TOEIC Part3・Part4の対策完全ガイド|社会人が最短でスコアUPする勉強法と問題集

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  • Part3・Part4の会話が途中から聞き取れなくなる…
  • 先読みが間に合わず、問題を次々と落としてしまう
  • Part3とPart4の違いがよくわからない
  • 忙しくてまとまった勉強時間が取れない
  • Part3・4対策に効果的な問題集や勉強法を知りたい

TOEIC Part3・Part4は、リスニングセクション100問中69問を占めるパートです。

リスニングスコアを安定させたいなら、このパートを避けて通ることはできません。

「最初は聞けているのに、途中から何を言っているのかわからなくなる」
「先読みのリズムが崩れると、連続して問題を落としてしまう」

こうした悩みを持つ受験者は本当に多く、私自身も最初はまったく同じ壁にぶつかりました。

しかし、Part3・Part4には明確な「攻略法」が存在します。

この記事では、これまで「何十回」とTOEICリスニングで満点を取得してきた私が、Part3・Part4の具体的な対策法を解説します。

この記事でわかること
  • Part3・Part4の問題形式と違い
  • Part3・Part4が聞き取れない5つの原因
  • 本番で即使える解き方のコツ(先読みの具体的な手順)
  • スコア帯別の効果的な勉強法
  • Part3・Part4対策におすすめの問題集7選

社会人として働きながらTOEIC対策をしてきた私が、忙しい方でも再現できる学習プランを含めてお伝えします。

500点〜800点台の社会人TOEIC受験者の方は、ぜひ最後までお読みください。

執筆者の実績は下記のとおりです。
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目次

TOEIC Part3・Part4の基本情報【まずはここから】

Part3・Part4はどちらもリスニングの「長文問題」です。

しかし、この2つには明確な違いがあります。

対策を始める前に、まずはそれぞれの特徴を正確に把握しておきましょう。

Part3(会話問題)の形式と特徴

TOEIC Part3は、2人または3人の会話を聞いて、設問に答える問題形式です。

問題数は13セット×3問=39問

会話の長さは30〜40秒程度で、1つの会話につき3つの設問が用意されています。

設問と選択肢は問題用紙に印刷されていますが、会話の音声は印刷されていません。

Part3でよく出題されるシーンは以下のとおりです。

  • オフィスでの同僚同士のやりとり
  • 店舗での店員と客の会話
  • ホテルの予約や変更に関する電話
  • 会議中のディスカッション
  • 設備トラブルや配送に関する問い合わせ

「誰が・どこで・何について話しているか」を冒頭で掴めるかどうかが、Part3攻略の大きなカギになります。

Part4(説明文問題)の形式と特徴

TOEIC Part4は、1人のナレーターによるトーク(説明文)を聞いて、設問に答える問題形式です。

問題数は10セット×3問=30問

Part3と同様に、設問と選択肢は問題用紙に印刷されていますが、トークの音声は印刷されていません。

Part4でよく出題されるトークのタイプは以下のとおりです。

  • スピーチ(祝辞・歓迎のあいさつなど)
  • 留守番電話のメッセージ
  • ラジオ放送やニュース
  • 施設案内やツアーガイド
  • 広告・宣伝

Part3が「対話形式」であるのに対し、Part4は1人の話者が一方的に話し続ける形式です。

そのため、Part3のように「話者が交代するタイミング」で情報を整理することができません。

文脈の流れを頭の中で追い続ける力が必要になり、Part3よりもやや語彙レベルが高い傾向にあります。

Part3とPart4の違いを比較表で整理

項目Part3(会話問題)Part4(説明文問題)
話者の数2人または3人1人
セット数13セット10セット
問題数39問30問
会話の性質対話(やりとり)独話(一方的なトーク)
頻出シーンオフィス・店舗・電話スピーチ・案内・放送
難易度の傾向話者交代で情報が整理しやすい一方的なトークで流れを追いにくい

