TOEIC Part6の解き方・対策完全ガイド|元英語教師・965点ホルダーが苦手パターンごとに徹底解説

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  • Part6の問題は解けているのに、なぜか本番で時間が足りなくなる
  • 文章挿入問題だけ、どうしても自信を持って答えられない
  • Part5の文法対策をしているのに、Part6になると急に正解率が下がる
  • 参考書を1周したのに、点数が変わった実感がない…

こういった悩みを持つ方は多いと思います。

私は元高校英語教師として、多くの生徒の長文読解を指導してきました。

Part6でつまずく人のパターンは、英語の長文読解で詰まる人のパターンと驚くほど一致しています。

「文章を1問ずつ解こうとして流れを見失う」「正解はわかるが根拠が言語化できない」
この2点がほぼすべての原因です。

この記事では、元英語教師の視点から「なぜ詰まるのか」を解明しつつ、TOEIC965点ホルダーとして実際に通用する解き方・勉強法をお伝えします

この記事でわかること
  • Part6の問題形式と3つの問題タイプ
  • 文法・文脈・文章挿入問題それぞれの解き方のコツ
  • 本番で使える解答手順(3ステップ)
  • 点数が伸びない人に共通する失敗パターンと対策
  • Part6対策におすすめの参考書と正しい使い方

ぜひ最後までお読みください。

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目次

TOEIC Part6とは?問題形式と時間配分の基本

Part6の問題数・形式を確認する

まずは基本情報を整理しましょう。

TOEIC L&Rテストのリーディングセクションは、Part5・Part6・Part7の3パートで構成されています。

Part6はその中間に位置する「長文穴埋め問題」です。

項目内容
問題数16問(4パッセージ × 各4問)
問題タイプ文法問題・文脈問題・文章挿入問題の3種類
英文の種類Eメール・お知らせ・手紙・レポートなど
目安時間8〜10分(1問あたり約30〜40秒)
位置リーディングセクション全体の中盤(Part5の直後)

16問という数は決して多くありませんが、4つのパッセージをしっかり読まなければならないため、時間管理が重要になります。

エイゴリくん

1問あたり30〜40秒というのは、文章を読む時間も含めた目安です。

Part5・Part7との違いを理解する

Part6がわかりにくいのは、「Part5の文法知識」と「Part7の読解力」の両方が問われるからです。

Part5は1文の中で空欄を埋める短文問題。

前後の文脈を無視しても解けるケースがほとんどです。

一方、Part6は複数の段落にわたる文章全体を読んだうえで解答します。

空欄の前後だけを見ても正解できない問題が必ず含まれています。

Part6の核心は「文章の流れを読む力」です。
1問ずつ解こうとすると必ず行き詰まります。

HITO

Part5とPart6を同じ「文法問題」として捉えていると、文脈が必要な問題で確実に詰まります。

Part6の3つの問題タイプ|それぞれの解き方のコツ

Part6の問題は、大きく3つのタイプに分類できます。

タイプごとに解き方の戦略がまったく異なるため、まずはこの分類を頭に入れておきましょう。

①文法問題|1文の中で解ける「Part5型」

品詞・時制・語形変化・前置詞の選択など、文法知識で解ける問題です。

空欄の前後だけを見れば答えが出るため、文章全体を読む必要はありません。

たとえば、空欄に動詞の形(現在形・過去形・進行形・過去分詞)を入れる問題や、空欄前後の品詞バランスを確認する問題がこれにあたります。

Part5の練習がしっかりできていれば、このタイプは短時間で正解を選べます。

見た瞬間に「これはPart5型」と判断して素早く処理することが時間短縮のカギです。

HITO

文法問題は1問あたり15〜20秒を目標にテンポよく処理しましょう。

②文脈問題|文章の流れを読んで解く「語彙・接続選択」

語彙の選択(似た意味の単語4択)や接続詞・副詞の選択(however / therefore / in addition など)で、文章全体の文脈や論理の流れを理解しないと解けない問題です。

特に接続副詞の問題(「However」か「Therefore」かを選ぶなど)は、前段落の内容と次段落の方向性を両方把握していないと確信が持てません。

元高校英語教師として生徒を見ていて気づいたのですが、このタイプで詰まる人の多くは「空欄の直前の1文しか読んでいない」という共通点があります。

接続詞・副詞の問題は最低でも前段落の最後の文と空欄を含む文の両方を確認することが必要です。

接続副詞の問題は「前段落の結論」と「この段落の方向性」を両方確認してから選ぶ。

エイゴリくん

however(逆接)かtherefore(順接・結論)かで迷ったら、前段落のトーンが「ポジティブ」か「ネガティブ」かを確認するのが最速です。

③文章挿入問題|最難関だが「パターン」がある

4つの文の選択肢の中から「文章の流れに最も合う1文」を選ぶ問題です。

各パッセージに1問ずつ含まれるため、Part6全体で4問出題されます。

多くの受験者が苦手とするタイプの問題ですが、挿入位置(文頭・文中・文末)によって解き方のパターンが変わります

  • 文頭に挿入する場合:「これから何の話が始まるか」を示す文。選択肢の中でトピックを提示する文を選ぶ
  • 文中に挿入する場合:前後の文とつながる「橋渡し」の文。代名詞(it / they / this など)が前文の名詞を指しているかを確認する
  • 文末に挿入する場合:文全体の「まとめ・結論・行動促進」の文。選択肢の中で最も締めくくりに相応しい文を選ぶ

