- Part5に苦手意識があり、これまで文法を避けてきた…
- Part5や文法を強化するうえでおすすめの1冊を知りたい
- Part5の勉強法を習得して、苦手を克服したい!
「文法」という言葉を聞くと「アレルギー反応」が出てしまう。
避けて通ってきたけれど、そろそろ向き合わないとTOEICの点数が伸びない…。
でも、どうやって参考書を選んで、どうやって勉強したらスコアが伸びるのか、不安に思っていませんか?
私はこれまで「何十回」とTOEICを受験し、Part5を得点源にする方法を熟知しています。
そんな私が、今回は「プロ目線」でTOEIC Part5対策におすすめの参考書と勉強方法を解説します。
今、立ち止まってしまっていても大丈夫です。この記事をキッカケに、大きくスコアを伸ばすことができます。
ぜひ最後までお読みいただき、Part5を攻略し、大幅なスコアアップを目指しましょう。
- TOEIC Part5攻略におすすめの参考書
- TOEIC Part5攻略のための勉強方法
- 独学でTOEIC Part5対策ができないときの対応方法
- なぜPart5や文法が大切なのか?
執筆者の実績については、下記のとおりです。
詳しく知りたい方は、ぜひプロフィールをご覧ください。

TOEIC Part5とは?構成・問題数・難易度をまず押さえよう
まずは、前提としてTOEIC Part5の「問題構成」や「難易度」を整理しましょう。
Part5の問題構成
TOEIC Part5は、リーディングセクションの最初に配置される「短文穴埋め問題」です。
1つの英文に空欄があり、4つの選択肢から最も適切な語句を選ぶ形式になっています。
例題を示しておきたいと思います。
The manager emphasized that all employees must submit their reports ______ the end of the week.
(A) by
(B) until
(C) during
(D) from
高校英語で習うようなシンプルな問題もありますが、語彙も文法も難易度が高く選択肢にかなり迷うものもあります。
HITO上記の問題の正解は「〜までに」を表す前置詞の「(A) by」です。
Part5の問題数
出題数は「30問」です。
内容としては、文法・語彙・品詞・語法など、いわゆる「英語の基礎力」がストレートに問われるパートです。
後ほど「時間配分」についても触れますが、「10分」を目安に解答したいパートです。
Part5の難易度
一見すると文章も短く、「ここはサクサク解けそう」と感じる人も多いですが、実際には時間を使いすぎてしまい、後半のPart7で時間切れになるケースが多く見られます。
Part5は「簡単そうに見えるけど、実は戦略が必要なパート」です。
まずはその性質を正しく理解することが、スコアアップの第一歩になります。
また、近年ではTOEICの問題が全体的に難化しており、私もPart5で「これはわからない…」という問題が出ることがあります。



満点を目指すのであれば、完璧に押さえたいパートです。
なぜPart5でつまずく人が多いのか?
TOEICではPart5やPart7でつまづく人が多い印象ですが、ここではPart5でつまづく理由について紐解いていきましょう。
解けそうで解けないPart5
Part5で苦戦する原因は、単に「文法が苦手だから」だけではありません。
多くの場合、
- 正解がわからない
- でも、なんとなく気になる選択肢がある
- もう少し考えれば解けそうな気がする
この「解けそうで解けない状態」にハマってしまい、1問に「必要以上」の時間をかけてしまうのです。
Part5で時間を浪費してしまう理由
また、Part5は「短文で判断しなければならない」ため、
- 品詞の見抜き
- 語法の瞬間的判断
- 文構造の把握
といった処理を、かなりスピーディーに行う必要があります。
ここで判断が遅れる人ほど、「迷い→再読→さらに迷う」という悪循環に陥りやすくなります。
Part5でつまづかないために
Part5でつまづかないためには「読解力」の強化が必要です。
短文を読むスピードが上がれば、時間にも余裕が生まれます。
そして、読解力を上げるためには「文法」を鍛えなければいけません。
「文法の基礎」が安定していれば、その後の「伸び」も大きくなります。
ぜひ、本記事で紹介している参考書をベースにPart5対策・文法対策を実施してみてください。
Part5の「時間配分」
ここからはPart5の「時間配分」について解説します。
リーディングパート全体の「時間配分」については下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。


Part5 解答時間の目安
時間を細かく設定している人もいますが、私は「10分」を目安にしています。
1問の解答時間で言うと「20秒」です。
ただ、実際には「5〜10秒」かかる問題や「25〜30秒」かかる問題などバラツキがあります。
例えば、下記のような問題なら20秒もかかりません。
The company plans to hire an additional staff member to handle the increasing workload more ______.
