- TOEICで900点を取ると人生が変わるって本当?
- TOEICで900点を達成すると、どんなメリットがあるの?
- TOEIC900点オーバーってどれくらいすごいの?
- どんな対策をしたら、900点を超えられるの?
「TOEIC900点オーバー」を英語学習の「ゴール」とする人もいますが、果たしてどれくらいの「メリット」があるのでしょうか?
私は大学3年生のときにはじめてTOEIC900点オーバーを達成しました。
そして、30代となった今でもTOEICを受験し、900点オーバーを継続しています。
学生のときからTOEIC900点オーバーの「メリット」を感じることが多く、社会人として「中堅」になった今でもその「恩恵」を受け続けています。
そこで、この記事では下記について解説します。
- TOEIC900点オーバーで人生は変わるのか?
- TOEIC900点オーバーで実際に私が感じた「メリット」
- TOEIC900点を達成するための「戦略」と「対策」
TOEIC900点を達成してから15年ほど経ちますが、数々の「恩恵」を受けてきました。
「TOEIC900点オーバーってどうなの?」と少しでも興味が湧いたら、ぜひ最後までお付き合いください。

TOEIC900点オーバーは難易度が高いですが、それゆえに「価値」があります。
TOEIC900点で人生は変わるのか?


「TOEIC900点で人生が変わる」と言われることがありますが、いったいどこまで「真実味」があるのでしょうか?
「900点=すごい」と言われる本当の理由
簡単に言ってしまえば、その「希少性」が「TOEIC900点=すごい」と言われる理由です。
TOEICで900点以上のスコアを保持している日本人の割合は「3〜4%」と推察されます。
下記のグラフはTOEIC公開テストのスコア分布ですが、「895〜」の割合が「4.2%」となっています。
900点以上のスコア分布はさらに「外れ値」となり、「3〜4%」と考えられます。


参照:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC®︎ Program DATA & ANALYSIS 2023 2022年度受験者数と平均スコア」



数字で見るとやはり、その「希少性」が見て取れますね。
TOEICで900点を取るためには、200問中約181〜184問の正解が必要です。
これは約92〜95%の正答率に相当するので、やはり難易度の高さが伺えます。
世間が見るTOEIC900点の評価【企業・社会・周囲】
私がTOEIC900点を達成したのは大学3年生のときですが、周囲の見る目も変わり始めました。
外国語学部に所属していましたが当時、英検は「2級」、大学は地方の名もない私立大学でした。
周囲と話していても「へー、英語を勉強しているんだ」くらいのリアクション…。
それが「TOEICで900点を超えた」という話になると「えっ!?やば!めちゃくちゃ英語できるじゃん!」と明らかにリアクションが変わりました。
冷静に見ても「一目置かれているな」と感じるようになりました。
就活においても「評価されている」と感じることが多々ありました。
「履歴書」を見て「TOEIC900点!?どんな勉強してきたの?」と、まずそこで話題になります。
話題が絞られるので、面接対策もしやすくなります。
しかも、自分の得意分野で話ができるので、話題が尽きません。
- 「履歴書」で目に付く(書類選考で不合格になることがない)
- 面接の際に「話題」になり、自分のフィールドで話ができる
- 「TOEICで900点オーバーだから、『努力できるタイプ』だろう」と評価される
私は転職も経験しているのですが、その際も面接でTOEIC900点オーバーが話題になり(それだけが理由ではないですが)、「転職」を「成功」に収めることができました。
TOEIC900点ホルダーとしてのリアルな自己変化
周りの人の「見る目」や「評価」が変わると「自己評価」も変化してきます。
- 自分って「努力できるタイプ」だったのか…?
- 「TOEIC900点オーバー」を「武器」に闘えるかも…?
- 英語できるじゃん!楽しいかも!
シンプルに「自信」に繋がります。
「自信」がつくと行動も前向きになって、人との出会いも増えて、またチャンスにめぐり逢います。



私は「英語をもっと勉強したい」という想いが強くなり、教授同士のつながりから大学院の進学にたどり着くことができました。
転職のとき、本職の人事としても自信がありましたが、「自分には英語がある!」という強力な自信を持って活動を進めることができました。
TOEIC900点取得で得られた“5つのメリット”





ここからは私がTOEIC900点を達成してから得られた5つの「メリット」について紹介します。
昇進・転職・キャリアの選択肢が広がった
前職では、「TOEIC900点オーバーで英語ができるから」という理由で入社1年目から海外出張や海外からの来客対応を任せる機会を得ることができました。
その影響もあり、最短の年数で昇格することができました。
また、30代前半で転職に成功し、キャリアアップすることができました。
人事としての経験年数が、「要件に満たなかった」のですが、TOEICで900点オーバーを達成していたおかげで「書類選考」を通過することができました。
この記事を書いている現在でもTOEICを受験し続け950点オーバーも達成しているため、まだまだキャリアの選択肢を増やすことができます。



「英語」×「人事経験」×「転職経験」で多くの選択肢を持てる状態になりました。
英語への自信がつき、学習が楽しくなった
TOEIC900点を超えると「ある程度」英語が読める・聴けるようになり、「英語が楽しい」と思うことが増えます。
私の場合、800点台のときは「勘で選ぶ」問題もありました。
「英語を読んでいる」というよりは「クイズに答えている」という感覚に近いときもあり、「英語のレベルアップになっているのかな?」と疑問に思うこともありました。
人によるかもしれませんが、TOEIC900点オーバーになるとリーディング・パートを「意味を理解」しつつ読み終えることができます。
「英語を読めている」という実感が「自信」につながり、「学習意欲」も高めてくれます。



