【960点プロ厳選】TOEIC Part2問題集10選|変化球攻略ロードマップ

【960点プロ厳選】TOEIC Part2問題集10選|変化球攻略ロードマップのアイキャッチ画像。間接応答(変化球)への対策も網羅したレベル別おすすめ参考書を紹介。
  • Part2が苦手で、毎回数問落としてしまう…
  • 「聞き取れているのに正解できない」のはなぜ?
  • Part2対策におすすめの問題集が知りたい
  • 間接応答(変化球)への対応力を身につけたい

TOEICのリスニングセクションで、多くの受験者が苦戦するのがPart2です。

「問題文も応答も短いのに、なぜか正解率が安定しない」という経験はないでしょうか?

実は、Part2が難しいのには明確な理由があります

そして、その理由を理解せずに闇雲に問題を解いても、スコアは思うように伸びません。

私はこれまで何十回もTOEICを受験し、Part2を得点源にする方法を熟知しています。

この記事では、Part2対策に本当に効く問題集を厳選し、あなたのレベルや課題に合わせた選び方を徹底解説します。

単なる「おすすめランキング」ではなく、「なぜその本があなたに必要なのか」「どう使えば効果が出るのか」まで踏み込んだ「完全保存版」のガイドです。

この記事でわかること
  • TOEIC Part2が「魔のパート」と呼ばれる理由
  • 失敗しないPart2問題集の選び方(3つの基準)
  • レベル別・課題別のおすすめ問題集10選
  • アプリで効率化する現代的な学習スタイル
  • 問題集の効果を最大化する「3段階」学習メソッド

執筆者の実績は下記のとおりです。
詳しく知りたい方は、ぜひプロフィールをご覧ください。

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目次

なぜTOEIC Part2は「魔のパート」と呼ばれるのか?

まずは、Part2がなぜこれほど多くの受験者を苦しめるのか、その本質を理解しましょう。

「短いから簡単」は大きな誤解

Part2は全25問、1問あたりわずか数秒で終わります。
Part3やPart4のように長い会話を記憶する必要もなく、一見簡単そうに思えます。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

長い会話であれば、たとえ1語聞き逃しても前後の文脈から推測できます。

ところがPart2は、質問文と応答文がそれぞれ1文ずつ。
文脈がほとんどないため、冒頭の1語を聞き逃しただけで全滅することもあります。

例えば、

  • When does the meeting start?(会議はいつ始まるの?)
  • Where does the meeting start?(会議はどこで始まるの?)

冒頭の”When”と”Where”を聞き分けられなければ、正しい応答を選ぶことは不可能です。

Part2は「短い」のではなく、「短いからこそ集中力と正確性が求められる」パートなのです。

近年の傾向|「素直に答えない」応答の急増

さらに厄介なのが、近年急増している「間接応答(Indirect Response)」という「変化球」です。

従来のPart2は比較的わかりやすい問題でした。

  • Q:”When does the meeting start?”(会議はいつ始まるの?)
  • A:”At two o’clock.” (2時です)

しかし最近のTOEICでは、以下のような応答が増えています。

  • Q:”When does the meeting start?”
  • A①:”Ask Mr. Tanaka.”(田中さんに聞いて)
  • A②:”Hasn’t the email been sent out?”(メール送られてない?)
  • A③:”It’s been canceled.”(中止になったよ)

「いつ?」と聞かれて時間を答えないパターンです。

これは実際のビジネス会話では自然ですが、TOEIC学習者にとっては大きな壁となっています。

このような「変化球」に対応するには、単語を聞き取る力だけでなく、会話の意図を瞬時に推測する論理的思考力が必要です。

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私も最初はこの「変化球」にかなり苦戦しました。
対策本で練習を積むことで、徐々に対応できるようになりました。