(A) efficient
(B) efficiently
(C) efficiency
(D) effective
正解は「(B) efficiently」で、「more + 副詞」という形になっています。
この問題は全文読む必要はなく、
前半の「The company plans to hire an additional staff member」の部分まで読んで、「なるほど。とある企業が新たに従業員を増やそうとしているんだ」→「つまり、作業の効率化をしたいのかな?」→「より効率的に(more efficiently)」と予測するのもひとつです。
セオリーに従うのであれば、「to handle the increasing workload more ______ 」を読んで「handle(対処する)」という動詞を修飾するから「副詞だな。よってefficiently」と判断します。
moreがある時点で「形容詞」か「副詞」の2択になるので、かなり選択肢を絞りやすい問題です。
ところが、下記のような問題は「全文を読んで前後の文脈で判断する」ため、時間がかかります。
The director expressed his ______ about the sudden resignation of the project leader.
(A) concern
(B) interest
(C) awareness
(D) intention
語彙知識がないと解けないうえに文脈判断も必要なので、認知的な負荷も大きいです。
ちなみに、正解は「(A) concern:懸念」で「そのディレクターは、プロジェクトリーダーの突然の辞任に懸念を示した」となります。
解答スピードを上げる方法
先ほどの例題にもあったように「問題によって時間配分にもバラツキがある」あると認識しておくことが大切です。
時間配分と聞くと「一定」というイメージを持ちますが、実際にはそうではありません。
「時間の強弱をうまく利用する」感覚が身につくと、「読解スピード」も上がっていきます。
「この問題はイージーだから5秒で解く」「この問題は文脈判断だから30秒使う」というように判断を変えていきます。
TOEICの高得点者は、おそらく無意識かと思いますが、呼吸をするように強弱をつけて解答しています。
読解スピードの変え方を習得するためには、やはり「文法知識」が必須です。



最初は気持ちが乗らないかもしれませんが、徐々に英文法を身に着けていきましょう。
解答スピードの本質
最後に「解答スピードの本質」に迫りましょう。
「解答スピードが早い=読むスピードが早い」というよりも「判断のスピード」が早いというのが正しいです。
判断スピードを上げるためには、それを裏付ける「根拠」や「確信」が必要です。
つまり、「解答スピードを上げたければ文法力を強化する」というのが「本質」です。
他の記事でも口うるさく「文法は大事」と書いていますが、文法強化が遠回りのようで「近道」なのです。
【レベル別】TOEIC Part5のおすすめ問題集
さて、ここからは「Part5対策におすすめの問題集」について見ていきましょう。
「TOEIC×文法対策」については下記でも詳しく解説していますので、参考にしてください。


初学者〜500点台
初学者〜500点台の人は「解説が丁寧で文法の理屈がわかる」構成の問題集を選びましょう。
TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問
TEX加藤先生の「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は愛用者も多い名著です。
その名著の「初学者〜500点向け」バージョンがこちらの問題集です。
文法解説がとても丁寧で、TOEIC Part5の演習も多く積めるので、効率的に英語学習ができる1冊です。
中学英語からやり直すことができ、初学者には優しい構成になっています。
一方で、中級者以上には「簡単すぎる」と感じられることがあるので、その場合は「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」にトライしてみてください。