TOEICは「数字」でハッキリ結果がわかるので、点数が上がれば自信アップにもつながります!
人からの評価・信頼が変わった
「人からの評価が変わって就職や転職で有利になった」という話はすでに書きましたが、「信頼」も得られるようになりました。
もともと「人からの信頼がなかった」というわけではないですが。笑
「英語やTOEICのことならHITOさんに聞けば大丈夫」という信頼が集まって相談も受けるようになりました。



「人からの信頼」はモチベーションアップになり、英語を続ける理由にもなります。
自己肯定感が高まり、挑戦する力がついた
「人からの信頼が集まる」と、次は「自己肯定感」が高まってきます。
「自分ならやれる」「人の役に立てる」という経験が自分を成長させてくれました。
「自信」を手に入れ、「信頼」を得て、「自己肯定感」が高まる。
「挑戦したい」という気持ちに火がつき、「英検1級へのチャレンジ」や「転職」につなげることができました。
人生の「余白」に英語が根付いた
TOEIC900点を超えたくらいから「自分は一生英語と向き合う人生なんだろう」と思うようになりました。
現に、今もTOEICを受験し続け「満点」を目指しています。
「英語はあくまでも手段」という人もいますが、自分にとっては「人生」です。
「自信」を得たり、新たな「道」を切り開いたり、英語のおかげで刺激のある人生を送ってきました。



TOEICにこだわる必要はないかもしれませんが、英語(言語)を追究することは人生を豊かにしてくれます。
TOEIC900点を取るまでの道のり【965点ホルダーの実体験】


安定してTOEIC900点オーバーが取れるようになるまで、私なりに「苦労」がありました。
このパートでは、そのあたりの「苦悩」と苦悩を乗り越えるための「対策」について見ていきましょう。
英語に苦手意識があった頃の話
英語は好きでしたが、なんとなく「苦手意識」を持っている時期がありました。
今でもアウトプットには「苦手意識」がありますが、それでも以前よりは自信があります。
英語が読めなかったり、単語の意味がわからなかったり、聴き取れなかったりするとどうしても「苦手意識」が芽生えてしまいます。
ただ、その「苦手意識」を克服するのも自分自身ですし、どこかで「壁」を乗り越えなければなりません。
その「壁」のひとつがTOEICで言えば「800点」や「900点」だと思っています。
スコア別の停滞期と突破のヒント
TOEICでは主に下記の段階で「停滞期」が発生します。
- 500点を突破するまで
- 500〜700点台の停滞期
- 700〜800点台の停滞期
- 900点を超えるまでの停滞期
それぞれに対して強化すべきポイントがあります。
- 500点を突破するまで→単語と文法を強化
- 500〜700点台の停滞期→文法とリーディングを強化
- 700〜800点台の停滞期→リーディングとリスニングを強化
- 900点を超えるまでの停滞期→英語力全体の底上げ(アウトプットを意識した次のレベルへ)
初学者はまずはインプット。
特に「単語」と「文法」の勉強は「マスト」です。
中級者は文法に加えて「読解力」の強化が必要です。
英語の「ロジック」をつかめるようになると「リーディング」がかなり楽になります。
上級者は「難易度の高い語彙」「より複雑な構文理解」「アウトプットを意識した英語力」など、全体の底上げが必要なフェーズです。
「英検1級」の問題や英雑誌などが読めるようにトレーニングすると良いでしょう。
私が選んだ教材とその活かし方
私の場合は「文法の基礎」は高校時代に培っていたので、下記のシリーズで問題を解くことに「特化」しました。



実際に使っていたのは1つ前の「版」です。今では「旧版」の「新品」が手に入らないので、こちらの「新版」でOKです。
「文法=Part5&6」に力を入れたければ、同じシリーズのこちらもおすすめです。
「極めろ!」シリーズは「解説&問題集」で、「解きまくれ!」シリーズは「問題演習特化」といった区分けですが、正直どちらを使うかは「好み」で決めていいと思います。



その他の「スコア帯別」のおすすめテキストは、下記の記事を参考にしてください。


セオリーでいけば「初学者ほど文法を固める」ほうが良く、文法を「読解力」につなげて「リスニング力」を強化、最終的にまた「文法に戻って来る」といったルートになります。
「文法の理屈」を理解しながら、「問題演習で定着させる」というパターンで「英語力」を磨いていきましょう。
それを実行するために上記のような「良質なテキスト」が必要になります。
まとめ|TOEIC900点は“数字”以上の価値を持つ
TOEIC900点を達成することは、単なるスコアアップではありません。
それは、英語という武器を手に入れ、自分の可能性を広げるための大きな一歩です。
私自身、900点を超えたことで人生が大きく変わりました。
転職や昇進のチャンスを掴み、人からの評価が変わり、自信が持てるようになりました。
そして何より「英語が楽しい」「もっと上を目指したい」と思えるようになりました。
もちろん、900点を取るまでの道のりは決して平坦ではありません。
苦手意識を克服し、停滞期を乗り越え、地道な努力を積み重ねてきました。
ですが、それだけの価値がTOEIC900点にはあります。
それは「一部の優秀な人だけが取れるスコア」ではなく、正しい戦略と継続によって到達できる目標です。
もしあなたが今、TOEIC900点を目指しているなら、この記事の内容が「次の一歩」を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。
そして、この記事の続きでは、具体的な試験対策・Part別の攻略法・学習プランについて詳しく紹介する予定です。
そちらもぜひチェックしてみてください。
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