- 英語の勉強を始めたいけれど、何から始めたらいいかわからない
- 文法書を開いても、SVOCや品詞の説明でつまずいてしまう
- 『動画でわかる英文法』が気になっているが、自分に合うか知りたい
こうした悩みを持つ人に向けて、この記事を書きました。
私はこれまで、英文法学習やTOEIC・英検対策で数十冊の文法書・参考書を読み比べてきました。
その経験から、英語超初心者の1冊目は『動画でわかる英文法(読解入門編)』が一番の近道です。
この記事では「おすすめの理由」と「物足りない点」、挫折しない使い方まで正直にレビューします。
- 『動画でわかる英文法』が超初心者の1冊目に向く3つの理由
- 物足りない点と、向いている人・向いていない人
- 挫折しない使い方3ステップ
これから英語をやり直したい方は、ぜひ最後までお読みください。
執筆者の実績は下記のとおりです。

詳しく知りたい方は、ぜひプロフィールをご覧ください。
『動画でわかる英文法』はどんな本?
『動画でわかる英文法』は、旺文社発行の「英文法入門書」です。
シリーズには読解入門編・必修文法編と、2025年に出た続編の読解基礎編の3冊があります。
この記事では、1冊目に使う読解入門編をレビューします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 大学入試 Basic Lecture 動画でわかる英文法[読解入門編] |
| 著者・出版社 | 岡﨑修平(旺文社・2023年8月刊) |
| 分量 | 全176ページ(A5判) |
| 特徴 | 全Lessonに解説動画つき(旺文社公式YouTube・アプリ不要) |
この本のゴールは、はっきりしています。
- 英文を前から読めるようになること
- 英文をすばやく正確に読み解けるようになること
(『動画でわかる英文法』p. 3より引用)
どのLessonを見ても、英語が読めるようになることへ「一直線」に作られています。
次の章でおすすめの理由を3つに絞って解説します。
超初心者に『動画でわかる英文法』をおすすめする理由3つ
おすすめする理由は、次の3つです。
全Lessonに解説動画つき
読んでわからなくても、旺文社公式YouTubeの動画で補える。アプリ不要・1本5分程度。
文構造がわかるようになる
例文を意味のまとまり(カタマリ)に分けた、シンプルで丁寧な説明で基礎を固められる。
全176ページで挫折しない
読み通すだけなら1日で終えられるうすさ。勉強を始めるハードルが低い。



順番に見ていきましょう。
① 全Lessonに解説動画がついている
この本の一番の強みは、読んでわからなくても動画で補えることです。
紙面はフルカラーで色分けされていて、英文の構造が視覚的にわかります。
それでも理解できないLessonがあれば、解説動画を見れば解決します。
動画は旺文社の公式YouTubeにあるので、専用アプリを入れる必要はありません。
1本5分程度の動画が中心で、集中力が切れる前に見終わります。
本でつまずいても動画解説があるので、初心者にはありがたいです。
わかりづらかったLessonは、動画を何度も見返して理解を深めましょう。
② 基礎的な内容で文構造が理解できるようになる
最初の章(Part 0)を「英語の基本」と位置づけて、基本文型・句と節・品詞を最初に固めます。
どれも英語を理解するうえで欠かせない用語です。
従来の文法書は説明が長く、理解にたどり着く前に離脱する人が多いです。
『動画でわかる英文法』は例文を意味のまとまり(カタマリ)に分け、説明も箇条書き中心です。



シンプルな作りですが、解説がわかりやすいです。
英語に苦手意識を持った人の多くは、文法用語が挫折ポイントだったのではないでしょうか。
「文法用語がわからなくても英語はできるようになる」と謳う本もありますが、私の意見としては、それは違います。
文法用語の理解は避けて通れません。
『動画でわかる英文法』なら、文法用語の理解から逃げずに基礎を固められます。
③ 全176ページと薄いので挫折しない
文法書というと「分厚いイメージ」があると思います。
その分厚さに抵抗を覚えて、取り組む前にやめてしまう人も多いです。
『動画でわかる英文法』は、読み通すだけなら1日で最後のページまでいける薄さです。
勉強を開始したばかりのときは、「できるだけハードルを下げる」ことが大切です。
薄くても文型・品詞・関係代名詞・関係副詞など、英文読解に必要な文法は一通り学べます。
まずはこの1冊で、英語の文型と構造に慣れることから始めましょう。
『動画でわかる英文法』の物足りない点・注意点
この本だけでは、文法学習は完結しません。
扱わない文法項目がある
助動詞・受動態・仮定法・There構文は詳しく扱っていない。
この1冊では演習が足りない
読解入門編だけでは演習量が不足する。次の1冊が前提になる。
中級者には簡単すぎる
高校文法を一通り理解している人には物足りない。
ただし、これは欠点というより役割分担です。
この本の役割は、英語の文構造を理解する入口を作ることです。
そこまで割り切って作られているからこそ、176ページに収まり、挫折しにくくなっています。
足りない文法項目は、この本を終えてから次の1冊で補えばOKです。
読解基礎編
2025年に出た続編。読解入門編の次に、読む力をもう一段鍛えるならこれ。
必修文法編
同シリーズの文法編。入門編で扱わない文法項目まで幅を広げられる。
『動画でわかる英文法』が向いている人・向いていない人
こんな人に合う
- 中学英語の最初の段階で挫折した経験がある人
- 英語をやり直したいが、何から始めればいいかわからない人
- SVOCや名詞・動詞などの文法用語がまったくわからない人
こんな人には合わない
- 高校文法を一通り理解している人(簡単すぎる)
- TOEICの文法問題対策を今すぐ始めたい人(問題集が先)
向いていない人に当てはまる方は、自分のレベルに合った教材から始めてください。
社会人のやり直し英語全体の進め方は、こちらの記事で解説しています。


