どうも!HITOです。
今日は、【英語力ゼロからTOEIC500点を目指す道のり】について考えてみたいと思います。
私自身は「英検1級」「TOEIC965点」を取得しているのですが、地元の先輩から「昇進のためにTOEICの点数を上げたくて…」という相談を受け、
「それならば、英語力ゼロからTOEIC500点を取得する方法を考えてみよう」
と思い立ったわけです!
英語が中学レベルで止まっていたとしても、私は現実的に達成可能なレベルだと思っています。
TOEIC500点取得には何が必要?
「語彙」と「文法」を強化すれば、TOEIC500点は到達できる!
結論から言えば「語彙(ボキャブラリー)」と「文法」の基礎さえ整えば、到達可能です。
300〜400点台で伸び悩んでいる人は、語彙力と文法の理解がまだ足りていないケースが多いと思われます。
そこで、TOEIC500点を目指すうえでは、【語彙と文法の強化】に全力を注ぎましょう!
語彙強化を図るための教材
1冊目は『TOEIC(R) L&Rテスト 頻出英単語』です。
こちらの単語帳はTOEICで満点を100回以上取得している【もりてつ】さんこと「森田 鉄也 氏」が作成した単語帳です。
TOEICを知り尽くした英語講師の方が作成された単語帳なので、信頼感もありますよね。
内容としても初学者には不要な単語は省き、最小限のものだけ掲載しているので、学びやすと思います。
(今後、700点・800点・900点とさらに上のレベルを目指すようであれば、語彙数をもっと増やす必要があります)
2冊目は『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』です。
こちらに関しては「言わずもがな」といった感じですが、TOEIC界隈では「王道」の「特急シリーズ」です。
価格も1,000円を切っているので、手を出しやすいと感じるのではないでしょうか?
難点を上げるとすれば、「基礎中の基礎」というよりは「800点を目指す人」などもターゲットに含まれているため、「もう少し簡単なレベルからスモールステップで進めたい」という方には合わないかもしれません。
3冊目はこちらです!
『キクタン TOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500』
こちらも比較的おなじみの『キクタン シリーズ』ですね。
メリットとしては「500点という目標にフォーカスして進められる」ということが上げられますが、デメリットとしては、収録語彙数が「448語」と少ないにも関わらず、「1,760円」という価格帯でコスパが悪いように思います。
私個人的には「単語帳はレウアウトが大事」と考えているので、実際に書店で手にとって、ご自身のフィーリングに沿って選んでいただくのがベストだと思っています。
なぜ私が単語帳のレイアウトにこだわるかというと「毎日、目にするもの」だからです。
「なんか見づらいんだよな…」「毎日、目にするにはガチャガチャした見た目でモチベーションが上がらないな…」となってしまうと、「継続する意欲」が湧きません。
なので、レイアウトや「直感的に好き!」という感覚は大切にしたほうが良いと思います。
【単語帳選びのポイント】
・背伸びはせずに「自分の難易度にあったもの」を選ぶこと
・理想としては、1冊に1,000語前後の語彙が収録されていること(その観点でいうと『キクタン500』は、少し物足りない印象)
・レイアウトを見て、「これなら継続できそう」「直感的に好きなデザイン」と感じるものを選ぶこと
語彙強化を図るための勉強方法
結論、語彙強化の勉強方法は『回転率を意識する』ことです。
例えば、「1,000語程度収録されている単語帳を使用する」場合は、下記のようなイメージで学習を進めます。
・1単語にかける時間は30〜60秒程度
・1日に100単語に目を通す
・10日で1,000単語に目を通す
・最低でも3回転(できれば何周も単語帳で勉強してください)
この英単語の勉強方法は、私自身もいろいろと模索する中で、英語系YouTuberのATSUさんから真似させていただきました。
詳しくはATSUさんのブログやYouTubeを見ていただくとわかりやすいかもしれませんが、ここでもポイントをまとめておきます。
【英単語学習のポイント】
・単語はノートに書き写して覚えない(時間がかかりすぎて効率が悪い)
・単語を見て「10回程度」発音する(単語の意味をイメージしながら、記憶に定着させるように発音する)
・「例文」を見て1〜2回発音する(この際も単語のイメージを頭の中で固めていくイメージ)
・1語にかける時間は長くても1分程度(回転率を意識する)
