになります。
最初は時間がかかっても「前から意味を取る」読み方を意識してください。
この読み方が身についてくると、時間配分を意識しなくても自然と解き終わるようになります。
練習では必ず時間を計ってください。
時間制限なしで解けても、本番の75分では手が回らないという方が多いです。
リーディングは「型」を持っているかどうかでスコアが大きく変わります。




TOEIC 700点の勉強時間と3ヶ月スケジュール


「どれくらい勉強すれば700点に届くのか」は、多くの方が気になるポイントです。
必要な勉強時間の目安
一般的に言われている目安は以下のとおりです。
| 現在のスコア | 700点までの目安時間 |
|---|---|
| 450点 | 約400〜500時間 |
| 550点 | 約200〜300時間 |
| 600点 | 約100〜200時間 |
個人差があるため、あくまで参考値です。
大切なのは「何時間やるか」よりも、「正しい方法で毎日続けられるか」です。
毎日30分/60分/90分のモデルプラン
忙しい社会人でも取り組める、1日あたりの時間別メニューを紹介します。
| 1日の学習時間 | メニュー例 |
|---|---|
| 30分 | 語彙15分 + Part5演習15分(通勤中でもOK) |
| 60分 | 語彙15分 + Part5演習15分 + リスニング(シャドーイング)30分 |
| 90分 | 語彙15分 + Part5演習15分 + リスニング30分 + Part7演習30分 |
毎日30分でも、3ヶ月続ければ約45時間になります。
600点台の方なら、それだけでも十分手応えが出る量です。



「毎日同じ時間に、同じ教材を開く」だけで、学習の継続率は大きく変わります。
TOEIC 700点を目指す3ヶ月スケジュール
3ヶ月を「基礎固め」「パート別強化」「模試演習」の3フェーズに分けると、迷わず進められます。
| 期間 | テーマ | やること |
|---|---|---|
| Week 1〜4 | 基礎固め | 語彙(『金のフレーズ』600点レベル)+ 文法(Part5を毎日10〜20問) |
| Week 5〜8 | パート別強化 | 苦手パートに重点配分。リスニングはシャドーイングを追加 |
| Week 9〜12 | 模試演習+仕上げ | 公式問題集を本番形式で解く → 弱点を集中復習 |
Week 9以降の模試では、必ず間違えた問題を記録してください。
「なぜ間違えたか」を分析して、同じパターンのミスを潰していくのが仕上げの基本です。
完璧を目指さず、毎日同じ時間に同じ教材を開く「仕組み」を作ることが継続のカギです。
TOEIC 700点に関するよくある質問
TOEIC 700点はすごいですか?
受験者全体の上位約30%に入るスコアなので、十分に高い水準です。就活・転職でも「英語力の証明」として通用するラインであり、努力の成果として胸を張れるスコアです。
TOEIC 600点から700点まで何ヶ月かかりますか?
1日1時間の学習で、おおむね3〜6ヶ月が目安です。ただし「何時間やったか」よりも「正しい方法で毎日続けたか」のほうがスコアに直結します。この記事で紹介した3ヶ月スケジュールを参考にしてみてください。
毎日30分の勉強でもTOEIC 700点に届きますか?
届きます。600点台の方なら、毎日30分を3ヶ月続けるだけでも約45時間になります。語彙とPart5に集中すれば、30分でも十分手応えが出ます。
TOEIC 700点には何問くらい正解が必要ですか?
明確な正答数は公表されていませんが、一般的にはリスニング・リーディング合わせて全200問中140〜150問前後の正答が目安とされています。配点はテストごとに異なるため、正答率7割を安定して超えることを意識してください。
まとめ|TOEIC 700点は「やることを絞る」のが最短ルート
この記事のポイントを振り返ります。
- 700点の壁は「教材の広げすぎ」「優先順位の不在」「復習不足」が主な原因
- 現状スコアに合わせて「やること」と「やらないこと」を決める
- 語彙・文法・リスニング・リーディングの勉強法を1つずつ着実に実践する
- 毎日30分からでも、3ヶ月続ければスコアは動く
700点は決して簡単なスコアではありません。
しかし、「正しい方向で、毎日少しずつ続ける」だけで必ず手が届くスコアでもあります。
私自身、教材を絞ってからスコアが安定しました。
やることを減らす勇気を持って、毎日の学習を仕組みにしていきましょう。
TOEIC 700点は「やることを減らした人」から達成しています。












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