『動画でわかる英文法』の挫折しない使い方3ステップ
私がおすすめする使い方は、次の3ステップです。
- カタマリを意識して読む
- 理解度を少しずつ上げる
- 問題演習で理解を確かめる
STEP1 カタマリを意識して読む
英語上達のカギは、文・句・節というカタマリを瞬時に把握できるようになることです。
句は主語と述語を含まない2語以上のまとまり、節は主語と述語を含むまとまりを指します。
I want a big suitcase made in Germany.(『動画でわかる英文法』p. 14より抜粋)
a big suitcase は「大きなスーツケース」という名詞のカタマリ、つまり名詞句です。
このカタマリを瞬時に見抜けるようになると、英語が前から読めるようになります。
この本は句や節をカッコと色分けで示してくれるので、カタマリを意識する練習に向いています。
学習するときは、自分でも句や節をカッコで囲むクセをつけましょう。
STEP2 理解度を少しずつ上げる
いきなり全部を理解しようとしないことがポイントです。
「今日は5文型を理解する」と範囲を決めて、理解できるまで繰り返しましょう。
5文型とは、SVOCの並び方で英文を5つに分けた「文の基本パターン」のことです。
1日で終わらなくても、3日かけて構いません。
解説動画を繰り返し見てもいいですし、ほかの英語系YouTubeに頼るのも手です。



5文型は、タロサックさんの動画がわかりやすいです。
理解できたかどうかの判断は「人に説明できるか」で決まります。
5文型を自分の言葉で説明できなかったら、テキストに戻って理解し直しましょう。
読み通すだけなら1日で終わる本ですが、最初は焦らなくて大丈夫!
STEP3 問題演習で理解を確かめる
インプットが理解なら、アウトプットは理解の確認です。
各Chapter末の問題演習(Exercise A)を必ず解きましょう。



Part末には、まとめ問題のExercise Bもあります。
解けなかった問題は、となりのページの解説を読みます。
解説でもわからなければ、Chapterの本文に戻り、それでもダメなら解説動画を見ます。
この「解く→戻る→動画」の流れが自分の中で固まると、勉強は続くようになります。
勉強を習慣にする工夫は、こちらの記事も参考にしてください。


よくある質問
購入前によくある質問に、3つ答えます。
Q1. 中学英語がまったくわからなくても使えますか?
使えます。
この本はSVOCや品詞を知らない前提で作られていて、つまずいたら解説動画で補えます。
中学英語の最初で挫折した人こそ対象読者です。
Q2. シリーズ3冊のうち、どれから始めればいいですか?
1冊目は読解入門編をおすすめします。
まず英文を前から読む感覚を作ってから、読解の続きなら続編の読解基礎編へ。
文法の幅を広げるなら必修文法編へ進む順番が自然です。
Q3. この本が終わったら、次は何をすればいいですか?
読解を続けて鍛えるなら続編の読解基礎編へ。
足りない文法項目(助動詞・仮定法など)を補うなら標準レベルの文法書に進みましょう。
TOEICを目標にするなら、500点までのロードマップを別記事にまとめています。


まとめ|最初の1冊で英語学習のスタートダッシュを決めよう
英文法学習は、入口をミスするとツラい勉強になります。
裏を返せば、良い入り方をすれば、良いスタートダッシュを切れます。
- 『動画でわかる英文法(読解入門編)』は英語超初心者の1冊目に最適
- 全Lessonの解説動画・カタマリの可視化・176ページの薄さが挫折を防ぐ
- 助動詞や仮定法は扱わないので、終えたら次の1冊で補う
- 使い方は「カタマリを意識する→少しずつ理解する→問題演習で確かめる」の3ステップ
一度挫折した人も、この1冊からなら英語をやり直せます。
気になった方は、手に取ってみてください。
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まずは『動画でわかる英文法』を購入して、最初のLessonを開くところから始めましょう。



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