挫折から逆転!英検1級合格をつかむための「マインドセット」の作り方

挫折から逆転し英検1級合格を勝ち取った筆者の、マインドセットの作り方を伝えるタイトル画像
  • 英検1級に何度も挑戦したけど、合格できなかった
  • 英検1級は自分には関係のない「遠い世界」の話
  • しばらく英語の勉強から離れているし、今さら挑戦するのは遅い

このような気持ちを抱えて「英検1級」に挑戦することにブレーキをかけていませんか?

私も長いこと同じような気持ちを抱えていました。

はじめて「英検1級」に挑戦したのは大学3年生。
まったく歯が立たず「もう受験するのはやめよう」と思いました。

今、私と同じように考えている人がいたら、非常にもったいないです。

「英検1級」に合格するためには「勉強時間の確保」や「英語力アップ」はたしかに大切です。

しかし、それよりも大切なことは「自分への呪い(マインドブロック)」を解除することです。

そこで、本記事では英検1級合格に必要なマインドセットと具体的な勉強方法をお伝えします。

この記事でわかること
  • 英検1級「合格」に向けて「必要な知識」を増やす方法
  • 多くの人が苦手としている「継続」を実現する方法
  • 勉強に対する「ハードル」を下げて、モチベーションを継続する方法
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目次

英検1級に再挑戦するために|英語の問題ではなく「知識」の問題と捉える

「英検1級」に合格するために「マインド」や「考え方」を柔軟に変化させる必要があります。

ひとつずつ見ていきましょう。

英検1級合格に必要な「英語力」と「知識」とは?

英検1級では「英語力」だけでなく「知識量」も問われます。

TOEICで900点を超える「英語力」があったとしても「知識不足」で英検1級に合格できない人も数多くいます。

英検1級では、それなりの「英語力」が求められるのは事実です。

英検公式サイトによれば、英検1級は「広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる」レベルとされています。

具体的には、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のC1レベルに相当し、英検CSEスコアでは2600~3299点の範囲です。

詳細が気になる方は、下記の「英検公式サイト」をご確認ください。

日本英語検定協会ホームページ – 英検CSEスコアとは?

英検1級に合格できずに長年悩んでいた私は「英語力」を上げることだけに「フォーカス」していました。

  • TOEICでは950点を超えているのに、なぜ英検1級には受からないんだ?
  • TOEIC900点未満でも英検1級に合格している人がいるのに、私との違いは何だろう?

「英語の問題」ではなく「知識不足が原因」と課題を捉え直すことが重要です。

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「間違った認識・ベクトル」のまま進むと「合格」が遠のいてしまうので要注意です。

英検1級で出題されるトピック

実際に英検1級で取り扱われるトピックには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

  1. 政治・国際関係 (18%):
    • 社会保障制度と不平等の解消
    • 国際関係や世界的な問題
  2. 経済・ビジネス (16%):
    • グローバル経済の動向
    • 企業の社会的責任
  3. 文化・スポーツ (14%):
    • 芸術や文学の社会的影響
    • スポーツと国際交流
  4. 科学技術 (11%):
    • 最新のテクノロジーと社会への影響
    • 宇宙開発や人工知能の進歩
  5. メディア (8%):
    • ソーシャルメディアの影響
    • ジャーナリズムの役割
  6. 環境 (7%):
    • 気候変動対策
    • 持続可能な開発
  7. 教育 (7%):
    • 教育システムの改革
    • 生涯学習の重要性
  8. 法律・犯罪 (7%):
    • 国際法と人権
    • サイバーセキュリティ
  9. 家庭 (6%):
    • ワークライフバランス
    • 少子高齢化の影響
  10. 医学・健康 (6%):
    • パンデミックへの対応
    • 医療技術の倫理的問題
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「日本語でも答えるのが難しい」トピックが並んでおり、一筋縄ではいかないのがわかります。