Part3は「会話の流れ」、Part4は「トークの構成パターン」を意識することが対策のポイントです。

スコア帯別の目標正答数【600点/730点/860点】

Part3・Part4で「何問くらい正解すればいいのか」を把握しておくと、学習の方向性が見えてきます。

TOEICはスコアの算出方法が非公開のため、あくまで受験経験からの目安ですが、以下を参考にしてください。

目標スコアPart3 目標正答数(/39問)Part4 目標正答数(/30問)合計目安(/69問)
600点22〜26問16〜20問38〜46問
730点28〜32問22〜25問50〜57問
860点34〜37問26〜29問60〜66問

600点を目指す段階では、全問正解を狙う必要はありません。

まずは6〜7割の正答率を安定させることを目標にしましょう。

730点以上を狙う場合は、Part3で8割以上の正答率が必要になります。

この段階から「先読み」のリズムを体に染み込ませることが不可欠です。

Part3・Part4が聞き取れない5つの原因

Part3・Part4を苦手に感じている人には、いくつか共通したパターンがあります。

闇雲に問題を解く前に、まずは「なぜ聞き取れないのか」を正確に把握することが大切です。

原因① 語彙力が不足している

「知らない単語は聞こえない」

これはリスニング対策の不変の原則です。

Part3・Part4では、ビジネスシーンで使われる語彙が頻出します。

例えば、”invoice”(請求書)、”itinerary”(旅程)、”estimate”(見積もり)といった単語がわからなければ、会話の文脈を掴むことができません。

まずはスクリプトを読んでみてください。

スクリプトを「読んでも」理解できない場合は、リスニング力の問題ではなく語彙力の問題です。

その場合は、問題演習よりも先にTOEIC頻出単語の学習を優先しましょう。

HITO

スクリプトを読んで8割以上理解できるなら、語彙力は足りています。
そうでなければ、まず単語帳に力を入れてみましょう。

原因② 音の変化(リエゾン・リダクション)を知らない

英語には、単語同士がつながったり、音が脱落したりする「音の変化」があります。

これを知らないと、知っている単語でも聞き取れません。

代表的な例を挙げます。

  • リエゾン(連結):check it out → “チェキラウト”のようにつながる
  • リダクション(脱落):want to → “ワナ”、going to → “ガナ”のように音が省略される
  • フラッピング(弾音化):water → “ワラー”のようにtがd音に変化する

