どうも!日産系サラリーマンHITOです。
今日も「英語学習」について書いていきたいと思います。
- 英語の勉強を始めたいけど、何からやったらいいかわからない
- 今までずっと避けてきたけど、英語にそろそろ本気で向き合いたい
- 昇進昇格のために英語のレベルを上げなければいけない
このような人たちは、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。
結論:「英文法」から始めよう
「英文法」と聞くと「うわっ」と抵抗感を覚える人もいるでしょう。
ただ、今は参考書がとても充実していて、「学校の英語の授業のイメージ」を払拭してくれると思います。
「ここでイチから英語の勉強をやり直すぞ!」
という場合は、下記の参考書の中から相性が良さそうなものを選んでみてください。
『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』
『大学入試 Basic Lecture 動画でわかる英文法[読解入門編]』
『大学入試問題集 関正生の英文法ポラリス[1 標準レベル]』
耳から文法学習したい人は、下記の参考書もオススメです。
『キク英文法』
紙の参考書やテキストだけでなく、アプリを活用してスキマ時間に勉強したということであれば、【スタディサプリ ENGLISH】 などもオススメです。
ひとつだけ「補足」をしておくと、私は「単語学習から始めよう」とよく話をすることがあります。
英単語をまったく知らないようであれば、そもそも英文法の勉強をしようがないので、「語彙力強化」も重要です。
ただ、「英語の勉強の進め方がまったくわからない」という人が、毎日「ただ単語を覚えるだけ」ではあまりに単調に感じると思います。
そのため、今回は「英文法から始めてみよう」と少し「切り口」を変えてみました。
「2,000〜3,000語レベル」の語彙力がないようであれば、まずは、語彙力強化を優先しましょう。
『ターゲット』や『速読英単語』などの単語帳で「基礎的」な語彙力を養っておくと良いでしょう。
なぜ英文法からやり直すのか?
なぜ「英文法」の勉強が必要なのか?
主に下記の理由があります。
- 文法の勉強は、「終わり」が見えるから
- 「ロジック」を理解することで、英語の理解が飛躍的に進むから
「単語学習」は英語学習の「幹」であることは間違いありません。
その一方で、「終わりが見えない」勉強でもあります。
私は「英検1級」と「TOEIC950点オーバー」ですが、まだまだ知らない英単語がたくさん存在します。
よりアカデミックな内容を求めれば、際限なく学習が続くのが「単語学習」です。
文法学習には「終わり」がある
「英文法学習」には、ある程度の「終わり」があります。
「中学〜高校」で習う文法事項で、大体の英語の試験問題は読み解くことができます。
「終わり」が見えるものに関しては、人間はモチベーションを維持しやすいので、学習継続率も上がるでしょう。
「中学〜高校」で習う「英文法事項」をざっくり分けると「20〜25」項目くらいです。
なので、「1日1項目の勉強」というゆるめの目標でも「1ヶ月あれば」到達できてしまいます。
【中学〜高校英文法事項の大分類表】
番号 | 文法事項 | 内容の概要 |
---|---|---|
1 | 基本文型 | SV, SVO, SVC, SVOO, SVOC などの文型 |
2 | 時制 | 現在形、過去形、未来形、現在進行形、現在完了形など |
3 | 助動詞 | can, may, must, should, will などの助動詞とその推量・義務表現 |
4 | 不定詞 | 名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法、特殊用法(目的・意味上の主語など) |
5 | 動名詞 | 動名詞の用法(主語、目的語、補語)や不定詞との使い分け |
6 | 分詞 | 現在分詞・過去分詞、分詞構文(時、理由、付帯状況など) |
7 | 受動態 | be + 過去分詞を用いた受動態の基本、助動詞を含む受動態、群動詞の受動態 |
8 | 疑問文 | Yes/No 疑問文、疑問詞疑問文、間接疑問文 |
9 | 否定文 | not, never を用いた否定文、倒置表現を含む否定 |
10 | 比較 | 比較級、最上級、as ~ as の構文、倍数表現 |
11 | 関係詞 | 関係代名詞(主格、目的格、所有格)、関係副詞、非制限用法、what |
12 | 接続詞 | 等位接続詞(and, but, or, so)、従位接続詞(because, if, although など) |
13 | 仮定法 | 仮定法現在、仮定法過去、仮定法過去完了、I wish / If only 構文 |
