- 英語学習では「単語が重要」って聞くけど、どうしてなの?
- 効率的な英単語の学習方法が知りたい
- 1日で100語の単語を覚えることはできるの?
- どんな「単語帳」を選べばいいの?
私は学生の頃「英単語はノートに書き写して覚える」と教えてもらい、そのとおりに勉強してきました。
しかし、TOEICや英検を何回も受験する中で「英単語が全然覚えられていない…」と「壁」にぶつかるように…。
みなさんも1時間・2時間と時間を掛けても「10〜20語しか覚えられていない」という経験はないでしょうか?
本記事では、私がTOEIC900点オーバーや英検1級合格を目指す中で得た「単語学習の真髄」を解説します。
単語学習には「最適解」が存在します。
ぜひ本記事を読んで「最大効率」で「記憶に定着する」学習方法を学んでください。
- 1日で100単語を覚えることはできるのか?
- なぜ「英語学習」では「単語学習」が重要とされるのか?
- 効率的な「単語学習」のやり方
- 「単語学習」に最適な「単語帳」の選び方
- 「単語学習」の「コツ」3選

英単語を「1日100語」を覚えることは可能か?
後ほど具体的な勉強方法を解説しますが、そもそも「1日100語」を覚えることはできるのでしょうか?
結論としては「可能」です。
ただし、少しだけ「前提」を揃える必要があるので解説します。

「完璧」を目指さない
1日で100語の単語を覚えるといっても「完璧に覚える」のは難しいと思います。
「目を通すだけ」「5〜6割を覚えられたら合格点」くらいの感覚で大丈夫です。
単語学習ではじめから「完璧」を目指すと挫折につながります。「流し読み」するくらいの感覚で学習を進めましょう。
最初は「中途半端で気持ち悪い」と感じるかもしれませんが、反復するなかで精度が上がるので問題ありません。
「回転率」を意識する
単語学習の基本は「単語帳を何周もすること」です。
少なくても「2〜3周」、多い人だと何十周もして単語帳がボロボロになっています。
1語1語を丁寧に覚えていくのではなく、単語に触れる回数を増やすことで記憶に定着させます。
「どうせ何回もこの単語に触れるのだから」というスタンスで、軽い気持ちで単語学習を進めるのが良いと思います。
「回転率」を意識しない学習方法を選ぶのであれば、「1日100語」という量はこなせなくなってしまいます。
「1語にかける時間」を意識する
「この単語を必ず覚えよう」とするのでなく「時間で区切る」ことがポイントです。
これまで学校で習ってきた方法は「ノートに書いて覚える」というやり方ですが、これではいくら時間があっても足りません。
「書いて覚える=NG」というわけではありませんが、「量」に重点を置く場合は「時間」を意識しましょう。
「1語にかける時間は60秒まで」と時間で区切ることで、「回転率」をキープしながら「単語学習」を進めることができます。
なぜ英単語学習が重要なのか
本題に入る前に「なぜ英単語学習が重要なのか」ということを解説します。
英語学習では「学習する理由・目的・効果」などを理解しておくことが、とても大切です。
単語力は英語力全体の「土台」
もし私が友人から「英語の勉強は何から始めたらいいの?」と聞かれたら、「単語学習」と答えます。
英単語は英語における「最小単位」。すべての「土台」となるものです。
専門的な話をすれば、「形態素」などの細かな単位に分解できますが、ここでは割愛します。
仮に英文法がまったくわからなかったとしても、英単語を理解していれば英文をなんとなく理解することができます。
反対に、英文法を完全に理解していたとしても、単語がひとつもわからなければ英文を読み解くことはできません。
リスニングでも同様のことが言えます。
文法が理解できていなかったとしても単語を聞き取ることができれば、相手の言いたいことをなんとなく理解することができます。
単語がひとつもわからない状態では、どう頑張っても相手の言いたいことは理解できません。
英語学習の「最小単位」であり「出発点」である単語学習は避けて通れません。
そして、どこかのタイミングで必ず「単語学習ってこんなに重要なんだ」と気がつくタイミングが来ます。
語彙不足は読解力を頭打ちにする
3,000〜5,000語程度を覚えると、それなりに英文を読解できるようになります。
「おっ、英語が読めるようになってきたぞ」と感じるとともに、ちょっと英文が難解になると読めなくなります。
もちろん「英文法」や「文構造」の理解が足りていないこともあります。
しかし、私の経験上では「語彙力不足」が大きな要因を占めているように思います。
ひとつのパッセージで2〜3語わからない単語があると、英文を読む気力がなくなります。
「語彙力」さえあれば、英文読解の「次のステージ」に進めたかもしれないのに、そこでモチベーションが下がるのはもったいないです。
「自分は長文読解は向いていないかも…」という人でも、実は「語彙力の問題」ということもよくあります。
目指すレベルによりますが「8,000〜10,000語」の語彙力があれば、さまざまな英文に対応できるようになります。
語彙力が上がるとアウトプットの質も上がる
英語を勉強する目的のひとつに「英語を話せるようになりたい」という想いがあると思います。