テキストを読めば簡単な英文なのに、音で聞くとまったくわからない。

その原因の多くは、この「音の変化」にあります。

原因③ 先読みのリズムが崩れている

Part3・Part4で最もスコアに直結するのが、先読みのリズムです。

先読みとは、音声が流れる前に設問と選択肢に目を通しておくことを指します。

先読みができていれば、「何を聞き取ればいいか」が事前にわかった状態で音声に臨めます。

しかし、1問に時間をかけすぎると、次の問題の先読みが間に合わなくなります。

1つ崩れると、その後も連鎖的に先読みが間に合わず、3問ごとまるまる落とす「ドミノ倒し」が起きます。

HITO

私も最初のころ、1問に固執して次の3問をまるごと落とす経験を何度もしました。

「潔く切り替える」スキルは、問題を解く力と同じくらい大切です。

社会人に多いのが、「全部聞き取らないと気が済まない」完璧主義の罠です。

Part3・Part4は、聞き取れなかった問題に固執するよりも、次の問題の先読みに切り替える判断力が問われるパートです。

原因④ 会話のシチュエーションを想像できていない

Part3・Part4では、冒頭の数秒で「場面設定」を掴めるかどうかが勝負です。

「誰が」「どこで」「何について」話しているのか。

この3点を冒頭で把握できれば、その後の内容はある程度予測がつきます。

逆に、冒頭を聞き逃してしまうと、途中から何の話をしているのかわからなくなり、設問に答えられなくなります。

先読みで設問を確認しておけば、冒頭の聞き取りポイントが明確になります。

これも先読みが重要とされる理由の一つです。

原因⑤ リーディング力が実は不足している

意外に思われるかもしれませんが、Part3・Part4ではリーディング力も問われます

なぜなら、設問と選択肢は問題用紙に英文で印刷されているからです。

先読みの際に、設問と4つの選択肢を素早く読み取る力がないと、先読みそのものが成立しません。

「リスニングの問題なのに、読む力が必要」というのは矛盾しているように感じるかもしれません。

しかし、Part3・Part4の対策では、リーディング力の底上げは避けて通れないステップです。

設問の定型パターンに慣れておくだけでも、先読みのスピードは大きく変わります。

Part3・Part4の解き方のコツ【本番で即使える3つのテクニック】

Part3・Part4は、テクニックだけで満点が取れるパートではありません。

ただし、正しい「解き方の型」を知っているかどうかで、同じリスニング力でもスコアに大きな差が生まれます。

ここでは、本番で即実践できる3つのテクニックを紹介します。

コツ① 先読みの具体的な手順【約10秒間の使い方】

先読みは、Part3・Part4攻略の最重要テクニックです。

「先読みが大事」とはよく言われますが、具体的に何秒で何をするのかまで踏み込んで解説している記事は少ないのではないでしょうか。

ここでは、私が実際に本番で使っている先読みのルーティンを紹介します。

先読みの全体像
  • ディレクション中(約30秒間):最初のセット(Q32〜34)の設問3つと選択肢に目を通す
  • 音声が流れている間:聞くことに100%集中する(設問は見ない)
  • 音声終了後〜次の音声開始まで(約10秒間):マークシートに記入 → 即座に次のセットの設問を先読み
10秒間の具体的な使い方
  • 最初の3〜4秒:前の3問のマークシートを塗る(迷わず塗る)
  • 残りの6〜7秒:次のセットの設問3つに目を通す

この「10秒」が先読みの勝負どころです。

設問を読む際のポイントは、選択肢を全部読もうとしないことです。

設問文(What / Where / Who / Why など)を中心に読み、「何を聞き取ればいいか」だけを頭に入れます。

選択肢は、キーワードだけ拾えれば十分です。

先読みが間に合わなくなったときのルール

私は、「2つ目の設問が読み上げられたタイミングで、強制的に次のセットの先読みに切り替える」というルールを自分に課しています。

1問にこだわって3問失うよりも、潔く切り替えて次の3問を確実に取るほうが、トータルのスコアは安定します。

これは仕事と同じで、「損切り」の判断ができるかどうかが問われる場面です。

コツ② 設問パターンを事前に把握する

Part3・Part4の設問には、繰り返し出題される定番パターンがあります。

このパターンを知っていれば、先読みのスピードが格段に上がります。

全体を問う設問(冒頭で答えが出やすい)
  • What is the conversation mainly about?(会話の主題は何か?)
  • Where most likely does the conversation take place?(会話はどこで行われているか?)
  • Who most likely is the speaker?(話者は誰か?)
個別の情報を問う設問(途中〜終盤で答えが出やすい)
  • What does the man suggest?(男性は何を提案しているか?)
  • What will the woman probably do next?(女性は次に何をするか?)
  • What problem does the speaker mention?(話者はどんな問題に言及しているか?)
意図問題(発話の意図を問う)
  • What does the man mean when he says, “…”?(…と言ったとき、男性は何を意味しているか?)
図表問題(図や表と音声を照合する)
  • Look at the graphic. Which …?(図を見てください。どの…?)

