- TOEIC 800点を目指して単語帳と公式問題集を繰り返しているのに、スコアが伸びない
- リーディングのPart7で時間が足りず、最後まで解き終わらない
- 英語力を伸ばしながら、TOEIC対策もできる勉強方法ってないの?
- 英字新聞ってどこまでTOEIC対策に効果があるの?
TOEIC対策にはTOEIC特化の問題集を使用するのが王道です。
しかし、なかには一定のレベルで頭打ちになり、英語力の「伸び」に悩む人がいます。
私はこれまで何十回とTOEICを受験し、965点を取得した経験から断言できます。
単語帳や問題集だけでは、現代のTOEICが求める「大量の英文を素早く正確に処理する力」は伸びません。
そこで注目したいのが、英字新聞を使った「多読」という学習法です。
特に、ジャパンタイムズアルファ(The Japan Times Alpha)は、TOEICのスコアアップに直結する要素が詰まった学習者向け英字新聞として高い評価を得ています。
この記事では、下記について解説します。
- なぜ英字新聞がTOEIC対策に効果的なのか(科学的根拠つき)
- ジャパンタイムズアルファがTOEIC学習者に選ばれる理由
- AlphaとAlpha Jの違いと、あなたに合った選び方
- 忙しい社会人でも続けられる1日15分の実践メソッド
英字新聞というと「難しそう」「続かなさそう」と思うかもしれません。
でも、正しい素材選びと勉強法さえ押さえれば、TOEIC対策として極めて効率的なトレーニングになります。
ぜひ最後までお読みいただき、あなたのTOEIC学習に新しい風を吹き込んでください。
執筆者の実績は下記のとおりです。
詳しく知りたい方は、ぜひプロフィールをご覧ください。

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なぜ単語帳だけでは800点の壁を越えられないのか?
TOEIC 600点台から700点台で伸び悩んでいる人の多くに共通する問題があります。
それは、知識はあるのに「スピードと処理能力が追いついていない」ということです。
知っているのに読めない理由
単語帳で覚えた単語を見れば意味はわかる。文法問題も解ける。
でも、Part7の長文になると途端に読むスピードが落ち、返り読みを繰り返してしまう。
この現象の根本原因は、英語の知識が「宣言的知識(知っている状態)」に留まっており、「手続き的知識(無意識に使える状態)」にまで自動化されていないことにあります。
TOEICのリーディングセクションは75分で100問を解かなければなりません。
Part7だけでも54問あり、1問あたりに使える時間はわずか1分程度です。
この制限時間内に正確に解答するには、英文を「日本語に訳さず、英語の語順のまま理解する」処理能力が不可欠です。
断片的な知識では太刀打ちできない
単語帳や文法書は「点」の知識を効率よく習得するのに優れています。
しかし、TOEICが測定しようとしているのは「ビジネス実務におけるコミュニケーション能力」であり、それは単語や文法を「線」や「面」として使いこなす力です。
たとえば、単語帳で “implement”(実施する)という単語を覚えたとします。
でも、実際のビジネス文書で “implement new policies”、”implement cost-cutting measures”、“implementation schedule” といった文脈で遭遇したとき、瞬時に意味を理解し、文全体の趣旨を把握できるでしょうか。
このような「語彙の運用力」や「文脈理解力」を養うには、単語帳だけでは限界があります。
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科学が証明する「多読」の威力|なぜ英字新聞がTOEICに効くのか
英字新聞を使った多読がTOEIC対策として効果的である理由は、感覚的なものではありません。
第二言語習得研究(Second Language Acquisition:SLA)という学問領域で科学的に裏付けられています。
理由1:英語処理の「自動化」が進む
第二言語習得研究における「自動化理論」によれば、言語習得とは知識を「知っている」状態から「無意識に使える」状態へ移行させるプロセスです。
TOEICで時間が足りなくなる最大の原因は、この自動化の不足にあります。
日本語に訳さなければ理解できない、返り読みをしてしまうという現象は、脳のワーキングメモリを過度に消費し、情報処理を停滞させます。
多読は、大量の英文を英語の語順通りに浴びることで、脳内に「英語のまま処理する回路」を構築します。
これにより知識が自動化され、リーディングスピードが飛躍的に向上するのです。