そのため、初学者は特に「英会話教室」に通ったり「オンライン英会話」を始めたりすると思います。
意欲的に学習すること自体は悪くないのですが、「はじめからアウトプットに重きを置く」というのは、おすすめできないルートです。
というのも「インプットありきのアウトプット」だからです。
使える語彙や表現が増え、自分の中で「引き出しがたくさんできてから」アウトプットに取り組むほうが効率的です。
そもそも語彙のストックがなければ、表現すること自体できません。
「英語を話せるようになりたい」という人こそ、まずは「ストックを増やす」ことを意識しましょう。
HITO使える語彙やフレーズが増えれば増えるほどアウトプットが楽になります。
多くの人が「単語学習」でつまづく理由
私もよく英単語学習でつまづくこと・挫折することがありました。
読者のみなさんの中にも「思うように英単語学習が進まない」という人がいるのではないでしょうか?
ここでは、「英単語学習につまづく理由」を深堀りしていきましょう。
英単語が覚えられない
一番大きな理由は「英単語が思うように覚えられない」ということではないでしょうか。
思うように覚えられないことにストレスを感じ、モチベーションを失い、学習をやめてしまう。
これがよくあるパターンだと思います。
- はじめから完璧に覚えようとする
- 完璧にひとつの単語を覚えてから次の単語に進む
- 復習したときに単語を覚えていない自分に落ち込む
このようなスパイラルに入ってしまうと、学習意欲を維持するのは難しくなるでしょう。
単語学習がなかなか進まない
「単語学習が進まなくて、やめてしまう」というのも「あるある」です。
仕事でも同じですが、「物事が進捗する」ことで「達成感」を感じ、やる気が起きてきます。
- 1日5単語しか覚えられなかった
- やってもやっても単語帳が終わらない
- いったい、いつになったら単語帳が1冊終わるのか
- 英語が読めるようになったり、話せるようになるのがすごく先に感じる
こういった流れになってしまうと、さすがにモチベーションを維持するのは難しいでしょう。
単語学習を継続することができない
単語学習が進まないと「継続」が非常に難しくなります。
「進捗」や「達成感」を感じられないと、人はどうしてもモチベーションが下がります。
意思がかなり強い人は別ですが、進捗が感じられない状況で継続できる人は「稀」だと思います。
また、単語学習は「単調」に感じられることが多く、そのせいで学習を継続できない人も多いです。
「単語学習単体」で考えてしまうと「単純な暗記でつまらない」と思ってしまうかもしれません。
この記事の後半で「英単語学習の正しいやり方」を詳しく解説します。
正しいやり方を学べば、「単調でつまらない」という感覚とは「おさらば」になるはずです。
プロが教える英単語学習の「最適解」
ここからは「英単語学習の具体的な実践方法」について解説します。
TOEICや英検で高得点を取得している人たちは、ある程度決まった「フォーマット」で勉強をしています。
私も「英検1級」を取得した際には、ここで解説する勉強方法で単語を覚えました。


ステップ1|覚えたい単語の意味をイメージしながら10回発音
まずは覚えたい単語の「意味を意識しながら」10回程度発音します。
五感を使うのもひとつのポイントですが、頭の中にイメージを広げることも重要です。
例えば「shrink=縮む」という単語を覚えるときは、発音しながら頭の中で「セーターなどが縮む様子」をイメージします。
イメージと発音が結びつくことで、記憶に定着しやすくなります。
ステップ2|覚えたい単語を含むフレーズを2〜3回発音
次に覚えたい単語を含む「フレーズ」を「2〜3回」発音します。
同じく「shrink」を例にとると「shrink in size=サイズが縮む」などのフレーズを2〜3回発音します。
shrinkとsizeは結びつきが強くてコロケーションとしてよく使われるので、頭の中でイメージしやすくなります。
ステップ3|覚えたい単語を含む「文」を1回音読
ここで覚えたい単語を含む「文」を1回声に出して読みます。
同じく「shrink」を例にあげますが、「Don’t shrink this sweater.=このセーターを縮ませないでね」という文を声に出して読みます。
何回か読んでもいいのですが、1語にあまり時間をかけたくないので、1回だけ音読できれば大丈夫です。
ステップ4|オリジナル例文を瞬時に作文し1回音読
作文をするといっても、簡単なもので大丈夫です。
「Don’t shrink this sweater.」を少しだけ変化させて「Don’t shrink this T-shirt.」にするなど、簡単な作文でOKです。
なぜ作文をするのかというと「インプットをアウトプットにつなげる練習」をしておくのがひとつ。
もうひとつは作文をすることで頭を働かせ、記憶に定着させやすくするためです。
ここまでの4つのステップを「30〜60秒」で行います。
- 「1語あたり30秒」なら100語を終えるのに「50分」
- 「1語あたり60秒」なら100語を終えるのに「100分」
意外と現実的な時間に思えるのではないでしょうか?
