- 30代以降からでも「英検1級」にチャレンジしたい
- 人生のひとつの目標として「英検1級」に「合格」したい
- これから「英検1級」の勉強を始めるけど、何を基準に「テキスト」を選べばいいの?
今回のテーマは「30代からのやり直し英語:英検1級合格に向けて」です。
私は20年以上にわたり「英語学習」を継続し、さまざまな英語の試験を受けてきました。
その中でめちゃくちゃ「難敵」だったのが「英検1級」です。
大学生のときに2回受けて、2回とも不合格…。
「こいつは今の自分には無理だ!」と一度、「合格」を諦めました。
しかし、結婚を機に30代から英語学習をやり直し、2023年の第3回試験で合格することができました。
社会人になってからも3〜4回「不合格」になり、何度も心を折られそうになりました。
「英検1級」に「これまでに何度も挑戦してきた人」は、こんな「モヤモヤ」をお持ちではないですか?
- 「英検1級」に挑戦したものの「難易度」が高くて太刀打ちできない
- 自分は「英検1級」に”縁”がなかった…
- 「英検1級」をいつかは取りたい!でも「いつ」になるのか…
- 結局、どんなテキストを使ったらいいのかわからない
- そもそも「英検1級」に向けてどんな勉強をしたらいいの?
そこでこの記事では、ありとあらゆるテキストを試し、勉強方法を試行錯誤し、30代にしてようやく英検1級に合格した私が「テキスト選び」から「勉強方法」まで丁寧に解説します。

「英検1級の合格をつかみ取りたい」という方はぜひ最後までお付き合いください。


「英検1級」合格に必要なテキスト


私はかなりの数のテキストを買って試しましたが、結論としては「旺文社」発行のテキストがあれば「十分」です。
というか、本当によくできたテキストが多いです。
「旺文社=英検の公式問題集」のような位置づけで、やはり「ポイントをよく押さえている」と感じます。
私自身、一時期は『パス単』などの「旺文社」のテキストからは離れていました。
天邪鬼(あまのじゃく)かもしれませんが、「王道」って少し避けたくなりませんか?
言い方は悪いですが、「英検と旺文社がガッチリとタッグを組んでいるような感じがして、敢えてそこに突っ込みたくないなぁ」と思っていました。笑
しかし、1周回って「旺文社」のテキストがベストと感じるようになりました。
結局のところ「王道が一番の近道」ですよね。恥



ジャパンタイムズ出版のテキストもおすすめですが、最後は「好み」の問題です。
私のように何冊も手を出す必要はありません!
「英検1級」の単語帳は「パス単」一択!


単語帳は『英検1級 でる順パス単』がおすすめです。
「5訂版になってから質が落ちた」「収録語彙の難易度が足りない」というレビューも散見されます。
しかし、私の意見としては「十分闘える」と感じています。
私は「4訂版」も持っていますが、「5訂版」と重複している語彙も多く、「レイアウトや掲載順が変更になっているなぁ」くらいの印象です。
『英検1級 文単』『キクタン 英検1級』『出る順で最短合格!英検1級単熟語EX 第2版』も購入しました。
ですが、結論としては『英検1級 でる順パス単』があれば十分です。
次点は、『出る順で最短合格!英検1級単熟語EX 第2版』です。
好みの問題もあるので「こちらのほうが良い」という人もいるかもしれません。
パス単に収録されている「2,400語」を覚えるだけでも「骨の折れる作業」です。
他の単語帳に手を出すよりは、『パス単』を「やり込む」ほうが「効率的」な学習と言えます。



学習方法に関しては「後半」で説明しますね。
「英検1級」の学習初期|「ペース作り」におすすめの1冊


「英検1級」の勉強開始にあたっては、下記のような人が多いイメージです。
- 「過去問」を使用して問題演習を繰り返す人
- 苦手な分野に特化した「問題集」でピンポイントで勉強する人
私の場合は「はじめからハードルを上げたくない」と考えていました。
そのため、『DAILY31日間 英検1級 集中ゼミ』を使うことにしました。
1回30分〜1時間程度の学習を「1ヶ月間」行うと終了できる形式になっています。
そのため、「毎日の学習ペース」を維持しやすいです。
もちろん、このテキストを1ヶ月継続しただけでは英検1級の合格は難しいと思います。
そのため、下記の用途で使用するのが「おすすめ」です。
- 英検1級の学習の導入
- 学習ペースの維持や学習ペースの確認
- 学習継続のモチベーション



