TOEICが時間内に解き終わらない?965点ホルダーが教える時間配分のコツと対策

TOEICが時間内に解き終わらない人向けに965点ホルダーが解説する時間配分と対策のアイキャッチ画像
  • そもそもTOEICで高得点を取るためには、最後まで解き終わらないとダメなの?
  • 最後まで問題を解き終えるためには、どんな勉強をしたらいいの?
  • 問題を解くときの時間配分はどうしたらいいの?
  • 読解スピードが上がる勉強方法を知りたい!

TOEICの難易度を上げている要因のひとつが「時間」です。

「かなり急いで解いているのに、時間切れで最後まで解き終わらない…」
みなさんも「時間切れ」によって悔しい思いをしたことはないでしょうか?

かつては、私も時間が足りず、最後はマークシートを「勘」で塗りつぶす始末…。
試験が終了したあとの手応えはなく、悔しい思いをしてきました。

しかし、TOEICの受験を繰り返し、勉強を進めていくなかで「勘で塗りつぶす」という作業はなくなりました。

900点オーバーを安定して取得するようになってからは「時間切れ」になることもありません。

そこで本記事では「TOEICの問題を最後まで解き終えるための根本的な解決策」について解説します。

TOEICで今よりも大きくスコアを伸ばしたい方は、ぜひ最後まで本記事をお読みください。

この記事でわかること
  • TOEICで時間が足りなくなる原因
  • TOEICを時間内に解き終えるために必要なこと
  • TOEICを解く際の「時間配分」
  • TOEICを時間内に解き終えるための「本当の戦略」
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目次

TOEICは最後まで解かなければいけないのか?

「TOEICは全問解かなければいけないのか」に対する答えは「目標の点数による」です。

私も800点台のころは「全問解ききれない」ということがよくありました。

「900点オーバー」を目指す人は最後まで解くべし!

「TOEICで900点オーバーを達成したい」という人は、最後まで解き終えなければいけません。

時間が足りずに最後の5〜10問をテキトーにマークすると「15〜40点」前後は失う可能性があります。

理論的には「その他の問題が全問正解なら900点オーバーを達成」できますが、あまり現実的ではありません。

最後まで解き終えられないくらいの「読解スピード」「処理スピード」では、「その他の問題はパーフェクト」というわけにはいきません。

戦略的に「全問解かない」のはアリ?

「会社の昇進昇格のために700点だけ必要」などの特殊な事情があれば「アリ」かもしれません。

ただ、個人的にはおすすめできません。

解く問題数を制限して、中途半端に英語学習すれば、かえって目標に到達するのが遅くなります。

しっかりと「英語力の土台」を築き上げ、自然と「読解スピード」を上げていくほうが「効率的」です。

「最後まで解き終えるつもり」で取り組む

「今は900点オーバーを目指しているわけではないから」と思っていても「最後まで解き終えるつもり」で解きましょう。

「使える英語」を手に入れるには、いずれ「900点」を目指すことになります。

また、それくらいの考え方のほうが700点・800点をスムーズにクリアしやすくなります。

「時間配分」を意識して、最後まで解き終えられるくらいの読解力とスピード感で取り組みましょう。

なぜTOEICで「時間が足りなくなる」のか?

そもそも、なぜ「TOEICで時間が足りなくなる」のでしょうか?