理由2:読解速度(WPM)とスコアの相関
多読の効果を示す定量的なデータがあります。
それが、読解速度(Words Per Minute:WPM)の向上です。
研究によれば、多読語数とWPMの間には極めて強い正の相関が認められています。
ある実験では、10週間の多読活動を通じて、読解セクションにおいて統計的に有意な伸びが報告されています。
TOEIC Part7で求められるWPMは150〜180語程度とされていますが、多読を継続することで、この速度に到達しやすくなります。
理由3:試験に出るビジネス語彙が自然に身につく
TOEICは「ビジネス英語」のテストです。
Part7では、メール、広告、記事、通知文など、ビジネスシーンで実際に使われる文書が出題されます。
英字新聞、特にビジネス・経済・社会問題を扱うジャパンタイムズアルファ(The Japan Times Alpha)を読むことで、TOEICに頻出する語彙や表現に自然に触れることができます。
たとえば、“fiscal policy”(財政政策)、“market trends”(市場動向)、“merger and acquisition”(M&A) といった語彙は、単語帳で機械的に覚えるよりも、実際のニュース記事の文脈で触れたほうが記憶に定着しやすくなります。
さらに、時事問題やビジネスニュースに触れることで、背景知識(スキーマ)が蓄積されます。
これにより、Part7ではじめて見るトピックでも「ああ、この手の話か」と予測を立てやすくなります。
多読が与える認知・技能的影響(まとめ)
| 影響因子 | メカニズム | TOEICへのメリット |
|---|---|---|
| 自動化の促進 | 文法や語彙を意識せずに処理できるようになる | リーディングのスピードアップ、返り読みの解消 |
| 語彙知識の深化 | 同一語彙に多様な文脈で遭遇し、コロケーションを習得 | Part5の語彙問題の直感的解答、Part6の文脈理解 |
| 背景知識の蓄積 | 時事・ビジネスニュースを通じてスキーマを形成 | Part7のトピック予測、理解の正確性向上 |
| 心理的耐性の強化 | 大量の英文に触れることで英語への抵抗感を払拭 | テスト後半での集中力維持 |
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ジャパンタイムズアルファがTOEIC対策に最適な理由
英字新聞といっても、ネイティブ向けの一般紙(The Japan TimesやThe New York Times)をいきなり読むのはハードルが高すぎます。
そこで注目したいのが、学習者向けに調整されたジャパンタイムズアルファ(The Japan Times Alpha)です。
理由1:学習者のレベルに合わせた「語彙調整」
多読で最も重要なのは「i-1」という考え方です。
現在の自分のレベルよりも「少し易しい」素材を選ぶことが大切です。
未知語が全体の5%を超えると、文脈からの推測が機能せず、学習効果が著しく低下します。
ジャパンタイムズアルファは、ネイティブ向けの新聞とは異なり、学習者のレベルに合わせた語彙調整されています。
そのおかげで「辞書を引かずに7割から9割の理解度で読み進めるという」多読の黄金律を実践できます。
理由2:充実したデジタル・エコシステム
ジャパンタイムズアルファが他の英字新聞と一線を画すのは、その「デジタル・エコシステム」の充実度です。
全記事にネイティブの読み上げ音声が付随しており、多読だけでなく「多聴」やシャドーイング、オーバーラッピングに活用できます。
シャドーイングやオーバーラッピングをすることで、リーディングの処理速度をリスニングのスピードまで引き上げることができます。
音声のスピード調整も可能なため、自分のレベルに合わせた学習ができます。
最初は0.8倍速で聞き、慣れてきたら1.0倍速、さらに1.2倍速とステップアップすることで、リスニング力も同時に鍛えられます。
TOEIC 990点満点を持つ関 正生先生などの一流講師が執筆に関わっています。
単なるニュースの枠を超えた「試験に効く英語」を学べる点が大きな付加価値となっています。
理由3:TOEICに出るトピックとの親和性
TOEIC Part7では、ビジネス関連の記事、社会問題、テクノロジー、環境問題など、幅広いトピックが出題されます。
ジャパンタイムズアルファは、これらのトピックを網羅的にカバーしています。
朝日ウイークリーなどの他の学習者向け英字新聞と比較しても、ジャパンタイムズアルファは「本格的なニュース記事」が多く、Part7の硬めの文章に慣れるのにうってつけです。
Alpha vs Alpha J|あなたに合うのはどっち?