Part2を制する者がリスニングセクションを制する

Part2は全25問。
リスニングセクション100問の4分の1を占めます

ここで確実に得点できれば、リスニングスコアは安定します。

逆にPart2で崩れると、その後のPart3、Part4にも悪影響が及びます

なぜなら、Part2で身につく「冒頭を正確に聞き取る力」「ひっかけを見抜く力」は、すべてのパートに共通する基礎スキルだからです。

Part2を得点源にすることが、リスニングセクション全体のスコアアップへの最短ルートといえます。

失敗しない!TOEIC Part2 問題集の選び方|3つの基準

問題集選びで失敗する最大の原因は、「人気があるから」「Amazonでランキング上位だから」という理由だけで選んでしまうことです。

本当に自分に合った問題集を選ぶには、以下の3つの基準で考える必要があります。

【基準1】レベル・目標スコア|「解説重視」か「演習量重視」か

初心者(〜600点目標)の場合

まずは「なぜ正解なのか」「なぜ不正解なのか」を論理的に理解することが最優先です。

1問1問に丁寧な解説がついている「解説重視型」の問題集を選びましょう。

問題数は少なくても構いません。

理屈がわからないまま数をこなしても、実力はつきません。

中級者以上(600点〜)の場合

英語の基礎はできているので、あとはパターンに慣れることが重要です。

「演習量重視型」の問題集で、さまざまな出題パターンを体に染み込ませましょう。

600問、800問といった大量演習ができる問題集が効果的です。

【基準2】学習スタイル|「机でじっくり」か「スキマ時間(アプリ)」か

平日は通勤時間や昼休みしか勉強時間が取れない人には、新書サイズの「特急シリーズ」やアプリ対応の教材がおすすめです。

満員電車の中でも片手で開ける携帯性は、継続学習の大きな武器になります。

一方、週末にまとまった時間が取れる人は、CDやダウンロード音声を使って、机でじっくり取り組むタイプの問題集が向いています。

abceedなどのアプリで音声管理できる書籍も増えているので、「書籍で学習、音声はアプリで」というハイブリッド学習も可能です。

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通勤時間に「特急シリーズ」、週末は「でる600問」というような使い分けがおすすめです。

【基準3】弱点特化|「基礎の聞き取り」か「難問・ひっかけ対策」か

自分の弱点を明確にすることも重要です。

例えば、「英語の音そのものが聞き取れない」という人は、基礎的なリスニング力を鍛える必要があります。

その場合は、ディクテーションやシャドーイングができる教材を選びましょう。

発音の基礎から丁寧に解説している問題集が効果的です。

「聞き取れているのに正解を選べない」という人は、ひっかけパターンや間接応答への対策が必要です。

難問特化型の問題集で、ロジックを学びましょう。

「なぜその応答が正解なのか」という思考プロセスを身につけることが重要です。

【初心者〜600点】TOEIC Part2の基礎耳を作る!おすすめ問題集3選

ここからは、レベル別・課題別に厳選したおすすめ問題集を紹介します。

まずは初心者向けの3冊からです。

『TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2』

推奨レベル:初級(〜500点)
価格帯:880円
問題数:Part2は約80問

こんな人におすすめ
  • TOEICを初めて受験する
  • リスニングに苦手意識がある
  • 英語の音に慣れていない

大人気「特急シリーズ」の初心者向け版です。

最大の特徴は新書サイズで持ち運びやすいこと。
満員電車の中でも片手で開けます。

難しい単語は極力排除されており、まずは英語の音に慣れる」ことに集中できます。

語注も充実しているため、辞書なしで学習を進められます。

活用のコツ

通勤電車の中で毎日5問ずつ解く。

音声はabceedアプリで管理すると便利です。

倍速再生機能を使えば、徐々に負荷を上げていくこともできます。

『世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1-4 リスニング)』

推奨レベル:初級〜中級(400〜600点)
価格帯:1,980円
問題数:Part2は約50問

こんな人におすすめ
  • 「なぜそうなるのか」を論理的に理解したい
  • 独学で挫折した経験がある
  • 講義形式で学びたい

スタディサプリでもお馴染み、関 正生先生の解説本です。

「丸暗記ではなく理解する」ことを重視した内容で、Part2の頻出パターンを論理的に解説してくれます。

特に、「5W1H疑問文」「Yes/No疑問文」「平叙文」などのパターン別攻略法が詳しく、初心者が陥りがちな「なんとなく解く」という罠から抜け出せます

活用のコツ

まずは解説を読んで理解してから問題を解く。

復習時は音声を聞きながら、関先生の解説を思い出すと定着します。

「なぜこの応答が正解なのか?」を自分の言葉で説明できるようになるまで、繰り返し読み込みましょう。

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関先生の解説は「そういうことだったのか!」と腑に落ちる瞬間が多いです。

理屈で理解したい人には特におすすめの1冊です。

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集(最新版)』

推奨レベル:全レベル
価格帯:3,630円
問題数:Part2は2回分(50問)