「100語が難しい」「英語初学者にはハードルが高い」と感じるようであれば「50語」から始めて徐々に覚える語彙数を増やしていけばOKです。
英単語帳選びのポイント
英単語帳はかなり多く出版されているため、選ぶのもひと苦労です。
そこでここでは「英単語帳選びのポイント」を解説します。
「発音記号」が記載されている/「音声」がダウンロードできる
単語を覚える際には「意味」と「発音」は必ずセットで覚えないといけません。
「意味」と「発音」が連動することで記憶に定着させやすくなるというのが理由のひとつです。
もうひとつは「最終的にはコミュニケーションにつなげるから」です。
発音を間違って覚えてしまうと相手の言っていることも聞き取れず、自分が相手に伝えることもできなくなってしまいます。
そのため、「発音記号」や「音声」でしっかりと発音を身に着けながら単語を覚えましょう。
「例文」が掲載されている
「単語しか」掲載されていないものは選ばないようにしましょう。
「単語だけひたすら覚える作業」は退屈で学習モチベーションが下がります。
「文の中で覚える」ほうが学習にメリハリがつき、有意義に単語を覚えることができます。
また、「文」で覚えることで「こんな使われ方をするのか」と学びになり、記憶に定着しやすくなります。
「コロケーション」を意識しながら「単語学習」することで、学習効果が何倍にもふくれ上がります。
「レイアウト」が自分の好みに合っている
意外と重要なポイントが「レイアウトが自分の好みかどうか」です。
- 文字の「間隔」や「行」「段落」などが詰まりすぎていないか
- 「単語」が「品詞ごと」に並べられているか・ランダムな配置か
- カラーで印刷されているか・モノクロで印刷されているか
- チャプターごとに区切られているか
- 単語帳の余白のバランスはどうか
- 単語帳のサイズ感や厚みはどうか(持ち運びしやすいか)
これらのポイントは盲点になりがちです。
毎日目に触れるものだからこそ「レイアウト」「携行性」「デザイン」などにこだわったほうが「継続力」が上がります。
おすすめの英単語帳3選!