600〜700点台
これくらいの点数からは「演習中心」で経験を積んでいきましょう。
ただし、基礎は大切なので「解説が丁寧なもの」を選びましょう。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
TOEIC Part5で出題されるパターン・傾向の解説が丁寧で、まさに「王道」の1冊です。
これをやり込むだけでも十分にPart5の完成度が高まるので、まずは取り組んでみてほしいです。
TOEIC(R) L&R TEST ロジカル英文法 Part 5 文法語彙 600問
「文法用語」が簡潔に整理されており、各問題のQRコードを読み込むと「解き方動画」を見られるのが特徴です。
ターゲットレベルは「600点」「700点」「800点」「900点」「990点」と分かれています。
「900点」「990点」レベルの問題は、なかなかの難問です。
中級者にはハードルが高い問題もあるので、まずは「600〜800点」の問題でしっかりと足腰を鍛えるのをおすすめします。



巻末に10回分(Part5のみ)の模試や「重要単語リスト」が掲載されているのもGood Pointです。
800〜900点台
800〜900点台を目指す人は、難問にトライし続けるのが良いと思います。
文法は習得できているはずなので、難問を解きながら、複雑な文構造や文法への理解度を上げていくと良いでしょう。
極めろ! リーディング解答力 TOEIC® L&R TEST PART 5&6
「極めろ!」シリーズは、日本と同じくTOEIC受験大国の韓国発の問題集です。
旧版の著者はイ・イクフン先生ですが、新版はイ・イクフン語学院とスタディサプリで有名な関 正生先生の共著です。
関先生も加わったことで、さらにわかりやすくブラッシュアップされています。
- 「1,158問」と収録問題数が豊富
- 「文法解説」と「出題ポイントの解説」が丁寧
- 語彙の難易度が高く、語彙力も鍛えられる
といったあたりが大きな特徴です。



700点を超えたあたりからは、この1冊だけでも十分に得点アップが狙えます。
TOEIC L&R TEST 990点獲得 Part 5&6 難問模試
最後に紹介する1冊は「990点取得に向けた仕上げの1冊」です。
選択肢に迷うような難問だらけなので、中途半端なレベルでは手を出さないほうがいいかもしれません。
「安定的に900点オーバーを取れる」ようになってから取り組むと、最後にもう「ひと伸び」スコアアップが期待できます。
「TOEIC(R) L&R TEST ロジカル英文法 Part 5 文法語彙 600問」や「極めろ! リーディング解答力 TOEIC® L&R TEST PART 5&6」を仕上げてから、最終仕上げで取り組みましょう。
TOEIC Part5の効果的な勉強法
ここでは、Part5の勉強方法で意識したいポイントを解説します。
品詞や文法用語を整理する
「品詞や文法用語を覚えるのがめんどくさい…」と思うかもしれませんが、結局は覚えるほうが「近道」です。
数学で言うところの「公式」なので、文法知識なしでは正答にたどり着くことができません。
先ほど紹介した参考書は「文法解説」が丁寧なものばかりです。
問題を解いたあとに文法解説も読み込み、理解を深めていきましょう。
それでも文法理解が進まない場合は、文法書に立ち返るのが大いに効果的です。
初学者は「一億人の英文法」が良いと思います。
中級者以上で深く文法を理解したい人には「真・英文法大全」がおすすめです。
文法と一緒に「語彙」も押さえる
「文法学習」単体で終わらせてしまうともったいないので、語彙も一緒に押さえるようにしましょう。
「ロジカル英文法」や「極めろ!リーディング解答力」は「単語リスト」も充実しているため、一石二鳥な問題集です。
語彙が増えただけで「英文読解が前よりできるようになった」ということはよくあります。
文法と同時にしっかりと鍛えていきましょう。
正解した問題・不正解の問題の扱い方
問題集を解いていて、「理屈がわかったうえで」正解した問題は、復習は不要です。
正解の理屈がわかっているので、同じパターンの問題であれば、何度やっても正解になります。
一方で、不正解の問題を「雑に」扱う人が一定数いるように思います。
