- 英語学習において「目標設定」って大切なの?
- 「目標設定」することでどんな「メリット」があるの?
- TOEICの点数を伸ばすのに「目標設定」は「効果的」なの?
- 勉強の「目標設定」がうまくなると「ビジネス」にも応用が効くの?
私はこれまで「正しく」目標設定することで「TOEIC950点オーバー」や「英検1級合格」を勝ち取ってきました。
目標設定がうまければ、ビジネスにも応用が効くため、勉強以外の大きなメリットも得られます。
反対に、目標設定に「失敗する」と学習成果が得られなかったり、モチベーション低下を招きます。
そこでこの記事では以下のことを解説します。
- 英語学習において、なぜ「目標設定」が重要なのか
- 英語学習における具体的な「目標設定方法」と「モチベーション維持」の仕方
- TOEICやビジネスで「目標設定」を上手に活用する方法
この記事を読めば、正しい目標を立て、最短で目標を達成する方法が学べます。

TOEICや英検で伸び悩んでいる人や継続学習で悩んでいる人は「要チェック」です。
英語学習の目標設定が大切な理由とビジネスでも成長する理由
英語学習の目標設定にはコツがあり、コツをつかむとビジネスにも応用できます。



前提として「目標設定が大切な理由」を見ておきましょう。
なぜ英語学習で目標設定が重要なのか?社会人・ビジネスでの価値
英語学習で目標設定が重要な理由は主に2つです。
- 目標を設定することで「何のために勉強しているのか」軸がブレにくくなる
- 目標を設定することでモチベーションを維持できる
英語学習は「超」ロングランです。
計画を立てずに走り続けると「なんのために英語を勉強しているのか」わからなくなります。
また、モチベーション維持も英語学習を成功に導くための大切な要素です。
「なんのために英語を勉強しているのか」迷いが生じると学習を継続できなくなります。
仕事でも同じことが言えます。
「いつまでにタスクやプロジェクトを終わらせるのか」を明確にし、計画的に進めることで「業務効率」が上がります。
自主的に計画を立ててタスクやプロジェクトを進めると充実感を持って仕事をすることができます。
計画の立て方やモチベーションの維持方法は英語学習と通ずるところがあります。
「目標設定」や「計画策定」がうまい人は、仕事でも成果を出しやすいので、評価されます。



英語学習で得た経験と知識をビジネスにも応用することで、相乗効果を期待できます。
英語学習で“ゴール”を持つことの意味とメリット
「TOEICで800点を取る」「海外旅行で通用するスピーキング力を身につける」などの英語学習の具体的な”ゴール”を決めることの「メリット」を考えてみましょう。
ひとつは「将来の自分を具体的にイメージできる」ことです。
「具体的にイメージできることは達成できる」と脳が良い意味で勘違いしてくれるため、「自信」につながります。



英語学習において「強烈な憧れ」というのは、大きな「原動力」になります。
英語学習の目標がないとどうなる?挫折・継続の壁
漠然と「英語を話せるようになりたい」という目標を立てると90%以上の確率で挫折します。
私も「英語を話せるようになりたい」という動機で英語学習を始めました。
ただ、実際に話せるようになるまでの道のりは長く、明確な目標を立てていないときはモチベーションが続きません。
英語学習は継続できれば「ほぼ勝ち」です。



英語学習を継続できるように「目標」を明確にしましょう。
英語学習の目標設定|基本ステップと方法
英語学習の目標設定には「コツ」があります。
ここでは具体的なステップと方法を見ていきましょう。
目標設定の基本ステップ
まずは「何のために英語を学ぶのか」を考えましょう。
- 海外で仕事をしてみたい
- 昇進昇格で必要だから
- 日本で外国人観光客に会ったときに道案内くらいはできるようになりたい
動機は何であっても”目的”を明確にしましょう。
そして、「その目的は自分が本当に達成したいことなのか」も考えておきましょう。
次に目標達成までに必要な「期間(時間)」を決めます。
- 1ヶ月後にTOEICで500点を取る
- 1年後に英検1級に合格する
- 3年後に海外で仕事をする
期間の設定は難しいかもしれませんが、まずは「だいたいの感覚」でいいと思います。



私も「1年後の試験で英検1級に合格する」というような目標設定をしました。
例えば、「1年後に英検1級に合格する」という目標を立てた場合、それに沿った「マイルストーン」を設定します。
- 1ヶ月後:「パス単 1級」を1周終わらせる
- 2ヶ月後:「パス単 1級」の2周目と語彙問題集1冊を終わらせる
- 3ヶ月後:語彙問題集の2周目と長文読解の問題集1冊を終わらせる
便宜上「1ヶ月後の目標」から順番に並べましたが、実際には「逆算」しましょう。
- 英検1級の試験日の1ヶ月前:いつでも受験可能な状態にしておく
- 10ヶ月後:「過去問」を3周以上は解き終わっている
- 9ヶ月後:「長文読解」対策を終えておく