設問のパターンを体に染み込ませておけば、先読みに使う秒数を大幅に短縮できます。

コツ③ 聞き取れない問題は潔く捨てる

Part3・Part4では、「捨てる」判断力がスコアを左右します。

1問に執着すると、次のセットの先読みが間に合わず、連鎖的に3問を落とすリスクが生まれます。

「この問題は聞き取れなかった」と思ったら、マークシートの選択肢を1つ塗って、すぐに次の先読みに移りましょう。

25%の確率で正解する可能性を残しつつ、次の3問を確実に取りにいく

これが、Part3・Part4でスコアを最大化する考え方です。

「全部正解しないといけない」という思い込みを手放すことが、実はスコアアップへの近道です。

Part3・Part4の効果的な勉強法【スコア帯別に解説】

ここからは、スコア帯ごとに最適な勉強法を解説します。

同じ教材を使っていても、取り組み方が違えば効果はまったく異なります

【全レベル共通】同じ問題集を3周する勉強法

Part3・Part4の力を確実に伸ばすためにおすすめしたいのが、「同じ問題集を3周する」メソッドです。

多くの人が問題集を1周して「次の本」に移りがちですが、1周では身につかないことのほうが多いのが現実です。

1周目:実力チェック

時間を測って、本番と同じ条件で解きます。 正解・不正解を記録し、自分の弱点を把握します。

2周目:精読+弱点分析

スクリプトを読み込み、「なぜ聞き取れなかったのか」を1問ずつ分析します。
知らない単語があったのか、音の変化に対応できなかったのか、設問の意図を読み違えたのか。 原因を特定することで、3周目の効果が大きく変わります。

3周目:シャドーイング+先読み練習

音声を使ってシャドーイング(音声に少し遅れて発声する練習)を行います。 同時に、先読みのリズムを実践的にトレーニングします。

この3周メソッドを徹底するだけで、問題集の価値は3倍以上になります

【500〜600点台】基礎固めフェーズ

このレベルでは、Part3・Part4の前に基礎力を固めることが最優先です。

やるべきこと
  • TOEIC頻出単語の学習(『金のフレーズ』などで語彙を増やす)
  • Part1・Part2が安定しているか確認する(Part1・2で8割取れないなら、そちらを先に対策する)
  • オーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に声を出す)で英語の音に慣れる

Part3・Part4に本格的に取り組むのは、Part1・Part2で安定して正解できるようになってからで構いません。

焦ってPart3・Part4の問題演習に飛びつくよりも、基礎を固めてからのほうが圧倒的に効率がよいです。

【600〜730点台】先読み定着フェーズ

このレベルでは、先読みを「できる」から「安定してできる」に引き上げることが目標です。

やるべきこと
  • 先読みのリズムを体に染み込ませる(毎日2〜3セットの先読み練習を習慣化する)
  • 設問パターン別の練習(全体問題・個別問題・意図問題・図表問題を意識して解く)
  • シャドーイングで音の変化に対応する力を高める

このフェーズで大切なのは、「先読みが間に合わなくなったとき、どう立て直すか」のルールを決めておくことです。

崩れたときのリカバリー方法を持っているだけで、本番でのメンタルが安定します。

【730〜860点以上】精度向上フェーズ

このレベルでは、正答率をさらに高める「精度」の勝負になります。

やるべきこと
  • 1.25倍速〜1.5倍速でのリスニング練習(負荷をかけることで、本番の速度が楽に感じられる)
  • 図表問題・3人会話・意図問題の重点対策(高得点帯で差がつく問題タイプ)
  • 公式問題集での本番シミュレーション(2時間通しで解き、集中力の持続を確認する)