不正解の問題の扱い方こそが重要です。
- 不正解だった問題の解説を読む
- 解説の「ロジック」「意味」を理解する
- 文法用語を含め解説の「ロジック」「意味」がわからなければ、文法書を読む(AIに聞くのでもOK)
- 同じパターンの問題を解く
- 問題の傾向や解き方のロジックがわかっていれば、クリア
このようなステップで「不正解をつぶしていく」と文法理解が高まり、Part5の得点が伸びるようになります。
TOEIC Part5問題集の「正しい」使い方
「TOEICの問題集を買ったけれど、使い方がわからない…」という人もいるので、ここでは問題集の「正しい」使い方を解説します。
問題集の意図・狙いを理解する|「はじめに」「問題集の使い方」を押さえる
問題集には「はじめに」「問題集の使い方」のページが、ほぼ必ず設けられています。
そこには「参考書をこうやって使ってほしい」という著者の意図が明確に書かれています。
問題集を作った著者が、その問題集に一番詳しいはずなので、その「意図」や「狙い」に沿った学習が「最大効率化」された学習ということになります。
変にオリジナルを追求せずに、著者の意図に沿った問題集の使い方をしましょう。
私は「はじめに」「問題集の使い方」の「これは押さえたい」という箇所にはマーカーを引いておきます。
問題を解きながらときどき振り返り、「ここがポイントだったな」という部分を見返すようにしています。
問題集の全体像をつかむ|目次と全ページの確認
大まかな理解で良いので「目次」と「全ページの流し読み」で全体像をつかみましょう。
同じTOEIC Part5の問題集だとしても、問題集ごとに「構成」が異なります。
「名詞」をチャプター1に置いているものもあれば、「動詞」をチャプター1に置いているものもあります。
何が良い・悪いということではなく、著者や出版社の意図があるため、その「流れ」を最初に大まかにつかんでおくと問題に取り組みやすくなります。
「関係代名詞が苦手で、できるだけ早く克服したい」と考えているのであれば、先に「関係代名詞」の部分から取り組むのもひとつの手です。
「先に関係代名詞から取り組むと全体の流れを逸脱し、学習効率が落ちる」ということもあるため、最初に「全体像」をつかんでおくことが大切です。
学習計画を立てる
問題集の全体像を把握したら「学習計画」を立てます。
学習計画の立て方は、下記のようなイメージです。
- 1日のスケジュールから「捻出できる学習時間」を割り出す
- 大まかに「1ページ or 1チャプターを終わらせるのに何分かかる」と割り出す
- 1日に進められるページ数 or チャプター数をもとに、カレンダーに計画を書き込む
このような手順で学習計画を立てますが、ポイントは「休息日や余白をしっかりと設けておくこと」と「学習計画に無理があった場合はすぐに修正すること」です。
はじめのうちはやる気があるので「1日3時間」など、オーバーペースな計画を立ててしまいます。
それだと必ず「計画倒れ」になってしまうので、「休息日や余白」を設け、スケジュールが狂った際にはリカバリーできるようにしておきましょう。
私の場合は「毎日1時間」というよりは「1週目は30分」「2週目は1時間」「3週目は2時間」と学習に慣れるにつれて学習時間を増やすやり方をすることが多いです。
問題集に取り組むときの考え方
計画まで立て終わってしまえば、あとはサイクルを回し、必要に応じて計画を修正するだけです。
「問題集を10周する・100周する」という考え方の人がいますが、私はあまりおすすめしません。
単語学習のような「暗記」であれば、何周もしても良いですが、問題集ではスタンスが変わります。
というのも、Part5のような文法問題であれば、文法事項を理解して、解答のロジックさえわかれば、同じパターンの問題はすべて解けるはずです。
数学の方程式と同じで、それを覚えて理屈を理解すれば、類似問題はすべて「解」にたどり着けるはずです。
問題集に取り組むときは「あとでまた解くからざっくりの理解でいいや」というスタンスはNGです。
「文法事項と正答にたどり着く理屈を必ずこの1回で覚える」というスタンスで臨みましょう。
独学でPart5が伸びないときはどうする?