こんな人におすすめ
  • 本番と同じ環境で練習したい
  • 本番のナレーターの声質に慣れたい
  • 総合的な実力を測りたい

ETS(テスト制作機関)が作成する公式問題集です。

本番と全く同じプロセスで作られており、ナレーターも本番と同じ人が担当しています。

他の対策本をやり込んだ後、本番直前の仕上げとして使うのが最も効果的です。

ただし解説はややあっさりしているため、初心者が最初に使うには向きません

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ある程度基礎が固まってから取り組むのがおすすめです。

活用のコツ

試験1週間前に、本番と同じ時間帯・同じ環境で解く。

間違えた問題は徹底的にディクテーションして、聞き取れない音を潰していきます

特にPart2は、「なぜその応答が正解で、他の選択肢が不正解なのか」を論理的に説明できるようになるまで分析しましょう。

【中級者:600〜800点】TOEIC Part2の難問を攻略!おすすめ問題集3選

基礎が固まってきた中級者は、演習量とひっかけパターンの習得に重点を置きましょう。

『TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問』

推奨レベル:中級〜上級(600〜800点)
価格帯:2,200円
問題数:Part2が600問(模試24回分)

こんな人におすすめ
  • とにかく問題数をこなしたい
  • あらゆるパターンに対応できるようになりたい
  • 間接応答(変化球)に強くなりたい

Part2対策のバイブル的存在です。その名の通り600問という圧倒的な演習量を誇ります。

最大の特徴は、近年の難化傾向を反映した「ひねった問題」が多く収録されていること。

改訂版では特に間接応答のパターンが充実しており、「いつ?」と聞かれて「時間を答えない」ような変化球への対応力が身につきます。

解説も丁寧で、不正解の選択肢についても「なぜ間違いなのか(類似音のひっかけ、文脈の不一致など)」が詳しく説明されています。

注意点

本番よりもやや癖のあるナレーター(特にオーストラリア・イギリス英語)が含まれているという声もあります。

ですが、これは高地トレーニングとしてプラスに働きます。

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普段から負荷の高い音声で練習しておけば、本番が楽に感じられます。

