- 英語力ゼロだけど、TOEICで500点は取れるの?
- 最短でTOEIC500点を目指したいけど、どんな参考書や勉強方法があるの?
- TOEIC初受験に向けて具体的な勉強方法が知りたい!
- 会社の昇進条件でどうしてもTOEICで500点取らないといけない!
TOEIC初受験で500点を取ることは現実的に可能です。
ハードルが高く感じる人もいるかもしれませんが、実は2〜3ヶ月で達成可能です。
ただし、最適な参考書・問題集を選び、「正しい」ステップで学習しなければなりません。
誤った学習方法では残念ながら、何ヶ月継続しても目標の点数には届きません。
そこで、本記事ではTOEIC965点・TOEIC受験歴10年以上の筆者が「英語力ゼロから最短でTOEIC500点を目指す方法」について解説します。
具体的な勉強ステップも解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
- 英語力ゼロからTOEIC500点を目指す具体的ステップ
- TOEIC500点達成のために必要な参考書や問題集
- TOEIC500点達成のために必要な「英語力」
- 英語力アップのための具体的な勉強方法
執筆者の実績については、下記のとおりです。
詳しく知りたい方は、ぜひプロフィールをご覧ください。

TOEIC500点は英語力ゼロからでも狙える!
「TOEIC初受験で500点」と聞くとレベルが高いように感じるかもしれません。
しかし、英語の「基礎力」を身に着け、事前に模試に取り組めば、一発で超えられるハードルです。
私がTOEICを初受験したのは大学1年生のときですが、スムーズに500点を突破することができました。
体感としても「非常に現実的なライン」と感じています。
500点のレベル感
TOEIC500点のレベル感は、複雑なものは除き「高校英語を習得している」ラインだと思っています。
もしかすると「中学英語」レベルでも到達できるのかもしれませんが、ギリギリのラインになってしまうかもしれません。
500点を超え始めると「英語の基礎が整ってきた」と感じるので、今後の英語力向上のためにも超えておきたいレベルです。
HITOTOEICで500点を超えられると700〜800点も現実的なラインになってきます。
まずは「読める英語」を増やそう
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能がありますが、まずは「リーディング」から始めましょう。
最初はイメージが湧きづらいですが、リーディング力がついてくると、他の3技能もレベルアップします。
さらに、そのリーディング力を支えるのが「語彙」「文法」です。
後ほど具体的な勉強方法も紹介しますが、語彙・文法・読解力を基礎からしっかり鍛え上げていきましょう。
TOEIC500点に必要な英語力
TOEIC500点は、英語が苦手な初心者でも十分に狙えます。
では、具体的にどの程度の英語力が求められるのでしょうか?3つの観点から整理してみましょう。
CEFRでいうとA2レベル
CEFR(セフアール)とは、ヨーロッパで定められた外国語の運用能力を6段階で示す国際指標のことです(A1〜C2に分類されます)。
TOEICのスコアは、このCEFRとおおよそ次のような関係があります。
| CEFR | レベル感 | TOEIC L&R 目安スコア帯 |
|---|---|---|
| A1 | 初学者 | 120〜224 |
| A2 | 初級者 | 225〜549 |
| B1 | 中級者 | 550〜784 |
| B2 | 上級者 | 785〜944 |
| C1 | 最上級に近い | 945〜990 |
公式のマッピングでは、TOEIC500点前後は「A2レベル(初級の上〜中級手前)」に位置づけられます。
つまり、「中学英語をベースに、少しずつ高校基礎に足を踏み入れている段階」と考えられます。
半分正解できればOK
TOEICは990点満点ですが、「正答率50〜55%」ほどで「500点前後」に到達します。
つまり、
- 全部できなくてもいい
- 難問は捨てても大丈夫
- 基礎だけで戦える
ということです。
特に初心者は「解ける問題を確実に取ること」が大切です。