ここまでお伝えしてきたとおり、Part5のスコアを伸ばすには、
- 文法理解
- 語彙強化
- 十分な演習量
この3つの掛け算が必要です。
しかし、 「自分ひとりではどうしても理解が浅くなってしまう」 「机に向かう時間が取れない」 「継続がツラい」 と感じる人も多いはずです。
そこでおすすめなのが、 スマホでスキマ時間に学べるTOEIC対策アプリです。
特に、私自身も使っていて人にすすめやすいのが 「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」と「Santaアルク」です。
スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)
スタディサプリENGLISHは、 「動画講義」×「本番そっくりの演習問題」を スマホ1台で完結できるのが最大の特徴です。
- 関 正生先生の神授業で、文法が「根っこから」理解できる
- TOEIC本番そっくりのPart5問題を大量に解ける
- 1問ごとの解説がとても丁寧で、「なぜその答えになるか」が腹落ちしやすい
- 通勤・通学中などのスキマ時間に、スマホだけで学習できる
文法アレルギーがある人でも、 講義形式で耳からインプットできるので、 参考書だけではなかなか進まない人に特に相性が良いです。
また、Part5だけでなくPart6・Part7の読解問題もカバーできるため、 リーディング全体の底上げにもつながります。
「自力で文法を整理しきれない」「ひとりだとどうしても続かない」という人は、 参考書学習にプラスしてスタサプを取り入れると、 学習のリズムがかなり整えやすくなります。
Santaアルク
一方で、Santaアルクは AIによるスコア予測と弱点分析が強みのアプリです。
「どこを伸ばせば一番スコアが上がるのか?」をデータにもとづいて教えてくれます。
- 数問解くだけで現在のスコアをAIが予測してくれる
- 苦手なパート・設問タイプを自動で分析してくれる
- Part5・文法問題の分析精度が高く、弱点をピンポイントで補強できる
- 短時間でも「自分に必要な問題」だけを効率的に解ける
スタサプが「全体の基礎固め・底上げ」だとすると、 Santaアルクは「弱点つぶし特化のピンポイントトレーニング」というイメージです。
「試験日まであまり時間がないけれど、あと50〜100点伸ばしたい」
「自分の弱点がぼんやりしていて、何から手をつければいいかわからない」
そんな人には、まずSantaアルクで現在地と弱点を把握したうえで、 必要な問題だけを集中的に解いていく学習スタイルが効果的です。
問題集×アプリ学習でPart5対策を加速させよう
この記事で紹介してきたようなPart5参考書で基礎を固めつつ、 スタディサプリやSantaアルクを使って演習量と弱点補強を一気に進めるのが、 私が考える最も効率の良い学習スタイルです。
- 机に向かえる時間は「問題集」でじっくり文法・語彙を整理する
- スキマ時間は「アプリ」でPart5の問題演習をどんどん回す
- Santaアルクの分析結果を見ながら、「弱点パターン」を重点的につぶす
このサイクルを回していくと、Part5の正答率だけでなく、 リーディング全体のスピードと安定感も大きく変わってきます。
「独学だけでは限界を感じている」「もう一段階上のスコアを狙いたい」という人は、 ぜひアプリも上手に取り入れながら、Part5攻略をブーストさせましょう。
まとめ|Part5を攻略すればTOEIC全体がラクになる
TOEICのPart5は、「短文だし、サクッと終わりそう」と思われがちです。
実際には文法・語彙・品詞・語法といった英語の土台がストレートに問われる、かなりシビアなパートです。
逆にいえば、ここで問われている力をしっかり鍛えることができれば、
- Part5の正答率アップ
- Part6・Part7の読解スピード向上
- リスニングを含めた「英語力そのもの」の底上げ
とTOEIC全体に良い影響が広がっていきます。
この記事では、
- Part5の構成や難易度の整理
- つまずきやすい理由とその本質
- レベル別のおすすめ問題集
- 参考書の正しい使い方と学習計画の立て方
といった内容をお伝えしてきました。
もし今「文法は苦手だし、Part5は見るだけでイヤになる」と感じていても大丈夫です。
文法はセンスではなく、ルールとパターンをひとつずつ押さえていく作業です。
- この記事で紹介した中から自分のレベルに合った問題集を1冊選ぶ
- 「はじめに」「使い方」を読んで、著者が想定する学習の意図・流れを理解する
- 無理のないペースで学習計画を立て、間違えた問題を丁寧につぶしていく
この3ステップから始めてみてください。
Part5が安定してくると、TOEICの試験中に感じる「焦り」や「時間に追われる感覚」が、少しずつ和らいでいきます。
それは単なるスコアアップだけでなく「英語がわかる」「英文を読むのが前よりラクになった」という実感にもつながります。
今は苦しく感じる瞬間もあるかもしれませんが、今日選んだ1冊と向き合う時間は、必ずあなたの英語力と自信になって返ってきます。
少しずつPart5の苦手意識を手放していきましょう。
そして、「文法アレルギーだった自分が、むしろPart5を得点源にしている」という未来を、これからつくっていければと思います。








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