こんなふうに逆算しながら「マイルストーン」を置いていきます。
英語学習における目標設定の「コツ」



私が普段から意識している「コツ」は以下の通りです。
- 現実とのギャップが大きすぎる目標を立てない
- 最初のうちはできるだけハードルの低い(クリアしやすい)目標にする
- 長期間にわたる目標は立てない(立てる場合はできるだけ分解する)
今の自分のレベルを考えて「達成できるレベル」の目標を少しずつ積み上げていきます。
自分ごととして捉えられるレベルのほうが「現実味」があって達成しやすいので、長期間におよぶ目標は立てません。
英語力・レベルに応じた目標の立て方と学習計画
英語学習では、「今の自分の位置(レベル)」をきちんと把握したうえで、無理のない目標を立てることがとても大切です。
私自身も、次のような考え方をいつも意識しています。
目標は「ちょっとがんばれば届く」くらいがちょうどいい



レベル別に見ていくと以下の通りです。
初級レベル(TOEIC 〜500点・英検3級〜準2級)
まだ英語が「なんとなく苦手」と感じる段階。
この時期は、ハードルを下げて「とにかく前に進む」ことを大切にします。
- 1ヶ月で中学英単語300語を覚える
- 週に2回、5分の英語日記を書く
- 1日1文でいいから音読する習慣をつける



「これならできそう」と思える内容にしておくことがポイントです。
中級レベル(TOEIC 500〜750点・英検準2級〜2級)
「聞けるし読めるけど、伸び悩む」タイミング。
ここでは少しだけ背伸びした目標を設定して、「達成感」を得ながら進めていきます。
- 3ヶ月でTOEIC700点を突破
- 英検2級のライティング対策を毎週1本ずつ行う
- 週5日、英語のニュース記事を1本読む
大切なのは、「目的」につなげることです。
資格のためか、ビジネスのためか、それによって計画も変わってきます。
上級レベル(TOEIC 750点〜・英検準1級〜1級)
このレベルになると、日常英語では物足りなくなってきます。
より実践的で応用的なスキルを目指すことが求められます。
- 英検1級のライティングで満点近くを目指す
- 自分の専門分野で英語プレゼンを行う
- 英語でブログやX(旧Twitter)に発信してみる



英語の“使い方”を意識することで、学習がさらに実践的になります。
日常英会話・ビジネス英語|用途別目標設定のコツ
英語学習の目標は、「使う場面」によって変えることがとても大切です。
たとえば、「英語で海外旅行を楽しみたい人」と「外資系で働きたい人」とでは身につけるべき表現やスキルもまったく異なります。



ここでは、「日常英会話」と「ビジネス英語」に分けて、それぞれの目的に合った目標設定の考え方をお伝えします。
日常英会話を目指す場合
日常英会話では、「とにかく通じること」「シンプルに伝えること」が最優先です。
いきなり難しい表現や文法を詰め込むよりも、まずはよく使うフレーズを繰り返し練習して、「口に出して言える状態」を作ることが「カギ」になります。
- 1ヶ月で「自己紹介」「買い物」「道案内」の基本表現を身につける
- 毎日1トピック、英会話フレーズを音読・録音して復習する
- 週に1回、オンライン英会話で「話す機会」をつくる



完璧な英文よりも、「相手に伝わること」を優先して学習を進めるのがおすすめです。
ビジネス英語を目指す場合
ビジネス英語では、日常会話よりも「正確さ」や「論理性」「思考の細部までアウトプットする力」が求められます。
資格では「英検準1級」や「TOEIC800点以上」を目指す人も多く、「目的意識の強い学習」が必要になります。
- 3ヶ月以内に「会議」「メール」「電話対応」の基本表現を習得する
- 毎週1本、英語ビジネスメールを模写・添削して表現力を磨く
- TOEICで800点以上へスコアアップを目指す



日本語でも「相手に正確に伝えること」「細かな心情を丁寧に描写すること」を意識しておくと、英語のアウトプットと連動してきます。
どちらの場合も共通して言えるのは、次の意識を持つことです。
- 「使う場面」を明確にする
- 「通じるレベル」をひとつずつ積み重ねる
- 「口に出す練習」を必ず取り入れる
目的がはっきりしている人ほど、英語力が早く伸びる傾向があります。
だからこそ、「自分は何のために英語を使いたいのか?」を一度立ち止まって整理してみることが、何よりのスタートになると思います。
目標達成のための学習法と維持・継続のポイント



目標設定が完了したあとの「学習の維持・継続」について深堀りしていきます。
英語学習の計画と時間配分|忙しい社会人でも続く方法
英語学習は、短期集中より「継続」が効果を生みます。
先述したように「継続できたら勝ち確定」です。
特に忙しい社会人の場合、「完璧を目指さないこと」「学習のパターンを決めておくこと」がポイントです。
- 朝の15分は単語・リスニングなどのインプット
- 通勤時間にリスニング教材を聞き流す(決まったアプリやポッドキャストを活用)
- 夜の10分は「今日学んだ表現をひと言」アウトプット