「英検1級」と聞くとハードルが高く感じますが、「軽い気持ち」で学習できるおすすめのテキストです。
「英検1級」リーディング(読解力)対策におすすめの1冊





結論、こちらの1冊があれば英検1級の「合格ライン」までたどり着けます。
『英検分野別ターゲット英検1級リーディング問題 改訂版』
短めの「トレーニング」から始まり、実際の英検1級と同じ文量・難易度の問題に移行していくので、ハードルを下げつつ程よい負荷で勉強することができました。
ネット検索すると「英検準1級に合格できるリーディング力があれば、英検1級のリーディングは、そこまで難しくない」という意見も見られますが、私は「1級のほうが遥かに難しい」と感じます。
「大問3」を例に挙げてみましょう。
全部で3問出題されますが「500語」「500語」「800語」という長文の語彙数です。
それに対して英検準1級は「300語」「400語」「500語」の構成です。
取り扱われるテーマも「政治」「経済」「歴史」「テクノロジー」「環境問題」「医療」「社会問題」「文化」など多岐にわたります。



正直、やってられません。笑
「日本語で読んでも難しい」問題が出題されるので、準1級と比較しても難易度は高いと言えるでしょう。
私が合格できた回のリーディングでは「カール・マルクス」について書かれていました。
「一筋縄ではいかない」ということがわかりますよね。
明るい話題としては、
「英検1級に合格するためには『The Japan Times』や『Scientific American』などを日常的に読めるくらいでないと」という声を聞きます。
ですが、私の意見としてはテキストで勉強しているだけで十分合格できます。
実際、私はリーディング対策で英字新聞や英語の雑誌を読んだりは一切していません。
英字新聞や英語の雑誌を読めたほうが楽に解けるようになるのは間違いないです。
まずは、『英検分野別ターゲット英検1級リーディング問題 改訂版』をやり込んで、次に過去問を解いて、それでも「足りない」と感じるようであれば、並行して英字新聞や英語の雑誌を読めば良いです。
「英字新聞や英語の雑誌だと難易度が高すぎて継続できるか自信がない」という人は、下記のような書籍で「読解力」を強化しましょう。
「英検1級」リスニング対策におすすめの1冊


これまでの流れを組むと『英検分野別ターゲット英検1級リスニング問題 改訂版』がオススメになるのですが…正直に言います。
実は、私は「リスニングに特化したテキスト」は購入していません。
『DAILY31日間 英検1級 集中ゼミ』と『過去問』の2つで対策しました。
私は過去に5〜6回、英検1級で不合格になっているのですが、その際に「語彙」と「リーディング(読解力)」を鍛えれば合格ラインに到達できるという実感があったので、あまりリスニング対策には時間を割きませんでした。
TOEICで900点を超えるくらいの実力があれば、リスニング対策は「ほどほど」で良いのかなといった印象です。
「語彙」「文法」「読解力」の3つを鍛え抜けば、それらを中心に「英検1級」に立ち向かうことができます。
「何から勉強しよう」と悩んでいる人は「語彙」「文法」「読解力」を腰を据えて伸ばしましょう。
「英検1級」ライティング対策におすすめの1冊


ライティング対策で『英検分野別ターゲット英検1級英作文問題 改訂版』を購入しました。
ただ、実際には「買わなくてもよかったかなぁ」と思っています。
ライティング学習のメインは「過去問」で行っていましたし、「過去問」が一番の対策になると思います。
「過去問をやりきった」のであれば、「追加購入」を検討しましょう。
過去問の全6回を行うだけでも「幅広いトピック」に触れることができ、「傾向」も十分に把握できます。
過去問6回を解いたら、模範解答を見て、私の場合はChatGPTにも「解答例」を出してもらいました。
それを参考にしながら「どうしたらスマートな文章が書けるか」「どうしたら無駄な文章が省けるか」ということを試行錯誤すればOKです。
加えて、YouTubeでの学習もかなり「有効」でした。
私は「一ノ瀬 安(いちのせ あん)先生」のYouTubeに大変お世話になりました。
英検1級の英作文に関する「プレイリスト」も作成してくださっているので、本当にありがたいです…。
一切、一ノ瀬先生からは金銭は頂いていませんからね。笑
細かい話はまた別の機会に書きますが、「英検1級」の「ライティング対策」はめちゃくちゃ重要です!
理由をざっくり挙げると下記の通りです。
- 得点を稼ぎやすいから(そして、合否を大きく左右する)
- 二次試験の面接対策にもなるから
このあたりは、またライティングに特化した記事で詳細に書きたいと思います。
ぜひ、お楽しみにしてお待ちくださいね。
【30代からのやり直し英語】英検1級合格に近づくテキスト選びの結論まとめ
今回は「30代からのやり直し英語:英検1級取得に向けて」というテーマで、「テキスト選び」を中心にまとめてみました。
結論を言ってしまえば「旺文社の王道テキストを使っておけば間違いない」ということになります。
「アルク」や「ジャパンタイムズ出版」からも良いテキストが出版されています。
まずは「旺文社」のものをやってみて、「物足りない」と感じるようであれば、チャレンジしてみても良いと思います。
英検1級合格のためには、まずは「語彙力」ですね。
そこから「読解力」を強化できれば、合格が見えてきます。
確かにハードルの高い資格ではありますが、「手も足も出ない」資格ではありません。
私が合格できたので、みなさんも必ず合格できます。
みなさんのサポートになるような情報を発信していきたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。
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