500点は「基礎の積み上げで到達できる」ゾーンです。
ベースとなる語彙力・文法力・読解力を鍛える
TOEIC500点に必要なのは、難しい文法や単語ではなく、中学〜高校基礎の「使える英語力」です。
| 項目 | 目安レベル | 内容 |
|---|---|---|
| 語彙力 | 1,500〜2,000語 | 中学英単語+頻出ビジネス語 |
| 文法力 | 中学英文法+基礎的な読解 | 語順・時制・前置詞・品詞 |
| 読解力 | 短文が途切れず読める | Part5/7の基礎が安定 |
ここで大切なのは「知っていることを素早く使える」状態になっていることです(=運用力 / 自動化)。
- 単語を1語ずつ訳す
- 文の区切りで迷う
- 聞いた瞬間に英語の意味が出てこない
こうした状態では、解けるはずの問題も取りこぼしてしまいます。
初心者がまずやるべき勉強法7選
TOEIC500点を達成するために、難しい英語を完璧に理解する必要はありません。
必要なのは「英語の基礎を正確に使えるようにする」ことです。
ここでは、初心者が最短で500点を目指すための勉強法を「7つ」に絞って紹介します。
① 文法の基礎を固める
英文を理解する上で土台となるのが「文法力」です。
まずは「中学英語の文法」を迷いなく使えるレベルまで引き上げましょう。
品詞、文型(SVOC)、時制、前置詞、関係詞などを中心に学びます。
「英語学習で文法用語を覚える必要はない」という人もいますが、私は「覚えたほうが効率的」だと思います。
はじめのうちは「文法用語」がわからなくても大丈夫です。
主な文法用語だけでいいので覚えていきましょう。



「中学英文法」からはじめる場合は下記の2冊がおすすめです。
TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
中学英語からやり直すTOEIC L&Rテスト超入門



「中学英文法」をすでに理解できている場合は、下記の1冊がおすすめです。
TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問



文法項目を学び直したい人には下記の2冊もおすすめです。
キク英文法
キク中学英文法
② 基本の語彙を優先的に覚える
知らない単語があると、どんなに文法がわかっていても英文を読み進められません。
まずは日常語と基本ビジネス語を中心に語彙を固めましょう。「見た瞬間に意味が出てくる」単語を増やすことがカギです。



まずは下記の2冊でTOEICに必要な基本語彙を押さえましょう
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500
収録語彙数が「448語」と少ないので、早めに1周して基本語彙を押さえることができます。
発音記号がわからなくても、音声ダウンロードができるので安心です。
TOEIC(R) L&Rテスト 頻出英単語
TOEICを知り尽くした英語講師の「もりてつ」さんが作成された単語帳。信頼感の厚い1冊です。
- 背伸びはせずに「自分の難易度にあったもの」を選ぶこと
- 初心者は収録語彙数「1,000語以内」の単語帳を選ぶこと
- レイアウトを見て「直感的に好きなデザイン」を選ぶこと
③ Part5(文法問題)で「瞬発力」を鍛える
Part5は「短文穴埋め形式」の語法・文法を問うパートです。下記のような問題が出題されます。
【例題】
The company __ a new training program every spring for its sales staff.
(A) launching
(B) will launch
(C) launches
(D) launched
【正答】
(C) launches
短文で文法の瞬発力を鍛えることは、リーディング全体の底上げになります。
文法知識があいまいなまま読むと長文で必ず手が止まってしまいます。
正確に素早く解ける感覚をPart5の練習で身につけましょう。
先ほど紹介した下記の3冊から「自身のレベルに合ったもの」を選び、演習を積みましょう。
④ 短い英語を毎日聞く
リスニングは「短い時間でもいい」ので、毎日触れることが大切です。
まずは短い音声を繰り返し聞くところから始めましょう。
一度聞いてわからなくても問題ありません。
「英語のリズムに慣れる」ことが、後々のスコアアップにつながります。