「英語力」が足りないといえば、そうかもしれませんが、もう少し「深堀り」して見てみましょう。

語彙・文法知識が不十分で意味理解に時間がかかる

「語彙」と「文法」の知識が不足していると、瞬時に意味を理解することができません。

極端な話、文構造がわからなくても語彙が100%わかっていれば、意味はなんとなく理解できます。

文法知識も加われば、スムーズに英文が理解でき、いちいち頭のなかで日本語に変換する必要がありません。

語彙がわからなければ意味を推測しなければなりません。

文法理解が甘い場合も、「ここが主語で…ここが動詞で…ここは修飾部で…」といちいち構造理解をしなければいけません。

これらの作業をひとつひとつ行っていては、どうしても英文の理解に時間がかかってしまいます。

「英単語学習」については、下記の記事も参考にしてみてください。

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英文の構造が把握できず「返り読み」が増える

「文法知識」を「英文構造の理解」に結びつける作業も必須です。

文法を理解しているからといって、英文の構造をスムーズに読み解けるわけではありません。

文法を習得したあとに、英文読解の練習をして「構造理解」を深める必要があります。

「英文読解」「構造理解」を鍛えるためには、西 きょうじ先生の参考書がおすすめです。

時間配分が甘くPart5〜6で時間を浪費してしまう

Part5とPart6を合わせて「20分以内」に解き終わるのが、おおよその目安です。

しかし、「あれ?やっぱりさっきの選択肢はAだったかな?」と考えて解き終わった問題に戻ってしまったり、悩んで立ち止まってしまう人がいます。

Part5とPart6は、「瞬時に判断して解く」くらいの気持ちでテンポよく進めたいところです。

瞬時に判断できるようになるためには、やはり「語彙」と「文法」の強化が必須です。

TOEICの時間配分の目安と戦略

まずは、TOEIC全体の試験時間について整理しましょう。

TOEICは「リスニングパート45分」「リーディングパート75分」計「120分」で構成されています。

リスニングは音声の沿って解いていくだけなので「時間配分」を意識する必要はありません。目の前の1問1問に集中するのみです。

問題はリーディングパートで、「時間配分」によってスムーズに試験を終えられるかどうかが決まり、点数にも結びついてきます。

リーディングパートの「パートごと」の「時間配分」を見ていきましょう。

Part5(30問)|時間配分:10分

Part5で1問にかけられる時間は「20秒」程度です。

その場で瞬時に判断できるように、日頃から語彙・文法のトレーニングを積んでおきましょう。

個人的には「1問あたり10〜15秒」で解くつもりでトライしています。

「どれくらいPart7に時間を残せるか」も高得点取得のためのポイントです。

Part6(16問)|時間配分:10分

Part6は「1問あたり37〜38秒」で解く計算ですが、意外と時間がありません。

「長文穴埋め形式」の大問が4題あるため、「長文読解のスピード」と空所の前後関係の「文脈を読み解く力」が問われます。

ひとつの大問を「2分30秒」で解く必要があるため、私の場合は下記のステップで解答します。

  • 選択肢にサッと目を通す
  • 選択肢を意識しながら、該当する空所まで長文を読む
  • もう一度選択肢を確認し、解答を選んでマークシートを塗りつぶす
  • 1回で解答を選べなかった場合は、長文の空所前後を読み直す

コツは空所前後の「論理展開」を意識しながら読むことです。

Part7(54問)|時間配分:55分

Part7は「1問あたり1分」で解いていくイメージです。

時間がタイトになってしまうため、Part5〜6でできるだけ時間を圧縮し、Part7に少しでも時間を回しておきたいのが本音です。

ただ、Part5〜6が難しいときはPart7の難易度が下がっていたり、逆にPart5〜6に平易な問題が多いときにPart7が難しかったりと「時間配分を狂わせてくる」のがTOEICの難しいところです。

Part7もPart6と同様に「先に問題文と選択肢に目を通して」おきましょう。

できるだけ「返り読み」をしたくないため、「常に選択肢を頭に入れながら」長文を読んでいくのがコツです。

TOEICの「時間切れ対策」と「読解力」を上げる「コツ」

「英語の読解力」と「時間切れ対策」…「あまり結びつかないような?」と感じるかもしれません。

しかし、「読解力」こそがTOEICを時間内に解き終えるための重要な「要素」です。

「読解力」を上げる

そもそも「読解力」があれば、自然と「解答スピード」が早くなります。

私は日本語でも文章を読むのが遅いのですが、TOEICは時間内に解き終えることができます。

  • 英文の意味を前からすばやく理解することができる
  • 「返り読み」や「読み直し」が少ない

読解力があると、英文を読むときの「ムダ」を省くことができ、時間のロスが少なくなります。

例えば、

I will go out for dinner with my friend next Sunday.

という英文を見たとき、「私は/出かける/ディナーに/友人と/今度の日曜日」と前から意味を取るのは難しくないはずです。

しかし、

The book that my friend, who lives in New York, recommended to me last week was surprisingly helpful.

のように長くなると、前から意味を取れなくなる人がいます

その原因のひとつは「読解力が足りないから」です。

  • 多読で多くの英文に目を通し、英語の構造に慣れる
  • スラッシュリーディングで前から意味を取る練習をする
  • 一度に意味解釈できる「英語の範囲(カタマリ)」を増やす

というように少しずつ読解力を鍛えていきましょう。

「読解力」を上げるためには?

読解力アップの基礎として重要なことは「主語」と「述語」をすばやく見つけることです。

「主語」と「述語」を見つけられる=文構造を理解できている、ということです。

そして、その判断が早ければ、英文読解も早くなります。

例えば、

The book that my friend, who lives in New York, recommended to me last week was surprisingly helpful.