・1回で100語程度覚える(大変な場合は50語程度でもOK)
・次の100語に移る際は、前日に学習した100語にもサッと目を通しておく(理解レベルの確認)
・100%覚えようとしない(1周目は20〜30%の理解度で十分)
・最低でも単語帳は3回転する
語彙学習(英単語学習)は、英語学習のすべての『ベース』です。
単調でつまらなく感じるときもあるかもしれませんが、「根気強く」「ゲームのレベル上げの感覚」で、取り組んでみましょう。
文法強化を図るための教材
基本的に『TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問』を徹底的にやり込めば、英文法の基礎固めはできるかと思います。
もしも「この教材だと難易度が高い」「もっと基礎からやり直したい」ということであれば、下記の2冊で補強すると良いと思います。
『TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル』
『中学英語からやり直すTOEIC L&Rテスト超入門』
中学英語から「教科書を読んでいるようにやり直したい」「ドリルを解きながら文法のやり直しをしたい」ということであれば、上記の2冊が良いかと思います。
あまり教材には目移りせずに、「1冊を徹底的にやり込んで、解説を丁寧に読んで文法を理解していく」というスタイルが「基本戦略」になります。
「総合対策本」も1冊は持っておこう!
私の考え方では「まずは、語彙と文法の強化が優先」なので、リスニング教材には触れていません。
とは言え、まったくリスニングに触れずに試験本番に臨むのはリスクがあるため、「総合対策本」を1冊持っておくと良いかと思います。
ここでは「2冊」のオススメ総合対策本を紹介しておきます。
1冊目は『TOEIC(R) L&Rテスト書き込みドリル【全パート入門編】』です。
2冊目は『公式TOEIC Listening & Reading 500+』です。
「語彙強化(英単語学習)」と「文法学習」を終えたら、「総合対策本」に取り掛かり、現状の実力を測ってみましょう。
「自身の力の『足りない部分』」が見えてくるかと思うので、次はそこを重点的に強化していくことで、得点力アップが望めます。
TOEIC対策の文法学習
一般的に「文法学習」と聞くと、「無味乾燥でつまらない」というイメージを持つ方が多いかと思います。
それは学生時代の「グラマー(文法)」の授業が退屈だったというイメージが残っているからかもしれません。
ですが、TOEIC対策の文法学習は「問題演習をしながら覚えていく」という方法が一番効率的なため、「手を動かしながら覚えられる」という「やりやすさ」があります。
問題演習をする→正答を確認する→解説を読む→理解が足りなかった部分はネットやChatGPTなどのAIで検索する
このサイクルで進めていけば、文法学習もそこまで「苦」ではないと思います。
私自身、TOEIC965点を取得しているものの「文法が完璧か」と言われると、まったくそんなことはありません。
最低限の文法知識はあるため、英語を読むのは(読解は)そこまで苦戦しませんが、文法問題は一定数は間違えます。
そのため、みなさんも「文法が完璧にならないとTOEICでは高得点は取れないのか」と不安に思う必要はありません。
実際に文法問題を解いてみて「なるほど。TOEICの文法問題ってこんな感じなんだなぁ」くらいの軽いスタンスで勉強を始めてみるのが良いでしょう。
まとめ
TOEICで500点を目指すにあたって、必要な教材はこのブログで紹介したもので十分だと思います。
「取り組みやすさ」と「基礎固め」という観点から「語彙強化」と「文法強化」の2点に重点を置いた教材選びと学習方法を考えてみました。
まずは「英単語帳1冊(自分が好きなレイアウト・デザインで、1,000語程度収録のもの)」と「文法問題集1冊(『TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問』)」で学習を進めてみてください。
「あれも足りない」「これも強化したほうがいいのかな」など、様々な疑問や不安が湧き上がってくるかと思いますが、それは「基礎固め」が終わった次のステップで取り組めば良いことです。
私もTOEIC学習を続けながら、有益な情報があれば、その都度発信していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
それでは、今日はここまで!
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