「単語学習を始めたいけれど、どの単語帳を選べばいいの?」という人に向けて「おすすめの3冊」を紹介します。
「初級〜中級程度」までカバーしていますが、実際に書店で手にとって内容を確認するほうがベターです。
改訂第2版キクタン【Basic】4000語レベル
私が学生時代に自腹ではじめて購入した単語帳が『キクタン』シリーズでした。
収録語彙数が「1,200語」と少なめなのが難点ですが、反対に言えば「すぐに1周できる」1冊です。
チャンツに合わせながらリズムで学習でき、「Day1」「Day2」と日ごとに学習する単語が分かれているのもペースメイクしやすいです。
「Day1」「Day2」などのくくりは無視して毎日100語ずつ学習すれば「12日で1周できる」ので、導入の1冊としてハードルが低くておすすめです。
【Basic】だと難しい人は【Entry】から始めてみましょう。
反対に簡単すぎるようであれば【Advanced】に取り組んでみるのも良いでしょう。
速読速聴・英単語 Core 1900 ver.6
『Core 1900』は学生時代に使っていた人もいるかもしれませんが、「ベーシック」で使いやすい1冊です。
「環境」「教育」「医療・健康」「政治」などのトピックごとの長文を読みながら、「単語学習」ができるバランスの良い単語帳です。
メリットは「長文の中での単語の使われ方」や「コロケーション」を学べる点です。
デメリットは「長文に抵抗がある人にはハードルが若干高く感じられる点」です。
長文は無視して単語だけに集中して学習しても良いですが、それでは学習効果も薄れてしまう印象です。
単語学習のあとは長文読解に取り組むことになるので、同時に学習するのも個人的にはおすすめです。
「Core 1900ではレベルが高い」と感じる人は『Basic 2400』から取り組むのもありです。
Distinction 2000
最後の1冊は「英語系YouTuberのATSUさん」が手掛けた『Distinction 2000』です。
見た目はスタイリッシュで「持ち運びたくなる単語帳」といった印象です。
すべて「カラーページ」で「イラスト」も散りばめられているため、視覚も使いながら単語学習ができます。
チャプターごとにトピックが分かれており、トピックに沿って単語学習を進められるのも良い点です。
また、私が思う最大のメリットは「例文の豊富さ」です。
例文のための例文ではなく「実用性の高い例文」が数多く掲載されているため、すぐに実践で使えるのもありがいたいです。
『Distinction 2000』に掲載されいている例文をしっかりと覚えれば「アウトプット」も磨かれます。
アウトプットまでをイメージしてつくられた良書です。
唯一のデメリットは『キクタン』や『Core 1900』のように「ひとつ下のレベルの単語帳」が存在しないことです。
そのため、「Distinction 2000はちょっと難しい…」と感じたときは、他の単語帳で「基礎体力」を身につけるしかありません。
英単語を覚えるコツ3選!
社会人のみなさんは、仕事をしながら勉強の時間を捻出するのが難しいと思います。
そのなかで「単語学習」の効果を上げるために、いくつかのコツがあるので紹介したいと思います。
スキマ時間を活用する
「単語学習」と「スキマ時間の活用」は、とても相性がいいです。
単語帳を1冊カバンに忍ばせておき、5分でも10分でも時間が空けば、単語学習の時間にしてください。
「まとまった時間を確保しよう」と思うと腰が重くなることもあります。
一方で、「スキマ時間で少しだけ勉強するか」と思えば「ハードルを下げながら学習する」ことができます。
単語帳を持ち歩くのが面倒であれば「アプリ」で学習するのもひとつです。
ペンやマーカーを上手に使う
「五感を使う」のが「記憶の定着」への助けになります。
発音しながら単語を覚えていくのも大切なのですが、手や目も使っていくとさらに効果的です。
私は1周目で覚えられなかった単語には黄色マーカーで線を引きます。
2周目では「マーカーが引かれていない単語」は飛ばします。
そうすることで復習の時間を短縮することができます。
2周目でも覚えられなかった単語や気になる単語には青ペンで下線を引きます。
3周目以降は「黄色マーカー」と「青の下線」が引かれた単語だけに集中して学習します。
それでも覚えられなかった場合は単語に丸をつけたり、チェックマークを入れたりして、4周目以降の目印にします。
色がついていない単語は「覚えたもの」として無視していいので効率的ですし、触覚や視覚を上手に活用できます。
アプリを活用する
「スキマ時間を活用する」につながりますが、アプリを積極的に活用しましょう。
英検の受験を視野に入れている人には『でた単』を猛烈におすすめします。詳しくは下記の記事を参考にしてください。


他にも『mikan』や『abceed』などの単語学習ができるアプリがありますし、『Anki』などの自分オリジナルの単語カードが作れるアプリがあるので、有効活用しましょう。
英語勉強アプリmikan
abceed
AnkiMobile Flashcards



私は「アプリ」と「紙の単語帳」の二刀流で勉強しています。
まとめ|単語を制するものは英語を制す
単語学習は文法や4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)の「土台」となります。
基礎がしっかりしていないと丈夫な家が建たないように、単語学習でベースが培われていないと英語力全体が伸びません。
地味で遠回りに感じる単語学習ですが、「回転率」を意識し、「アプリ」や「スキマ時間」を活用することで膨大な量を暗記することができます。
忙しい社会人でも必ず学習時間を確保することができます。
そして、単語力がアップすると英文読解につながり、英文読解ができるようになると英語が楽しくなります。
英文読解ができるようになれば、リスニングやスピーキングにもつながるため、英語のスキルが全体的に伸びていきます。
スピーキングを上達したければ「まずは英単語」ということがロジカルに理解できるのではないでしょうか。
まずは自分に合った1冊から英単語学習を始めてみましょう。




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