実は、ジャパンタイムズの学習者向け新聞には、「Alpha(アルファ)」と「Alpha J(アルファJ)」という2つのラインナップがあります。
名前が似ているので、少しややこしいのですが「レベル感」が違うので、ここで整理しておきましょう。
この選択を間違えると、難しすぎて挫折したり、逆に簡単すぎて物足りなくなったりします。
スペック比較表
| 項目 | ジャパンタイムズアルファ | ジャパンタイムズアルファJ |
|---|---|---|
| ターゲット層 | 中上級者(英検準1級以上、TOEIC 600点〜) | 初級・学び直し(英検3級〜2級、TOEIC 〜500点) |
| 発行頻度 | 週刊(毎週金曜日発行) | 隔週刊(第2・第4木曜日発行) |
| 想定読了語数 | 各号 約8,000語 | 各号 約3,300語 |
| ページ構成 | 24〜32ページ(新聞形式の本格感) | 12ページ(雑誌・教材寄りの親しみやすさ) |
| 英語レベル | 社会・政治・経済など複雑な時事トピック | ライフスタイル・文化・平易なニュース |
| 学習サポート | 音声、和訳、重要語注釈、Top News解説動画 | ラーニングクエスト、全記事解説動画、豊富な演習 |
※参考資料:The Japan Times Alpha / Alpha J 公式note「『Alpha / Alpha J』をもっと楽しむnote、はじめました!」
(URL:https://note.com/japantimes_alpha/n/naa83b3b21e3a)
\ TOEIC対策にも効果的 /
選び方の目安
Alpha Jがおすすめな人
- TOEIC 500点未満、または英検3級〜2級レベル
- 英字新聞ははじめてで、挫折したくない
- まずは基礎を固めながら、段階的にレベルアップしたい
Alpha Jの最大の特徴は「ラーニングクエスト」という演習機能です。
記事を読んだ後にオンラインで演習問題に取り組めるため「流し読みによる理解不足」を補完できます。
Alphaがおすすめな人
- TOEIC 600点以上、または英検2級〜準1級レベル
- 本格的なビジネス・時事英語に触れたい
- Part7で時間が足りず、読解スピードを上げたい
Alphaは語数も多く、トピックも複雑です。
その分、TOEIC Part7の本番レベルに最も近い負荷をかけられます。
\ TOEIC対策にも効果的 /
迷ったらAlpha Jから始めるのが無難
「どちらにするか迷う」という場合は、Alpha Jから始めることをおすすめします。
基礎がしっかり固まっていないと、いくら読んでも効果は薄いからです。
Alpha Jで3ヶ月〜半年ほど継続し、「物足りない」と感じたらAlphaに移行するのが理想的です。
社会人でも続く!1日15分の英字新聞活用ルーティン
「英字新聞を読む時間なんてない」という声をよく聞きます。
でも、実は1日15分あれば十分です。
なぜ15分なのか?
「人間が高い集中力を維持できる時間は15分程度」とする説があります。
逆に言えば、15分を何回も積み重ねることで、効率的に学習を進められます。
「25分間作業して5分間休憩する」という「ポモドーロテクニック」も有名なテクニックです。
例えば、下記のような「1日15分×4セット」のルーティンは非常に効果的です。
| 時間帯 | 学習内容 | 使用する機能 |
|---|---|---|
| 朝の通勤(15分) | Top News1本の多読(止まらずに読む) | アプリ/紙面 |
| 昼休み(15分) | 既読記事の語彙確認と和訳の照らし合わせ | 日本語注釈・全訳機能 |
| 帰宅・移動(15分) | 記事音声のリスニング・シャドーイング | Club Alpha 音声プレイヤー |
| 就寝前(15分) | 興味のあるコラムや映画紹介をリラックスして読む | 楽しむ系のコーナー |
これで合計1時間。
しかも、移動時間やスキマ時間を使うので、机に向かう時間がなくても実践できます。
HITO「スキマ時間学習」は私がよく推奨している学習方法です。
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多読の三原則を守る
多読で最も大切なのは、以下の三原則を守ることです。
重要な単語には最初から注釈が付いているため、それを活用し、文脈からの推測力を養います。
知らない単語が出てきても「全体の意味が取れればOK」という姿勢で読み進めましょう。
完璧主義を捨て、70%〜80%の理解度で読み進めることが、読解スピードの向上に繋がります。
1文ごとに立ち止まって精読するのではなく、パラグラフ全体の大意を掴む意識で読みましょう。
興味の持てない記事は苦痛であり、インプット効率を下げます。
自分が面白いと感じる分野(スポーツ、エンタメ、テクノロジーなど)を優先して読みましょう。