「時間を作って勉強しよう」と考えるより「1日のスケジュールに組み込んでしまう」のおすすめです。
余分なことは考えず機械的に学習できるので、ストレスもかかりません。
モチベーション維持に役立つ仕組みや学習環境づくり
モチベーションは「気持ち」ではなく「仕組み」で維持します。
学習の習慣が途切れないよう、あらかじめ“続けやすい環境”を整えておきましょう。
- アプリやiPhoneのメモで学習記録を「見える化」
- SNSで英語学習アカウントをつくり、日々の学習を投稿
- 1週間ごとに「やったこと」「学んだこと」を振り返る時間を持つ
机に英語のノートや教材を置いておくだけでも、「やろうかな」のハードルが下がります。
最初に少しだけでも「環境を整えること」が、学習の継続力につながります。



「余分なものは机の上に置かない」「学習スペース決めておく」などの工夫も有効です。
おすすめ教材・アプリの選び方
最近だとChatGPTなどのAIにおすすめ教材を聞くのも有効です。
- 自分の今のレベル(例:TOEIC500点)
- 目指しているゴール(例:TOEIC800点以上)
- 学習期間(例:3ヶ月でTOEIC800点以上)
- 伸ばしたいスキル(例:リーディング。特に文法)
これらをインプットすれば、おすすめのアプリや教材を教えてくれます。
ただ、最新の情報を持っていなかったり、ハルシネーションを起こすことがあるので注意も必要です。
私の場合は参考書については「出版社」で判断することも多いです。
「旺文社」「ジャパンタイムズ出版」「アルク」は、個人的にかなり信頼が厚いです。
英語力アップに直結する勉強・練習・会話の工夫
ただ「学習時間を増やす」よりも、「効果が出る工夫」を取り入れることが重要です。
- 単語は例文とセットで覚える
- シャドーイングでは“文の意味理解”を意識する
- 英文を読むときに、構文を意識して「なぜこう訳せるか」を考える
- 英会話では「ひとつの構文を使い回す練習」が有効(私の場合はIt is 形容詞〜を多用します)
少しずつでもいいので 、「ただこなす」から「意味を持って取り組む」へ。
そこを意識するだけで、成長スピードが変わってきます。
TOEICで「目標達成」するために大切なこと



私が考えるTOEICで「目標達成」するために大切なことを紹介します。
定期的にTOEICを受験する
これまでに一番効果があったTOEIC対策は「試験を受け続けること」でした。
- 本番環境に慣れる
- 実際の試験で自分の「強み」と「弱み」を理解する
- 強みを徹底的に伸ばし、弱みを最小限に留める
- また本番環境で自分を鍛える



「練習で結果を出せても本番で結果を出すのが難しい」ということはよくあります。
TOEICでも本番で自分を鍛え上げていくのが一番の近道だと思います。
TOEICでも基本は「語彙」と「文法」
私は英語学習では「語彙」と「文法」が超重要だと考えています。
それはTOEICでも同じです。
- 「語彙」が増えれば「読める英文」「聞ける英語」が増える
- 「文法」を覚えれば「英語のロジック」をひもといて、正しく英語を理解できる
これらは英語学習において「不変の真理」です。



英語学習で迷ったときこそ、「語彙」「文法」という「基礎」に立ち返りましょう。
定期的に「計画」と「戦略」を振り返る
TOEICでも目標の点数を達成することにフォーカスしていると、最初に立てた「計画」や「戦略」を忘れてしまうことがあります。
- 最初に立てた計画通りに順調に進んでいるか
- 進んでいる「方向性」は間違っていないか
- 計画をスムーズに進めるために正しい「戦略」が練られているか
1週間や1ヶ月というスパンで計画を見直し、微修正を繰り返すことで早く「目標」に到達することができます。



計画を立てるときは「オフの日」を設けたり、無理のない設計にしましょう。
英語の目標設定よくある悩みQ&Aと解決アドバイス



歩みをゆるめてもいいので、「少しずつでも前進する」クセをつけましょう。
まとめ|目標がある人だけが、英語力と人生を伸ばせる
英語学習における「目標設定」は、ただの計画ではありません。
それは、あなたの英語力を伸ばし、キャリアや人生を切り拓くための“設計図”です。
この記事でお伝えした通り、目標を持つことで学習の軸が生まれ、継続する力が高まり、TOEICやビジネスにも応用できるスキルとして育っていきます。
大切なのは、「ちょっと頑張れば届く」現実的な目標を立てること。
目的を見つめ直し、使う場面に合わせた具体的なゴールを設定し、着実にマイルストーンを重ねることで、英語は確実に自分の武器になります。
もしあなたが今、英語学習に迷いを感じているなら、それは「目標の不在」か「目標とのズレ」が原因かもしれません。
だからこそ、まずは自分に問いかけてみてください。
「私は何のために英語を学ぶのか?」
この問いに答えを出すことが、あなたの英語力と人生を本質的に伸ばす一歩になります。
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