この文の主語と述語を見つけてみましょう。

  • 主語 (S): The book
  • 述語 (V): was

主語と述語の位置を把握することで、「文の骨格」が明確になります。

この感覚を養うことで、英文読解がうまくなり、読解力が上がっていきます。

【トレーニング法】

  1. 短い文で主語と述語を探す練習をする
  2. 徐々に長い文へステップアップする
  3. スラッシュリーディングを活用し、文のカタマリ(句)を意識する
HITO

「文の骨格」を常に意識しよう!

「語彙」を増やして「読解力」を底上げする

英文の読みやすさは「文の長さ」や「構造」だけで決まるわけではありません。

「語彙力」で英文理解のスピードが大きく変わります。

例えば、次の2つの文は「文の長さ」も「構造」もほぼ同じで、語彙のレベルだけ変えています。

The book that my friend, who lives in New York, recommended to me last week was surprisingly helpful.

The publication that my acquaintance, who resides in New York, strongly endorsed to me last week turned out to be remarkably insightful.

前者は英検2級程度の語彙で構成されているため、文構造さえ追えれば比較的読みやすいはずです。

一方、後者は publication / acquaintance / resides / endorse / insightful など、ひとつひとつの語の意味解釈に負荷がかかるため、急に読みにくくなります。

つまり、語彙が足りないと「文の構造理解」にたどり着く前につまづいてしまうということです。

読解力を底上げするうえで、語彙を増やすことは避けて通れないのです。

TOEICの「時間配分」は究極的には気にしなくていい

ちゃぶ台返しみたいな話ですが、最終的にはTOEICの「時間配分」は気にしなくていいです。


なぜ時間配分を気にしなくていいのか?

というのも、ここまで見てきたように「読解力が上がれば(自然と)時間内に解き終わる」ようになるからです。

TOEICの試験形式に慣れないうちは「時間管理」も必要かもしれません。
しかし、ある程度経験を積んできたら「英語力や読解力そのものを上げること」に意識を向けましょう。

多くの英語に触れ、英文読解がうまくなってくると、「ムダ」が削がれて読解スピードが上がります。

高得点者ほど「基礎」がしっかりしている

TOEICの高得点者ほど「語彙」「文法」「読解」などの基礎がしっかりしています。

テクニックでスピードを上げているのではなく、「知識があるから」瞬時に問題を解けるという感覚です。

「急がば回れ」の気持ちで、しっかりと「語彙」「文法」「読解」を積み上げて、TOEICを最後まで解き終えられる力をつけましょう。

英文読解を極める

私自身もまだ「道半ば」なのですが、「英文読解を極める」ことができれば、TOEICも苦ではなくなるはずです。

英語の4技能のなかでも「読む力」はインパクト強く、これを極めれば「リスニング」や「スピーキング」も大きく伸びます。

どうしても「スピーキング」などの「アウトプット」に目が行きがちですが、まずは「インプットの基礎」を鍛え上げていきましょう。

まとめ|基礎を極めて読解スピードを高めよう

TOEICは「時間との戦い」と言われますが、結局のところ、 時間切れの原因はテクニック不足ではなく「読解力の不足」 に集約されます。

本記事で解説したように「語彙」「文法」が弱いと意味理解に時間がかかります。
また、文構造がつかめないと「返り読み」が増えます。

その結果、Part5〜6で時間を浪費し、Part7が圧倒的に苦しくなります。

しかし、読解力が上がれば「時間配分をほとんど意識しなくても、自然と最後まで解き終えられる」 ようになります。

  • 「語彙」「文法」を鍛える(処理スピードの土台づくり)
  • 英文構造をつかむ力を磨く(返り読みをなくす)
  • 語彙レベルが読解負荷を決める(語彙を増やすと世界が変わる)
  • Part5〜7の時間配分を知る(最終的には配分に依存しない)

高得点者ほど奇をてらった解法ではなく、 「語彙」「文法」「構造理解」という基礎の質 で速く読んでいます。

急がば回れの精神で土台を積み上げていけば、TOEICは確実にラクになります。

英語の4技能のなかでも「読む力」は影響が大きく、 読解力が伸びればリスニングやスピーキングにも波及します。

英文がすらすらと読めるようになると、 英語学習は「苦しさ」から「楽しさ」へと変わっていきます。「読解力」を鍛えて、TOEIC高得点を目指しましょう。

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この記事を書いた人

1990年生まれ。
静岡県在住の英語ブロガー。

英語が好きで、大学卒業後は高校の英語教員になるも、1年も経たずに退職。

翌年に大学院に進学し、一念発起で英語の勉強をやり直し。

大学院卒業後は、中小企業に就職し、総務と人事を経験。
2024年4月に転職。

特技は英語。
TOEIC965点。30代で念願の英検1級に合格。

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