14 | 前置詞 | in, on, at などの場所・時・手段を表す前置詞、前置詞 + 動名詞 |
15 | 代名詞 | 人称代名詞(主格、目的格、所有格)、再帰代名詞、不定代名詞 |
16 | 名詞 | 可算名詞と不可算名詞、複数形の規則・不規則変化 |
17 | 冠詞 | 定冠詞、不定冠詞(a, an, the)、無冠詞 |
18 | 形容詞・副詞 | 形容詞の用法(限定用法、叙述用法)、副詞の種類(場所、時、様態、程度) |
19 | 強調構文 | It is ~ that ~ 構文、否定語の強調 |
20 | 分詞構文 | 現在分詞・過去分詞を使った構文の簡略化(Having + 過去分詞 など) |
21 | 否定表現・倒置 | 否定語を文頭に置いた倒置構文(Never have I seen ~)、Only if ~ による倒置 |
22 | 特殊構文 | 疑似関係代名詞(It seems that ~ = It seems as if ~)、There is / There are 構文、形式主語構文 |
「ロジック」を理解することで、英語の理解が飛躍的に進む
言語には必ず「ロジック」があります。
ここでいう「ロジック」とは、「論理」というよりは「骨組み」「骨格」「構造」のようなイメージです。
言語にはその言語を成立させる「ロジック=構造」があり、それを理解することが非常に重要です。
例えば、日本語は「語順」が比較的自由です。
①「昨日、会社の元同僚たちと、新しくできた居酒屋で飲み会をした」
と言ってもいいですし
②「新しくできた居酒屋で、昨日、会社の元同僚たちと飲み会をした」
と言っても問題ありません。
どちらも自然な文章です。
英語の場合はどうでしょうか?
①”Yesterday, I had a drinking party with my former coworkers at a newly opened izakaya.”
この文章は自然ですね。
②”At a newly opened izakaya, yesterday, I had a drinking party with my former coworkers.”
日本語の文章②と対比させて語順を同じように並べ替えていますが、この文章は「不自然」です。
このように「日本語には日本語のロジック(構造)」「英語には英語のロジック(構造)」が存在します。
私たちが日本で生まれ、日本で育った場合は「自然と日本語のロジック(文法構造)」を獲得しています。
そのため、「日本語文法」の勉強をほとんどする必要がありません。
漢字やひらがな、カタカナを勉強し、語彙力を強化していけば、日本語力は上がっていきます。
英語の場合は、そうはいきません。
英語の「ロジック(文法構造)」が頭に入っていないため、いくら語彙を増やしても、いくらたくさん英文を聴いても、英語力が伸びることはありません。
- 英語のロジック(文法構造)を理解する
- ロジックを理解したうえで、語彙、リーディング、リスニングなどに力を入れる
- 英語のロジックが頭に入っているため、英語力が伸びやすくなる
英語の「ロジック」が身についていることで、語彙、リスニング、リーディングなどの勉強が「点」ではなく、「線」で繋がります。
「英語力」が高い人たちは「漏れなく」文法の理解度が高いです。
反対に
「英文法のことはまったくわからなくて、でも、英語がペラペラに話せる」
という人には出会ったことがありません。
それくらい「言語のロジック(構造)」を理解することは重要だと感じています。
まとめ:英語のロジックを手に入れて、英語力を飛躍的に伸ばそう
英語学習を効率的に進めるためには、「英文法」を最初に学ぶことが重要です。
文法を学ぶことで、英語という言語の「ロジック(構造)」を理解することができます。
文法学習は「終わりが見える」ため、達成感を得やすく、モチベーションを保ちやすいのが特徴です。
また、文法の理解が進むと語彙力やリスニング、リーディングの勉強が効果的に進むようになり、学習全体が「点」ではなく「線」で繋がる感覚を得られるでしょう。
最初の一歩として、相性の良い参考書を選び、基礎からしっかりと学び直してください。
また、最低限の語彙力(2,000〜3,000語)がない場合は、単語学習を並行して行うのも効果的です。
英語の「ロジック」を手に入れ、効率的に英語力を伸ばしていきましょう。
未来の自分のために、今日から一歩を踏み出してみてください!
それでは、今回はここまで!また次回の記事をお楽しみに!!
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