実際に問題を解くときは、まず空欄の前後の文を読み、「前の文で何が述べられているか」「後の文でどんな話題に続くか」を確認します。

その後で4つの選択肢と照合すると、正解を絞り込みやすくなります。

特に意識してほしいのが「代名詞の照合」です。

選択肢の文に「it」「they」「this」などの代名詞が含まれている場合、その代名詞が指す名詞が前の文にあるかどうかを確認しましょう。

代名詞が自然につながっている選択肢が正解になるケースが非常に多いです。

HITO

文章挿入問題は他の問題を先に解いて文章全体を把握してから戻って解く、という順序が有効です。

Part6の正しい解答手順|本番で使える3ステップ

問題タイプを理解したら、次は本番での解答手順を固めましょう。

私が実際に意識している手順と、元教師として生徒に教えてきた手順はほぼ一致しています。

以下の3ステップを繰り返すのが最も安定した解き方です。

  1. 英文全体をざっくり読む(15〜20秒)
  2. 文法問題・文脈問題を先に処理する
  3. 文章挿入問題は最後に解く

ステップ①:まず文章全体をざっくり読む

問題を解く前に、文章全体を15〜20秒で流し読みします。

「何の文章か(メール・告知・報告書など)」「誰が誰に何を伝えているか」という大枠をつかむことが目的です。

この一手間を省くと、文脈問題や文章挿入問題で必ずつまずきます。

逆に言うと、最初にざっくりとした英文の流れを頭に入れておくと、個々の問題を解くスピードが格段に上がります。

「問題を先に読む派」か「本文を先に読む派」かで迷う方は、まず本文全体をざっと読む方法を試してみてください。

ステップ②:文法問題・文脈問題を先に処理する

最初の通し読みを終えたら、文法問題(Part5型)と文脈問題を順番に解いていきます。

文法問題は空欄前後だけ確認して素早く処理。

文脈問題は前後の段落を確認しながら解きます。

この2タイプを先に解くことで、英文の内容がさらに頭に入り、後で解く文章挿入問題を判断しやすくなります。

エイゴリくん

先に文法問題・文脈問題を埋めると、英文全体の「文脈の地図」が自然と出来上がります。

ステップ③:文章挿入問題は最後に解く

文章挿入問題は、他の3問を解き終えた後に改めて解きます。

他の問題を解く過程で英文の流れを把握できているため、最後に解くと正解を選びやすくなります。

挿入箇所の前後の文を再確認し、「代名詞の照合」「前後のトーンとの一致」「トピックの連続性」を3点セットでチェックして選択肢を絞り込みましょう。

HITO

文章挿入問題に迷いすぎて時間を浪費するのは一番避けたいパターンです。

エイゴリくん

30秒考えても決まらなければ最善の選択肢をマークして次に進みましょう。

Part6で点数が伸びない人の3つの失敗パターン|元教師の視点から

ここからは、私が教師として長文読解の指導をしてきた経験と、TOEIC学習者のよくある詰まり方を重ね合わせた分析をお伝えします。

Part6の正解率が上がらない人には、ほぼ共通した失敗パターンがあります。

失敗パターン①:「空欄の前後1文だけ」で全問解こうとする

最もよく見られるパターンです。

「Part5と同じ感覚で空欄の前後だけを見て解こうとする」という癖がつくと、文脈問題や文章挿入問題で確実に失点します。

特に問題になるのが、接続副詞の問題です。

「However」か「Therefore」かを前後1文だけで判断しようとすると、判断基準が曖昧になり、誤答を誘発します。

段落単位の流れを確認するクセをつけることが対策の核心です。

HITO

Part5が得意な人ほどこのパターンに陥りやすいです。

エイゴリくん

Part6はPart5の延長線上にはありません。

失敗パターン②:文章挿入問題を「最初に」解こうとする

4問目(文章挿入問題)が出てきたタイミングで、必死に正解を選ぼうとして時間を使いすぎるパターンです。

文章挿入問題は、英文全体の流れがわかった状態で解くほど正解率が上がります。

他の3問を先に解くことで英文の文脈が整理されるため、「後回し」は戦略的に正しい選択です。

文章挿入問題を「最後に解く」は戦略です。
後回しにすることに罪悪感を持つ必要はありません。

失敗パターン③:問題集を「解いて終わり」にしている

「参考書を1周したのに点数が変わらない」という悩みのほぼすべてはこれが原因です。

問題集を解いて答え合わせをするだけでは、英語の読解力は上がりません。

Part6で点数を伸ばすために本当に必要なのは、「なぜその選択肢が正解で、他が不正解なのか」を説明できる状態にすることです。

正解した問題も含めて「根拠を言語化する」練習を繰り返すことで、同じパターンの問題に対して即座に正解を選べるようになります。

この「根拠の言語化」が、次のセクションで紹介する復習法の核心です。

エイゴリくん

正解率が高くても、「なぜ正解か」を言えない問題が多いなら、それはまだ実力になっていないサインです。

Part6を確実に攻略する勉強法|問題集の正しい使い方