活用のコツ

1日25問を毎日解く。

間違えた問題はノートにまとめ、自分の「ひっかけパターン」を可視化しましょう。

「類似音に弱い」「時制の不一致に気づけない」など、自分の弱点タイプが見えてきたら、そこを集中的に潰していきます

『TOEIC(R) L&Rテスト 究極のゼミ Part 2 & 1』

推奨レベル:全レベル(特に理屈を知りたい層)
価格帯:2,200円
問題数:Part2は約150問

こんな人におすすめ
  • 「なぜこの選択肢が正解で、あれが間違いなのか」を理解したい
  • 自分の弱点タイプを診断したい
  • 講義形式・ゼミ形式が好き

TOEIC指導の第一人者、ヒロ前田氏による「ゼミ形式(対話形式)」の参考書です。

先生と生徒の対話を通じて、正解への思考プロセスが丁寧に解説されます。

「この音が聞こえたら、この選択肢は消せる」という消去法のロジックを学べるのが最大の魅力です。

また、弱点診断テストがついており、「時制に弱い」「類似音に引っかかる」など、自分の弱点タイプを特定できます。

活用のコツ

まずは弱点診断テストを受けて、自分の課題を明確にする。

その後、該当するユニットを集中的に学習します。

対話形式の解説を読みながら、「自分だったらどう考えるか?」と思考を巡らせることで、理解が深まります。

『TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル』

推奨レベル:中級〜上級(700点〜)
価格帯:924円
問題数:Part2は約120問

こんな人におすすめ
  • Part2で7〜8割は取れるが、あと一歩伸びない
  • 難問・ひっかけ問題に慣れたい
  • 本番より少し難しい問題で練習したい

特急シリーズの中でも「難化対策」に特化した1冊です。

基本的な問題は省略し、誰もが間違えやすい「ひっかけ」「早口」「間接応答」ばかりを集めています。

これらの難問を普段から解いておくことで、本番の問題が相対的に簡単に感じられる高地トレーニング効果が得られます。

活用のコツ

『でる600問』などで基礎固めをした後、仕上げとして使う。

間違えた問題は、なぜ引っかかったのかを必ず分析しましょう。

「こういう言い回しのときは、こう応答する」というパターンを頭に叩き込むことで、本番での対応力が格段に上がります。

【上級者:800点〜満点】TOEIC Part2の9割の壁を突破!おすすめ問題集2選

すでに高得点を取得している上級者は、満点阻止問題への対策が必要です。

『TOEIC L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240』

推奨レベル:上級(800点〜)
価格帯:924円
問題数:Part2の難問が約170問

こんな人におすすめ
  • すでに800点以上を取得している
  • Part2で毎回数問落としてしまう
  • 満点を目指している

特急シリーズの上級者向けバージョンです。

普通のレベルの問題は一切なく、上級者でも間違える「満点阻止問題」ばかりを収録しています。

特に、オーストラリア人ナレーターの早口な音声や、二重否定・付加疑問文など、高得点者が苦手とするパターンが網羅されています。

900円という低価格で最高レベルの演習ができるため、コストパフォーマンスは抜群です。

活用のコツ

全問正解する必要はありません。

間違えた問題から、自分の「最後の弱点」を見つけ、そこを徹底的に潰していきます。

特に、「聞き取れているのに正解できない」問題は、論理的思考力の問題です。

なぜその応答が自然なのか、ビジネスシーンを想像しながら理解を深めましょう。

この本は本当に難しいです。

でも、これをやり込んでから本番を受けると、Part2が驚くほど簡単に感じられます

『TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版』

推奨レベル:上級(850点〜満点目標)
価格帯:2,530円
問題数:Part2は約100問

こんな人におすすめ
  • 満点(990点)を本気で目指している
  • 全パートをバランスよく仕上げたい
  • 最後の1%を詰めたい

990点満点を目指す学習者のための問題集です。

全パート収録ですが、特にPart2の問題は「満点を阻む最難関問題」が厳選されています。

解説では、「なぜ上級者でもこの問題を間違えるのか」という心理的な罠まで分析されており、単なる英語力だけでなく、試験テクニックも学べます。

活用のコツ

990点レベルでは、「聞き取れる」だけでは不十分で、「瞬時に意味を理解し、論理的に正解を選ぶ」ところまで到達する必要があります。

間違えた問題は、音声を完璧にシャドーイングできるまで繰り返します。

アプリで効率化!スマホで完結するPart2対策

現代の学習者にとって、書籍だけの学習は非効率です。

アプリと書籍のハイブリッド学習が、最も効果的な学習スタイルといえます。

ここでは、Part2対策に特に効果的なアプリを2つ紹介します。

『abceed(エービーシード)』|人気教材を倍速再生&自動採点

料金:無料(一部機能は有料プラン)
対応教材:特急シリーズでる600問公式問題集など

こんな人におすすめ
  • 音声をスマホで一元管理したい
  • 倍速再生で効率的に学習したい
  • 自動採点で学習記録を残したい

多くの人気TOEIC教材の音声をアプリ内で購入・管理できるプラットフォームです。

最大の魅力は音声再生の効率化です。

CDを取り込む手間がなく、アプリ一つで「1.2倍速」「1.5倍速」などの速度調整が可能。

リスニング力に負荷をかける高地トレーニングに最適です。

また、自動採点と分析機能により、解いた問題が自動で採点され、苦手な問題パターンが可視化されます。

無料版でもマークシート機能や音声再生が利用可能ですが、有料プラン(Pro)では使い放題になります。

私の活用法

通勤時間に1.2〜1.5倍速で聞いています。慣れてきたら1.5〜2.0倍速にチャレンジ。

本番が遅く感じられるようになります。

特にPart2は問題文が短いので、倍速再生との相性が抜群です。

2倍速でも聞き取れるようになれば、本番ではかなり余裕を持って解答できます。

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abceedの学習記録機能で、「今月は何時間勉強したか」が可視化されるのもモチベーション維持に役立ちます。

『シャドテン(Shadoten)』|プロの添削で「聞こえない音」をなくす

料金:月額21,780円(サブスクリプション)
内容:毎日のシャドーイング添削

こんな人におすすめ
  • 聞き取れているつもりなのに間違える
  • 発音に自信がない
  • プロの指導を受けたい

「シャドーイング」に特化したサブスクリプション型アプリです。

プロのコーチが毎日音声を添削してくれます。

重要なのは、「自分が発音できない音は聞こえない」という原則です。

シャドテンでは、自分では気づけない発音のズレ(連結、脱落、同化など)を指摘してくれるため、根本的なリスニング力向上(「英語耳」を作る)に直結します。

また、毎日課題を提出する仕組みがあるため、独学ではサボりがちな人でも継続できます。

TOEIC対策だけでなく、実際のビジネス英会話の基礎力向上にもうってつけです。

活用のコツ

Part2の問題文をシャドーイング教材として使う。

短い文なので、完璧に再現しやすく、達成感も得やすいです。

特に、自分が間違えた問題や聞き取りにくかった問題を重点的にシャドーイングすることで、弱点を効率的に克服できます。

詳しいリスニング対策については、下記の記事も参考にしてください。

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問題集の効果を最大化する!「3段階」学習メソッド

どんなに良い問題集を買っても、「ただ解くだけ」では効果は半減します。

ここでは、問題集の効果を倍増させる具体的な学習メソッドをご紹介します。

STEP1|ディクテーション(書き取り)で「機能語」を聞き取る

やり方
  • 音声を聞いて、聞こえた通りに書き取る
  • スクリプトと照合し、聞き取れなかった部分をチェック
  • 聞き取れなかった部分を重点的に復習
目的