精読と多読の切り分け
「すべての記事を読まなきゃ」と思う必要はありません。
むしろ、全部読もうとすると続きません。私もすべての記事を読んでいるわけではありません。
私の場合、週刊のAlphaが届いたら、まず全体をパラパラと眺めて、興味のある記事に目を通します。
そして、その中から2〜3本を「多読」し、1本だけを「精読」するというスタイルで続けていました。
多読では辞書を引かずにスピード重視。
精読では知らない単語をすべて調べ、文構造を分析します。



このメリハリが、学習の質を高めます。
レベル別|英字新聞を使ったTOEIC対策ロードマップ
自分の現状レベルに合わせた戦略を立てることで、英字新聞の効果を最大化できます。
| 現在のスコア | 課題 | 推奨媒体 | 重点施策 |
|---|---|---|---|
| TOEIC 〜500点 | 文法基礎と基本語彙の不足 | Alpha J | ラーニングクエスト、文法解説動画を活用 |
| TOEIC 500〜700点 | 読解スピードが上がらない | Alpha J → Alpha | 語彙注釈を活用した「ノンストップ読解」 |
| TOEIC 700〜900点 | Part7で時間が足りない | Alpha | 複雑な時事記事の多読、音声でのシャドーイング |
| TOEIC 900点〜 | 英語力の維持と洗練 | Alpha + The Japan Times | 社説やビジネス詳細記事 |
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累積語数の目安
先行研究によれば、累積多読語数が10万語を超えたあたりから、リーディング速度と正確性に顕著な変化が現れるとされています。
ジャパンタイムズアルファ(週刊・8,000語)を1年間購読し、主要な記事を読み進めるだけで、理論上は約40万語のインプットが可能です。
これは、TOEICスコアアップに必要な「閾値」を優に超える量です。
英字新聞学習で気をつけたいポイント
「理論はわかったけど、続けられるか不安」という人もいるでしょう。
ここでは、「英字新聞学習を成功させるための注意点」をお伝えします。
最初の1ヶ月が勝負
英字新聞学習で挫折しがちなのは「最初の1ヶ月」です。
慣れないうちは読むのに時間がかかり「これって本当に意味あるのかな?」と不安になります。
でも、ここを乗り越えれば、明らかに英文を読むスピードが変わってきます。
私自身、最初は1記事読むのに30分以上かかっていましたが、1ヶ月後には15分程度で読めるようになりました。
完璧を目指さない
「全部の記事を理解しなきゃ」「知らない単語は全部調べなきゃ」と思うと続きません。
むしろ、「7割理解できればOK」という気持ちで取り組みましょう。
わからない部分があっても気にせず読み進める。これが多読の本質です。
完璧主義を捨てることで、学習のハードルが下がり、継続しやすくなります。
数値で効果を確認する
モチベーションを保つために、定期的にTOEIC模試や公式問題集を解いて、自分の成長を「数値」で確認することをおすすめします。
特にPart7の正答率や、問題を解き終わるまでの時間を記録しておくと、「以前より5分早く解けるようになった」「正答率が10%上がった」といった変化が見えてきます。
まとめ|英字新聞という「知的な投資」で未来を変える
TOEIC対策としての英字新聞活用は、単なるスコアアップの手段ではありません。
それは、英語を英語のまま理解し、世界の一次情報に直接アクセスできる力を養う「知的な投資」です。
この記事で紹介した内容を簡単にまとめます。
- 英語処理の「自動化」が進み、返り読みが減る
- 読解速度(WPM)が向上し、Part7の時間不足が解消される
- TOEICに出るビジネス語彙・背景知識が自然に身につく
- 学習者向けの語彙調整のおかげで挫折しにくい
- 音声機能やラーニングクエストなど、デジタル学習環境が充実
- TOEICに出るビジネス・時事トピックを網羅
- AlphaとAlpha Jの比較表を見て、自分のレベルに合ったものを選ぶ
- 1日15分×4セットのルーティンを試してみる
- 多読の三原則(辞書を引かない、飛ばす、つまらなかったら止める)を守る
単語帳、文法書、問題集だけで伸び悩んでいるなら、今こそ学習スタイルを変えるタイミングです。
英字新聞という新しい武器を手に入れて、TOEIC 800点、900点の壁を突破しましょう。
ジャパンタイムズアルファの公式サイトでは、お試し購読なども用意されています。
まずは1号だけでも手に取って、その効果を実感してみてください。あなたの英語学習が、今日から変わりますように。
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