Part6の勉強は「復習の質」で決まる

Part6対策において、問題を解く量よりもはるかに重要なのが復習の質です。

私がおすすめする復習の手順は以下のとおりです。

  1. 答え合わせをする前に「なぜこの選択肢を選んだか」を1問ずつ確認する
  2. 誤答は「どの段落を読んでいれば正解できたか」をピンポイントで特定する
  3. 正解した問題も「根拠は何か」を声に出して説明してみる
  4. 英文全体を音読して「読む速度と理解の感覚」を体に染み込ませる

特に④の音読は、速読力を高める効果があります。

目で文字を追うだけでなく、声に出すことで「文章の流れ」が体感として身につきます。

HITO

1日1〜2パッセージの音読を続けるだけで、2〜3週間後には英文を読むスピードが明らかに変わります。

Part5対策がPart6の底上げになる理由

Part6で文法問題を素早く処理するためには、Part5レベルの文法知識が土台として必要です。

Part5の問題を一定時間で解けない状態でPart6に進んでも、文法問題の処理が遅くなり全体の時間配分が崩れます。

目安としてPart5を「15分以内に30問」というペースで解けるようになってからPart6の対策に本腰を入れると効率的です。

Part5の勉強法については別記事で詳しく解説しています。

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スコア600点台を目指す人の取り組み方

600点台を目指している段階では、Part6の全16問を完璧に解こうとする必要はありません。

まず目標にしてほしいのは、「文法問題(Part5型)を確実に正解すること」と「文脈問題を7割以上正解すること」の2点です。

文章挿入問題は、全体の読みが安定してきてから精度を上げていけば十分間に合います。

600点台を目指す段階では「文法問題と文脈問題で12問中10問正解」を当面の目標に設定しましょう。

Part6対策におすすめの参考書|使い方まで解説

①『TOEIC L&Rテスト パート6特急 新形式ドリル』

Part6対策の定番といえばこの1冊です。

コンパクトな構成で持ち運びやすく、スキマ時間に取り組みやすいのが特徴です。

問題数は多くありませんが、各問題に詳しい解説がついており、「なぜこの選択肢が正解なのか」の根拠を学ぶ練習に最適です。

前述の復習手順と組み合わせることで、1冊の価値を最大限に引き出せます。

向いている人
  • Part6対策を初めて体系的にやる人
  • スキマ時間(通勤・昼休み)を活用したい人
  • 解説が丁寧な問題集を好む人

この参考書の詳しいレビューと使い方は別記事で解説しています。

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②『TOEIC L&Rテスト 公式問題集』

本番形式で練習するなら公式問題集は外せません。

実際のテストと同じ難易度・形式で解けるため、時間配分の感覚を身につけるのに最適です。

ただし、公式問題集はPart6に特化した解説が薄い部分もあります。

Part6の解き方を学ぶ目的には特急シリーズを使い、実力確認・時間感覚の習得には公式問題集を使うという棲み分けがおすすめです。

HITO

公式問題集は1冊を2〜3周して「本番と同じ環境で解く練習」に徹しましょう。

まとめ|TOEIC Part6対策のポイント

Part6は「文法の知識」と「文脈を読む力」の両方が問われる、TOEIC全体の中でも少し特殊なパートです。

解き方のコツを押さえれば、スコアに直結する得点源になります。

  • Part6は「文法問題」「文脈問題」「文章挿入問題」の3タイプで構成される
  • 解答手順は「全体をざっと読む→文法・文脈問題を先に解く→文章挿入問題は最後」
  • 文章挿入問題は挿入位置(文頭・文中・文末)と代名詞の照合がカギ
  • 「解いて終わり」にしない。復習の核心は「根拠の言語化」と音読
  • 600点台目標なら「文法問題と文脈問題で10/12正解」を当面の目標に

解き方のパターンを頭に入れ、正しい復習を繰り返していけば、Part6は着実に得点源になります。

焦らず、1つずつ丁寧に取り組んでいきましょう。

Part6の点数を伸ばすカギは「英文を流れで読む力」です。
その力は正しい復習の積み重ねで必ず身につきます。

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この記事を書いた人

1990年生まれ。
静岡県在住の英語ブロガー。

英語が好きで、大学卒業後は高校の英語教員になるも、1年も経たずに退職。

翌年に大学院に進学し、一念発起で英語の勉強をやり直し。

大学院卒業後は、中小企業に就職し、総務と人事を経験。
2024年4月に転職。

特技は英語。
TOEIC965点。30代で念願の英検1級に合格。

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