何からはじめていいかわからない人には「ラジオ英会話」がおすすめです。


⑤ Part7(短文)で読解の土台を作る
いきなり長い英文を読むと挫折するので、短文で慣れましょう。
英語を逐一訳さずに「頭から意味を取る」感覚をつかむことで、「読解力」が身につきます。
文頭から理解できるようになると、得点につながりやすくなります。
まずは下記の1冊に取り組んでみましょう。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7



「難しい」と感じるようであれば、「文法学習」に立ち返りましょう。
⑥ 音読とシャドーイングで処理速度を上げる
英語が読めても聞き取れない原因は「処理速度が追いついていないから」です。
音読とシャドーイングは、目・耳・口を同時に使うため、語彙と文のつながりが体に染み込みます。
正しく読める文章を使うことがポイントです。
下手にレベルの高い英文に手を出さないようにしましょう。
⑦ 公式問題集で実戦形式に慣れる
最後の仕上げに、実際の試験形式で問題を解いてみましょう。
中級者以上であれば、はじめに模試を解くのもアリです。
初心者がいきなり模試を解くと挫折する可能性があるので、要注意です。
最初は時間を気にせず、できるところから解いて問題ありません。
何度も解くことで、自分の得意・苦手が明確になります。
TOEIC公式が出している「500点超え」にフォーカスした問題集があるので、こちらを活用しましょう。
公式TOEIC Listening & Reading 500+
2〜3ヶ月で500点を狙う学習計画
本来、言語学習はじっくりと時間をかけるものです。
しかし、何ヶ月も継続するのもエネルギーがいるので、ここでは短期間の学習計画を解説します。
1日の学習時間の目安
無理に長時間やるより毎日少しでも継続する方が効果的です。
ですが、学習時間を取れなかった日でも自分を責めないでください。
私の経験上、自分を責めてプレッシャーを与え続けると継続が難しくなります。
学習時間については「1日30分から」始めてみましょう。
「体力」がついてきたら、2週目から「1日1時間」などと勉強時間を延ばしていきましょう。
それぞれのレベルにもよりますが、「平日は1〜2時間」「休日は4〜5時間」を3ヶ月間続ければ、かなり英語力がついてきます。
繰り返しになりますが、習慣ができるまでは無理はせず、1日30分からの学習で十分です。
2〜3ヶ月の学習ロードマップ
あくまで「目安」ですが、下記のような3ヶ月間のスケジュールで学習を進めましょう。
1ヶ月目:文法+語彙の基礎
「キクタン英文法」を2周、「キクタン」を3周くらいできると「基礎」ができ始めます。
2ヶ月目:Part5と短文読解
文法と語彙の基礎はできている前提で、短文の読解に努めましょう。
この間も語彙や文法の勉強は欠かさないようにしましょう。
並行してリスニングの勉強もできるとベストです。
3ヶ月目:公式問題集で仕上げ
3ヶ月目の前半はPart7対策とリスニング対策を中心にしましょう。
Part7を解いていてわからない語彙や文法が出てきたら、その都度、調べましょう。
3ヶ月目の後半は公式問題集で演習を繰り返し、最後の仕上げに入っていくイメージです。
学習のポイント
まず何より大切なのは「継続すること」です。
多くの人が継続できずに英語学習をやめてしまいます。
まずは「1日30分」からの「スモールスタート」がおすすめです。
慣れてくるまでは無理に勉強時間を延ばさないようにしましょう。
次にポイントなのは「文法」と「語彙」の勉強を優先すること。
この2つは英語学習の「根幹」になるため、試行錯誤して自分に合った勉強方法を確立させておきましょう。
最悪のケースでリスニングやPart5/7の勉強に手が回らなかったとしても、文法と語彙だけは継続してください。
あとから必ず「味方」になってくれます。
挫折しないためのコツ
学習を継続するためのいくつかの簡単な「考え方」「テクニック」があります。
ここでは、挫折を防ぐポイントをしっかり押さえておきましょう。
最初から完璧を求めない
初心者の最大の落とし穴は、1問1問を完璧に理解しようとすることです。
特に「英単語学習」でこのパターンが多く「必ずこの単語を覚えて次の単語に移らなければ…」と考えてしまいがちです。
最初は50〜60%理解できればOKと割り切り、前に進むことを優先しましょう。