Part 2でよく聞き逃すのは、冠詞(a, the)、前置詞(in, at)、代名詞(him, her)などの「機能語」です。

これらは弱く発音されるため、意識しないと聞こえません。

ディクテーションを行うことで、これまで聞き流していた機能語を正確に聞き取れるようになります。

推奨教材

解説にスクリプトが詳しく載っている『公式問題集』『究極のゼミ』が適しています。

特に初心者は、最初は1問だけでも完璧にディクテーションする練習から始めましょう。

「全部聞き取れた!」という成功体験が、その後の学習意欲につながります。

HITO

私も最初はディクテーションが苦手でしたが、1ヶ月続けたら驚くほど聞き取れるようになりました。

STEP2|リピーティング&シャドーイングで「処理速度」を上げる

リピーティング

音声を一文聞いた後、一時停止して、そっくりそのまま復唱する。

シャドーイング

音声のすぐ後ろについて、影のように復唱する(一時停止なし)。

目的

英語のスピードについていく「音声処理能力」を鍛えます。

Part2の問題文は短いため、シャドーイングの導入として最適です。

長いPart3やPart4でいきなりシャドーイングをするのは難しいですが、Part2なら取り組みやすいです。

練習方法

最初は0.8倍速から始め、徐々に速度を上げていきます。

最終的に1.5倍速でシャドーイングできるようになれば、本番の音声は非常にゆっくりに感じられます。

これがいわゆる「高地トレーニング効果」です。

ツール

アプリ『Shadoten』や、『abceed』の再生速度変更機能を活用しましょう。

特にabceedは手軽に速度調整ができるので、通勤時間などのスキマ時間でも練習できます。

STEP3|瞬間英作文で「応答回路」を作る

やり方
  • 問題文を日本語で見る
  • 瞬時に英語で口に出す
  • 音声を聞いて答え合わせ
目的

Part2は「質問→応答」の流れを瞬時に理解する力が求められます。

この「応答回路」を作るには、自分でも質問文を即座に英語で言えるようになる必要があります。

具体例

例えば、「会議はいつ始まる?」と日本語で見た瞬間に、“When does the meeting start?”と口から出るようになれば、リスニング時の理解速度も格段に上がります。

推奨教材

『でる600問』など、大量の問題が収録されている教材が適しています。

600問すべてを瞬間英作文できるようになれば、Part2で出題される質問パターンはほぼ網羅できます。

具体的な実践方法

通勤電車の中など移動中のスキマ時間に問題集の日本語訳だけを見て、頭の中で英文を作る練習をしましょう。

声に出せない環境でも、頭の中で唱えるだけで効果があります。

HITO

瞬間英作文は、Part2だけでなくスピーキング力の向上にもつながるので、一石二鳥です。

Part2の「ひっかけパターン」を攻略する消去法テクニック

Part2は「正解を選ぶ」のではなく「不正解を消す」アプローチが極めて有効です。

ここでは、実際の試験で使える消去法のテクニックを解説します。

ひっかけパターン1|類似音の罠

特徴

質問中の単語と「同じ音」や「似た音」を含む選択肢は、90%以上の確率でひっかけです。

具体例
  • 質問に”coffee” → 選択肢に”copy”(音は似ているが、同じ文脈では使われづらい)
  • 質問に”file” → 選択肢に”aisle”(ファイルとアイル(通路)。こちらも音は似ているが、同じ文脈では使われづらい)
対策

質問で聞こえた単語と同じ音が応答に出てきたら、まず疑う癖をつけましょう。

本当に正解の場合もありますが、多くの場合は受験者を惑わすためのダミーです。

文脈を確認して、意味が通るかどうかを冷静に判断しましょう。

ひっかけパターン2|主語の不一致

特徴

質問が”Mr. Smith”(He)について聞いているのに、選択肢が”She”や”They”で始まっているなどのひっかけ。

具体例
  • Q:”Has Mr. Smith arrived yet?”
  • A:”She’s in a meeting.” ← 主語が不一致のため「不正解」
対策