「日本語でも答えるのが難しいのであれば、英語の問題というよりは知識の問題なのではないか?」と、あるとき気がつきました。

「知識量」を増やすことで「英語が読みやすくなる」ということがあります。

「英語を勉強しても英文が読めるようにならない」というときは「知識不足」が原因かもしれません。

英検1級合格のために「知識」を増やす方法

「知識不足」ということに気がついた私は、書籍やYouTubeで「苦手分野」の知識を補いました。

特に「歴史」や「政治」の話題が苦手なので、オリエンタルラジオの中田 敦彦さんの『YouTube大学』で知識を増やしました。

『中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY』

その他に「経済分野」の書籍も積極的に読むようにしました。

下記の書籍は少し難しめですが、経済分野の知識を拡大するのに役立ちました。

「英語力」と「知識」を同時に磨きたければ、「英字新聞」や「社説集」「ニュースサイト」を活用しましょう。

「知識」が増えれば「読める(理解できる)」英語も増えていきます。

「読める」実感を得られると、モチベーションもアップして継続力が増します。

「英語をもっともっと鍛えなければ!」というマインドを切り替えて、「日本語でいいから知識を増やしてみよう」と考えてみてください。

英検1級合格のために|「継続」の概念を見直す

英検1級に合格するためには、「継続」がポイントです。

2ヶ月や3ヶ月という「短期集中」の勉強でも合格できますが、それなりにエネルギーが必要です。

そもそも「継続」は難しい?

心理学の研究によると、何かを「やろう」と決めた人のうち、実際に行動に移す人の割合は「約30%程度」です。
また、目標に向かって「継続できる人」はわずか「8〜10%」です。

「継続すること」は難しく、英検1級でも同様に「継続」という点でハードルが上がっています。

「英検準1級レベルの英語力をもっている前提」で、1級を取得するために必要な学習時間は「約500〜600時間」と言われています。

1日2時間の学習時間を確保したとしても「250〜300日」かかります。

しかし、このように「継続」の考え方を固めれば固めるほど、学習モチベーションを維持するのが難しくなります。

「こんなに勉強しないといけないのか」「いつになったら英検1級に合格できるんだ」と自身を追い込むのはNGです。

「継続」の概念を見直そう!

私は下記のように「継続の概念(ルール)」を変えることにしました。

  • 1日10分でも勉強をしたら、勉強したことにする
  • 1週間に1回でも勉強をしたら、継続したことにする(できれば3日以上は空けない)

「えっ?たったそれだけ?」と思われるかもしれません。

しかし、この「マインドセット」のおかげでコツコツと勉強することができました。

私の場合は「よし!今から2時間勉強するぞ」と決めてなかなか勉強を開始できなかったり、「毎日2時間勉強するぞ!」と決めて継続できず、落ち込んだりしていました。

まずは自分自身の「マインドブロック」を解除する必要があると感じ、「自分の勉強ルール」を変更しました。

一気に勉強を進めて「英検1級を取得したい」という気持ちもわかります。

しかし、いずれにせよ「短期決戦」でなんとかなるような資格ではありません。

それなら割り切って「継続の概念」を変えてみるほうが「吉」です。

実際に継続できる人は「マインドセット」を変えたり、「習慣化」の工夫をうまく生活に取り入れています。

「スモールステップ」から始め、「慣れてきたら勉強時間を延ばす」というサイクルを繰り返しましょう。

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少しずつ1回の勉強時間も長く確保できるようになります。

英検1級合格のために|勉強に対する「ハードル」を下げる

最後に「勉強に対する『ハードル』を下げる」ということについて解説します。

「ハードル」を上げてしまう人の特徴

学習を継続していくうちに自分で勝手に勉強の「ハードル」を上げてしまうことがあります。
私も過去はそうでした。

  • 今日は2時間勉強しようと思ったのに、実際には1時間しかできなかった
  • テキストの〇〇ページまで進めたかったのに、それが達成できなかった
  • 事前に学習計画を立てたのに実行できず、自分にガッカリした

このような「経験」をしたことはないでしょうか?