英単語学習については、下記の記事で詳しく解説しています。


学習の負荷を下げる
「継続」と聞くと「骨の折れること」と思ってしまいますが、少し「見方」を変えてみましょう。
- 1日10分だけアプリで勉強してみる
- 問題集の得意な問題だけ解いてみる
- 短い英文を1文だけ読んでみる
- 短い音声を5分間だけ聞いてみる
上記のような小さなステップを毎日繰り返してみましょう。
継続のコツは「達成できるレベルにハードルを下げる」ことです。
勉強・英語学習では「一発逆転」を狙わず、小さなことをコツコツと継続してみてください。
成果が見えない時期の乗り越え方
英語学習は最初の数週間、成果が見えにくいことがあります。
特に初心者の場合は「理想」と「現実」のギャップが大きくなり、成長を感じられないことがあります。
しかし、ある日を境に理解が急に深まることも多く、停滞期は誰にでも訪れます。
「今は力を蓄えている時期」と捉え、無理なく積み上げていきましょう。
モチベーションを維持するために
モチベーションを維持するために、下記のことを実践してみましょう。
- 学習記録をつける(毎日の積み重ねが見えてモチベーションがあがる)
- 周囲の人、または、SNSで「やること」「やったこと」を報告する
- 一緒に学習できる仲間をつくる(SNS上での仲間でもOK)
モチベーションを1人で維持するのは「至難の業」かもしれませんが、仲間がいると簡単に継続できるようになります。
1人で抱え込まず、情報をオープンにしながら学習を実践してみましょう。
初心者が「やらない方がいい」こと
「早く英語ができるようになりたい」という想いが強いと「身の丈に合っていない」学習方法に走ってしまいます。
- いきなり模試に挑戦する
- 難しい長文を選ぶ
- 語彙数が多すぎる単語帳を使う
- テクニックの詰め込みだけに走る
「文法」「語彙」を中心に「基礎」から丁寧に学習を積み上げましょう。
まとめ|基礎を鍛えて最短でTOEIC500点を奪取しよう
TOEIC500点は、「英語力ゼロ」からでも十分に狙えるスコアです。
難しいテクニックや高度な英文読解よりも、まずは次の3つの土台を整えることが重要です。
- 中学英語をベースに、シンプルな英文を理解できる力
- 高校基礎レベルまでの文法・語彙を「素早く」使える運用力
- 短文レベルであれば途切れずに読める基礎読解力
この記事では、その土台をつくるために、次の7つのステップをご紹介しました。
- 文法の基礎を固める
- 基本の語彙を優先的に覚える
- Part5(文法問題)で瞬発力を鍛える
- 短い英語を毎日聞く
- Part7で読解の土台を作る
- 音読とシャドーイングで処理速度を上げる
- 公式問題集で実戦形式に慣れる
これらを「2〜3ヶ月の学習計画」に落とし込めば、英語が苦手な人でも着実に500点に近づいていきます。
ポイントは、完璧を求めすぎず、負荷を下げながら「毎日少しでも継続すること」です。
今日からできる具体的な一歩としては、次のような流れがおすすめです。
- 目標受験日と「500点」のゴールをカレンダーに書き込む
- 文法書と単語帳をこの中から1冊ずつ選び、まずは1日30分だけ取り組む
- 学習記録ノートやアプリを用意して、勉強した日を必ず見える化する
英語学習は、「一気に劇的に変わる」ものではなく、小さな積み重ねがある日まとまって花開くものです。
500点を超えた頃には、「英語の基礎が整ってきた」という実感とともに、その先の600点・700点も現実的な目標になってきます。
焦らず、自分のできるペースからで大丈夫です。
この記事で紹介したステップを自分なりの形にアレンジしながら、少しずつ前に進んでいきましょう。









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