860点以上を目指す段階では、「落とせる問題」が極端に少なくなります

1問のミスがスコアに大きく影響するため、安定した先読みリズムと高い聞き取り精度の両方が求められます。

忙しい社会人向け|1日30分の学習スケジュール例

「仕事が忙しくてまとまった勉強時間が取れない」
社会人のTOEIC学習で、最も多い悩みがこれではないでしょうか。

私自身、働きながらTOEIC対策をしてきたので、この悩みは痛いほどわかります。

そこで、1日30分で実践できるPart3・Part4の学習スケジュール例を紹介します。

朝の通勤時間(15分):シャドーイング

イヤホンをして、口パクでOKです。

電車の中でも、声を出さずに口を動かすだけで効果があります。

前日に精読したセットの音声を繰り返し聞きましょう。

昼休み(5分):単語アプリで語彙強化

ランチのあとの5分だけ、TOEIC頻出単語を確認します。

アプリを使えば、机がなくてもスマホ1つで完結します。

帰宅後(10分):問題演習1セット+復習

Part3またはPart4の問題を1セット(3問)解き、スクリプトを確認します。

聞き取れなかった箇所をメモし、翌朝のシャドーイング素材にします。

ポイントは「毎日続けること」です。

HITO

「完璧な環境」を待つよりも、「今ある時間」でコツコツ進めるのが一番の近道です。

30分を週5日続ければ、1ヶ月で約10時間のTOEIC学習になります。

完璧な学習時間を確保しようとするよりも、「今の生活に無理なく組み込めるルーティン」を作るほうが、長期的にはスコアに直結します。

Part3・Part4対策におすすめの問題集・参考書7選

ここからは、Part3・Part4対策に効果的な問題集・参考書を厳選して7冊紹介します。

単なる「おすすめランキング」ではなく、それぞれの教材が「どんな人に向いているのか」「どう使えば効果が最大化するのか」まで踏み込んで解説します。

① 『公式TOEIC Listening & Reading Part 3 & 4 音声速解』

  • 推奨レベル:中級〜上級(600点以上)
  • 価格:3,300円(税込)
  • ページ数:320ページ
  • 音声:ダウンロード方式
こんな人におすすめ
  • Part3・Part4に特化した公式教材で学びたい
  • チャンク(意味のかたまり)単位の聞き取り力を高めたい
  • 最新の公式教材で対策したい

TOEIC公式のパート別問題集として、『Part7速読演習』に続く第2弾の教材です。

最大の特徴は、チャンク聞き・音変化対策・談話標識(話の展開を示す表現)の把握という3つのメソッドで、Part3・Part4の聞き取り力を段階的に高められる構成になっている点です。

Chapter1で聞き取りの方法論を学び、Chapter2・3でタイプ別の演習を行い、Chapter4・5で本番形式の実践テスト(2回分)に取り組む流れです。

ETSが制作した本番同等の問題で学べるのは公式教材だけなので、Part3・Part4に本格的に取り組むなら、まず手に取りたい1冊です。

活用のコツ

1周目はChapter1のメソッドをしっかり理解し、2周目以降でChapter4・5の実践テストをシャドーイング素材として活用すると効果的です。

② 『TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part3&4』

  • 推奨レベル:中級(550〜750点)
  • 価格:2,530円(税込)
  • ページ数:432ページ
  • 音声:CD-ROM+ダウンロード方式
こんな人におすすめ
  • 設問パターン別に体系的に学びたい
  • Part3・4の「解き方の型」を身につけたい
  • ミニ模試で実践練習もしたい

早川幸治氏・ヒロ前田氏の共著による『究極のゼミ』シリーズのPart3&4版です。

設問タイプごとに解法を整理しているため、「全体問題」「個別問題」「意図問題」「図表問題」のそれぞれに対する対策を体系的に学べます。

ミニ模試2回分も収録されており、学んだ解法をすぐに実践できる構成です。

活用のコツ

各設問タイプの解法を理解したら、公式問題集の問題を使って「この問題はどの設問タイプか?」を意識しながら練習すると、定着が早くなります。

③ 『TOEIC L&R テスト Part3&4 鬼の変速リスニング』

  • 推奨レベル:中級〜上級(600点以上)
  • 価格:各1,430円(税込)
  • ※1・2の2巻構成 音声:ダウンロード方式
こんな人におすすめ
  • 本番の音声スピードに余裕を持ちたい
  • 高負荷のリスニングトレーニングで耳を鍛えたい
  • 1.5倍速・2倍速の練習をしたい

0.7倍〜2.5倍の5段階変速トレーニングができる、ユニークな問題集です。

2.5倍速から段階的にスピードを下げていくことで、等倍速が「ゆっくり」に感じられるようになります。

730点以上を目指す方が、リスニング力をもう一段階引き上げたいときに特に効果的です。

活用のコツ

いきなり2倍速から始めず、1.0倍→1.25倍→1.5倍と段階的にスピードを上げていきましょう。

1.5倍速で8割以上聞き取れるようになれば、本番がかなり楽に感じるはずです。

④ 『TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート3 / パート4』

  • 推奨レベル:初級(400〜600点)
  • 価格:814円(パート3)/ 792円(パート4)
  • ページ数:224ページ(パート3)/ 208ページ(パート4)
  • 音声:ダウンロード方式(abceed対応)
こんな人におすすめ
  • Part3・Part4の対策を基礎から始めたい
  • TOEIC頻出の表現やパターンに慣れたい
  • 通勤中にも使えるコンパクトなサイズがいい