これではモチベーションも上がらず、勉強の継続も難しくなります。

「負のサイクル」にハマっている場合、勉強の「ハードル」をグッと下げましょう。
自分が想定していた半分以下に下げて大丈夫です。

具体的な学習「ハードル」の下げ方

私が実践した「ハードル」の下げ方は下記の通りです。

  • 「机に向かって問題を解くことだけが勉強ではない」と考える
  • ちょっとしたスキマ時間にアプリに触れることも「勉強」と考える
  • YouTubeで勉強方法や英語について調べることも勉強のひとつと考える
  • カフェにコーヒーを飲みに行く「ついで」に勉強をすると考える

些細な工夫ですが、「できなかった自分」ではなく「少しでもできた自分」に目を向けられるようになります。

「小さな達成感」が心地よく感じるようになりました。

また、勉強を継続できるようになると「もっとやりたい」と思うようになりますが、あえて「今日はここまで」と「区切る」ことも大切です。

勉強はときに「マラソン」に例えられますが、「同じペース」で積み重ねていくことが大切です。

やれる日はたくさん勉強して、やれない日は一切勉強しないとなるとムラができてしまいます。

「勉強もほどほどでいいんだ」
と思うことで精神的に楽になって勉強に対する「ハードル」も自然と下がります。

「勉強も技術」と考える|学習に効果的な考え方

もうひとつ大切なことは、あくまで「勉強も技術」と割り切ることです。

  • 「能力が高いから英検1級に軽々と合格できるんだ」
  • 「あの人は継続力があって羨ましい」
  • 「そもそも地頭が違うから、自分は英検1級に受かるのは難しいかもしれない」

もしこのような「マインドセット」になっていたら、その「マインドブロック」や「ネガティビティバイアス」を解除しましょう。

繰り返しになりますが、「勉強も技術」です。

環境を整え・マインドセットを変え・ちょっとした工夫をこらす
たったこれだけで「飛躍的に」成長することができます。

「勉強に対するハードルを上げすぎてしまっていたな」と感じたら、この記事に出会ったことをキッカケに「マインドセット」を変えてみてください。

まとめ|「呪い」を解いて英検1級合格に近づこう

「挫折から逆転!英検1級合格を掴むための『マインドセット』の作り方」
いかがだったでしょうか?

私は勉強が得意だったわけでもなく、「帰国子女」でもありません。

特別に「英語力」が秀でていたわけでもありません。

事実、英検には5回も「不合格」になっています。
「自分にはもう縁のない資格なのかもしれない」と何度も思いました。

そのような中で「マインドセット」を変えたことで

  • 「英語だけでなく、日本語でも知識を増やしてみよう」と前向きになれた
  • 「継続すること」が難しく思えていたが、気軽に勉強を継続できるようになった
  • 勉強に対して高い壁を感じていたが、そのハードルを感じづらくなった

という「大きなメリット」を得られるようになりました。

ちょっとした工夫や思考の転換で、資格試験に合格したり、いい方向に人生が切り替わっていくことがあります。

この記事の考え方はTOEICや他の資格試験にも応用できます。

みなさんも自分自身の「呪い(マインドブロック)」を解いて、ぜひ英検1級の合格やTOEIC高得点を目指してみてください。

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この記事を書いた人

1990年生まれ。
静岡県在住の駆け出し英語ブロガー。

英語が好きで、大学卒業後は高校の英語教員に。
しかし、1年も経たずに退職。

翌年に大学院に進学し、一念発起で英語の勉強をやり直し。

大学院卒業後は、静岡県内の中小企業に就職し、総務と人事を経験。
2024年4月に転職(同業界・同職種)。

特技は英語。
TOEIC965点。
30代で英検1級に合格。

英語の勉強方法について情報発信中。

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