質問の主語を必ず確認する習慣をつけましょう。

特に固有名詞(人名)が出てきたときは、その人の性別や単数・複数を意識して聞くことが重要です。

ひっかけパターン3|時制の不一致

特徴

未来の話(Will)を聞いているのに、過去形(did)で答えている場合など。

具体例
  • Q:”Will you attend the conference?”
  • A:”Yes, I did.” ← 時制が不一致のため「不正解」
  • A:”Yes, I will.” ← 時制が一致しているため「正解」
対策

質問の「時制」を正確に聞き取ることが重要です。

特に助動詞(will, would, can, could)の聞き分けができるようになると、時制の不一致に引っかかりにくくなります。

これらのひっかけパターンは、『でる600問』や『難化対策ドリル』で集中的に練習できます。

繰り返し解くことで、「あ、これはひっかけだな」と瞬時に判断できる直感が養われます。

よくある質問(FAQ)

ここでは、Part2対策でよく出てくる質問に答えます。

何冊の問題集をやればいいですか?

まずは1冊を完璧にやり込むことをおすすめします。

初心者なら『初心者特急』または『世界一わかりやすい』を1冊。中級者以上なら『でる600問』を1冊徹底的にやり込みましょう。

1冊を完璧にしてから、次の1冊に進むのが効率的です。
複数の本に手を出して中途半端になるよりも、1冊を3周くらい繰り返すほうが実力がつきます。

どのくらいの期間で効果が出ますか?

個人差はありますが、毎日30分の学習を1ヶ月続ければ、明らかな変化を感じられるはずです。

特にディクテーションやシャドーイングを取り入れると、「聞こえる音」が増えてきます

3ヶ月継続すれば、Part2の正答率が10〜20%上がることも珍しくありません。

Part2だけ勉強してもスコアアップを狙えますか?

Part2対策はリスニング全体の基礎力向上につながりますが、他のパートもバランスよく学習することをおすすめします。

ただし、Part2が苦手で足を引っ張っている場合は、まずPart2を集中的に強化するのもひとつの戦略です。

Part2が安定してきたら、Part3、Part4にも時間を割くようにしましょう。

全体的な学習戦略については、下記の記事も参考にしてください。

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まとめ|自分に合った1冊でPart2を得点源に変えよう

TOEIC Part2は、「短いのに難しい」という特殊なパートです。

だからこそ、自分のレベルと課題に本当に合った問題集を選ぶことが、スコアアップへの最短ルートになります。

レベル別おすすめまとめ

初心者(〜600点)
  • 『TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2』で基礎固め
  • 『世界一わかりやすい TOEICテストの授業』で論理的理解
  • 仕上げに『公式問題集』で本番慣れ
中級者(600〜800点)
  • 『でる600問』で圧倒的演習量
  • 『究極のゼミ』で弱点診断&克服
  • 『難化対策ドリル』で高地トレーニング
上級者(800点〜満点)
  • 『出る問 難問240』で満点阻止問題を攻略
  • 『990点攻略』で最後の1%を詰める
  • 『Shadoten』で発音から根本的に改善

そして重要なのは、問題集を買っただけで満足しないことです。

この記事でご紹介した「3段階学習メソッド」を実践し、1冊を徹底的にやり込むことが、確実なスコアアップに繋がります。

具体的なアクションプラン
  • 今日中に:自分のレベルに合った問題集を1冊選ぶ
  • 今週中に:ディクテーションを10問やってみる
  • 今月中に:選んだ問題集を1周終わらせる

Part2を得点源に変えて、目標スコア達成を実現しましょう!

英語学習は継続が命です。スモールステップで大丈夫です。

毎日少しずつでも続けることで、必ず結果はついてきます。一緒に頑張りましょう。

Part2が安定すると、リスニング全体が安定し、TOEIC全体の手応えが変わります。

HITO

この記事があなたのスコアアップの助けになれば嬉しいです!

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この記事を書いた人

1990年生まれ。
静岡県在住の英語ブロガー。

英語が好きで、大学卒業後は高校の英語教員になるも、1年も経たずに退職。

翌年に大学院に進学し、一念発起で英語の勉強をやり直し。

大学院卒業後は、中小企業に就職し、総務と人事を経験。
2024年4月に転職。

特技は英語。
TOEIC965点。30代で念願の英検1級に合格。

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