大人気「特急シリーズ」のPart3・Part4版です。

新書サイズで持ち運びやすく、満員電車の中でも片手で開けます。

500〜600点を目標とする方が、Part3・Part4の基礎を固めるのに最適な入門書です。

頻出表現が体系的に学べるため、「Part3・Part4で何が問われるのか」の全体像を掴むのにも役立ちます。

活用のコツ

通勤時間に毎日1〜2セットずつ解く習慣をつけましょう。

音声はabceedアプリで管理すると、スマホ1つで学習が完結します。

⑤ 『TOEIC L&R テスト 直前の技術』

  • 推奨レベル:初級〜中級(400〜700点)
  • 価格:2,420円(税込)
  • ページ数:358ページ
  • 音声:CD-ROM+ダウンロード方式(別冊模試1回分付)
こんな人におすすめ
  • 全パートの解き方を短期間で知りたい
  • 初受験で何から手をつけていいかわからない
  • 試験まで時間がなく、即効性のあるテクニックが欲しい

全パート対策の教材ですが、Part3・Part4の先読みテクニックや解き方のコツが特にわかりやすくまとまっています。

初受験者は、この本を最初に読んでおくと、TOEICの全体像と各パートの戦略が見えてきます。

活用のコツ

試験2週間前にひと通り読み、特にPart3・Part4のテクニックは公式問題集で実践しながら定着させましょう。

⑥ 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集12』(2025年10月発売)

  • 推奨レベル:全レベル
  • 価格:3,630円(税込)
  • ページ数:312ページ
  • 音声:ダウンロード方式
こんな人におすすめ
  • 本番と同じ条件で模試を解きたい
  • 公式スピーカーの音声に慣れたい
  • 学習の仕上げとして使いたい

TOEICを開発しているETSが制作した本番同等の模試が2回分収録されています。

公式問題集シリーズの最新版であり、最新の出題傾向を反映した問題で実践練習ができます。

Part3・Part4だけでなく、全パートを通しで解くことで本番の集中力を鍛える目的にも使えます。

活用のコツ

Part3・Part4対策としては、まず通しで解いた後に、Part3・Part4のスクリプトだけを集中的にシャドーイング素材として活用するのが効果的です。

公式スピーカーの音声で練習できるのは、公式教材ならではの強みです。

⑦ スタディサプリENGLISH TOEICコース(アプリ)

TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
TOEIC®L&Rテスト対策 -スタディサプリENGLISH
開発元:Recruit Co.,Ltd. 無料 posted withアプリーチ
  • 推奨レベル:全レベル
  • 月額:3,278円(税込)〜
こんな人におすすめ
  • スキマ時間を活用して対策したい
  • ディクテーション・シャドーイング機能を使いたい
  • 動画講義で解き方を学びたい

スマホ1つでTOEIC対策が完結するアプリです。

ディクテーション機能(聞き取った英語を文字で入力する練習)とシャドーイング機能が搭載されており、Part3・Part4に必要なリスニング力を効率的に鍛えられます。

20回分相当の演習問題が収録されており、問題演習量も豊富です。

関 正生先生の動画講義で設問タイプ別の解き方を学べるのも大きなメリットです。

活用のコツ

通勤時間にディクテーションとシャドーイング、帰宅後に問題演習という使い分けがおすすめです。

「書籍で体系的に学び、アプリで反復練習する」というハイブリッドな学習スタイルが最も効果的です。

【比較表】スコア帯別おすすめ教材マッピング

スコア帯最優先で使いたい教材補助的に使いたい教材
400〜550点『初心者特急 パート3/パート4』『直前の技術』
550〜650点『究極のゼミ Part3&4』スタディサプリENGLISH
650〜750点『公式Part3&4 音声速解』『鬼の変速リスニング』
750点以上『公式問題集12』+『鬼の変速リスニング』『公式Part3&4 音声速解』
HITO

まずは自分のスコア帯に合った教材を1冊選び、3周メソッドで使い倒すことから始めましょう。

Part3・Part4対策でよくある質問【Q&A】

Q1. Part3とPart4、どちらから対策すべき?

HITO

Part3から取り組むことをおすすめします。

Part3は2人の会話形式が中心で、話者が交代するタイミングで情報を整理しやすいからです。

一方、Part4は1人のトークが続くため、文脈を頭の中で追い続ける力が必要になります。

Part3で先読みと聞き取りのリズムを身につけてからPart4に進むほうが、スムーズにレベルアップできます。

Q2. 先読みは本当に効果がある?禁止されていない?

HITO

先読みは効果がありますし、禁止もされていません。

TOEICの試験規則上、問題用紙に印刷されている設問・選択肢を事前に読むことは問題ありません。

先読みができるかどうかで、Part3・Part4のスコアは大きく変わります

ただし、先読みは「テクニック」であり、土台となるリスニング力がなければ効果は限定的です。

先読みとリスニング力の両方を鍛えることが、スコアアップへの最短ルートです。

Q3. シャドーイングはどのくらいの期間で効果が出る?

HITO

個人差はありますが、毎日15分のシャドーイングを2〜3か月続けると、変化を実感できる方が多い印象です。

最初は「まったくついていけない」と感じるかもしれませんが、それは正常な反応です。

まずは0.8〜0.9倍速から始めて、徐々にスピードを上げていきましょう。

大切なのは「毎日少しでもやること」です。

週末にまとめて1時間やるよりも、毎日15分のほうが定着します。

Q4. 公式問題集は何冊やるべき?

HITO

最低でも2冊、できれば3冊やり込むことをおすすめします。

ただし、「何冊やるか」よりも「1冊をどれだけ深くやるか」のほうが重要です。

1冊を3周する(1周目:本番形式で解く → 2周目:精読・分析 → 3周目:シャドーイング)ことで、問題集の価値を最大限に引き出せます。

問題集を「やり終える」ことが目的にならないように注意しましょう。

Q5. リスニング対策にオンライン英会話は有効?

Part3・Part4のスコアを直接的に上げる目的であれば、オンライン英会話よりも問題演習を優先したほうが効率的です。

オンライン英会話は「英語を使う経験」としては価値がありますが、TOEIC特有の設問パターンや先読みのスキルはカバーできません。

ただし、730点以上を目指す段階では、英語を「音」として処理する力の底上げにオンライン英会話が役立つこともあります。

HITO

TOEIC対策としての優先順位は、問題演習 → シャドーイング → オンライン英会話の順です。

まとめ|Part3・4攻略のカギは「先読み×リスニング力×継続」

今回の記事はいかがだったでしょうか。

TOEIC Part3・Part4は、リスニングセクション100問中69問を占める最重要パートです。

攻略のカギは、大きく3つに集約されます。

1つ目:「先読み」

音声が流れる前に設問を確認し、「何を聞き取ればいいか」を明確にしておくこと。

14秒間の使い方を体に染み込ませることで、本番でのスコアは安定します。

2つ目:「リスニング力」

語彙力、音の変化への対応力、英語を英語のまま処理する力。

これらは一朝一夕で身につくものではありませんが、シャドーイングや問題集の3周メソッドで着実に伸ばせます。

3つ目:「継続」

忙しい社会人にとって、まとまった学習時間を確保するのは簡単ではありません。

しかし、1日30分の積み重ねが、1か月後、3か月後に確実な差となって現れます。

私自身、最初はPart3・Part4が聞き取れず、何度も悔しい思いをしてきました。

それでも、正しい方法で「積み重ね」を続けた結果、リスニングで満点を取れるようになりました。

英語はセンスではなく、「積み重ね方」と「考え方」で変わります。

まずは1冊の問題集を選んで、今日から始めてみましょう。

完璧な計画を立てることよりも、「今日1セット解いてみる」という一歩のほうが、スコアアップには何倍も価値があるはずです。

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この記事を書いた人

1990年生まれ。
静岡県在住の英語ブロガー。

英語が好きで、大学卒業後は高校の英語教員になるも、1年も経たずに退職。

翌年に大学院に進学し、一念発起で英語の勉強をやり直し。

大学院卒業後は、中小企業に就職し、総務と人事を経験。
2024年4月に転職。

特技は英語。
TOEIC965点。30代で念願の英検1級に合格。

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