どうも!日産系サラリーマンHITOです。
名前の通り日産系企業で人事をしているサラリーマンで、「就活」「転職」「英語」などについて情報発信しています。
今回は「TOEIC900点を超えると人生が変わるのか?」というテーマについて深堀りしていきたいと思います。
私はTOEIC 965点と英検1級を保有しています。
主に、私が人生の中でどのようなTOEICのスコアを歩んできたのかという「体験談」について書いてみたいと思います。
最後に900点取得後の人生についても触れたいと思います。
興味のある方は、ぜひ最後までお付き合いください。
結論:TOEIC900点を取った「だけ」では人生は変わらない
結論、TOEIC900点を取った「だけ」では人生はまったく変化しません。
TOEIC900点を取得したあとに「何をするのか」。ここが重要です。
TOEICに関する情報発信をしてもいいですし、副業を始めてもいいですし、転職の武器にするのもありだと思います。
TOEIC900点を取っただけでは人生は変わりませんが、「希少性」は格段に高まります。
「人生を変える」チケットを手にした感じですね。
そのチケットを人生に有効活用していきましょう。
TOEIC900点オーバー保持者の割合
TOEICで900点以上のスコアを保持している日本人の割合は3〜4%と推察されます。
下記のグラフはTOEIC公開テストのスコア分布ですが、「895〜」の割合が「4.2%」となっています。
そのため900点以上となるともう少し割合が下がり、3〜4%に収まると考えられます。
参照:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC®︎ Program DATA & ANALYSIS 2023 2022年度受験者数と平均スコア」
数字で見るとやはり、その「希少性」が見て取れますね。
TOEICで900点を取るためには、200問中約181〜184問の正解が必要です。
これは約92〜95%の正答率に相当するので、やはり難易度の高さが伺えます。
私の体験談
ここからは、私のTOEIC体験談を綴っていこうと思います。
体験談の中で「オススメの教材」を何冊かピックアップしていますが、「900点オーバー達成とその後」を知りたい方は、このセクションをスキップしていただいてもOKです。
勉強方法や私なりに考えてきたことが、みなさんのお役に立てることを願います。
TOEICとの出会い:何点からでも900点オーバーは目指せる
私とTOEICとの出会いは、今から約15年前、大学1年生とのときです。
外国語学部に所属していたため、学期末の試験でTOEICを受けることが必須になっていました。
今では高校生でもTOEICを受ける人がたくさんいる印象ですが、私が高校生のときはTOEICの存在すら知りませんでした。
はじめてTOEICを受けたときのことはほとんど覚えていないのですが、スコアが500点台だったのは記憶しています。
「悔しい」というよりは「自分の英語力ってこんなもんかぁ」と少しガッカリしたのを覚えています。
500点台からでも(それ以下からでも)900点台まで到達できますので、みなさんも諦めずに頑張ってほしいと思います。
海外留学を経て:手っ取り早くスコアアップしたいならリスニングを強化しよう
大学2年生のときに交換留学でカナダに8ヶ月ほど留学しました。
ネイティブスピーカーの友人はほとんどいなかったのですが、周りに日本人が少なかったので、観光で困らない程度には英語が話せるようになりました。
「TOEIC900点オーバーで留学もしていたのだから、英語はペラペラだよね?」とよく聞かれるのですが、まったくペラペラではありません。
TOEIC900点ホルダーの人は理解してくれると思いますが、TOEICの点数が高い人は「最低限の読み書き」や「多少の日常会話」はできます。
ですが、ネイティブスピーカーレベルでもなければ、ビジネスで使える英語のレベルでもありません。
「TOEIC900点を目指す=ネイティブスピーカーみたいにならなければ」とハードルを高くする必要はありません。
留学に関してはTOEICに効果テキメンで、帰国後すぐに受けたTOEICで860点には到達していました。
語彙や文法が強化されたのではなく、リスニングが圧倒的に伸びました(当然ですよね)。
リスニングは満点か、満点に近かったと思います。
海外留学を経ているので少し「ずるい感じ」もしますが、TOEICはリスニングのほうが満点を取りやすいのは事実です。
そのため、TOEICで600〜700点を取れる力がある人は「リスニングの満点を先に狙う」という戦略をとってもいいと思います。
いくつかオススメの問題集をピックアップしておきます。
リスニングをガンガン鍛えて、満点を取って自信に繋げていくのもひとつの手だと思います。
TOEICで900点オーバーを達成したとき:TOEICの解き方がわかった瞬間
TOEICで900点を達成したのは、大学3年生のときです。
留学から帰ってきて毎月TOEICを受けていたのですが、4〜5回受験しているうちに900点を超えていました。
900点を超えたときに思ったことは「英語力が伸びた」ということではなく、「TOEICの解き方がわかってきた」ということでした。
実際に試験を受けながら「どうしたら早く問題を解けるか」「TOEICという試験のポイントはどこか」に着目して「スピード重視」で問題を解いていました。
前提として、TOEIC900点に必要な語彙数「8,000〜10,000語」までの「語彙力強化」は必須です。
併せて高校の参考書に出てくるような英文法はひと通りマスターしている必要があります。
上記の2つがクリアできていれば、あとは「慣れ」と「スピード」の問題です。
TOEICの問題は「ひっかけ」に近いような問題や「答えを見つけづらい」問題があるため、スピード重視で時間に余裕をもって回答することができれば、ハイスコアを狙いやすくなります。
800点台でつまづいている場合は「読解力」が足りない可能性が高いです。
TOEICのリーディングで書かれていることを「読み取れない」「理解できない」ということであれば、読解力を鍛え直したほうが良いと思います。
700点台へ陥落:「慣れ」と「スピード」の重要性を実感
大学を卒業してからは、4年ほどTOEICに触れていませんでした。
あるとき会社でTOEICを受験する機会があったので、久しぶりに挑戦してみました。
そのときのスコアはまさかの「700点台」。
かなりショックを受けましたが、これも要は「慣れ」の問題だったと、あとになってわかりました。
久しぶりの受験で時間が足りず、最後の10問くらいが解けませんでしたし、リスニングもボロボロだった記憶があります。
今ならわかりますが、一度コツを掴めばすぐにまた乗れるようになる「自転車の乗り方」と同じで、TOEIC攻略のコツを掴めば、スコアがガクンと下がってもすぐに元に戻せます。
再び900点台へ:スコア安定期へ
700点台というスコアにショックを受けた私は、勉強をやり直しました。
最低でも2ヶ月に1回はTOEICの公開テストを受験するようにし、問題集で「スピード」と「慣れ」を取り戻しました。
具体的な対策というよりは「良問をひたすら解く」というだけです。
感覚を研ぎ澄まし、時間配分を意識して演習を繰り返す。
解答の根拠がわからなかったところは、解説を読んで落とし込む。
そうしていくうちに、徐々にTOEICの感覚を取り戻し、安定的に900点台を取れるようになりました。
900点オーバー達成とその後
つらつらと「体験談」を書いてきましたが、結論は冒頭と変わらず「TOEIC900点を達成しただけ」では、なかなか人生は変わりません。
しかし、人生を変える「チケット」は手に入れることができます。
私の場合は「転職」に活用しました。
もともと無名の中小企業に在籍していましたが、転職により日産系の大手中堅企業に移りました。
「年収」「福利厚生」が大幅に改善され、人生がより豊かな方向に動き出しました。
実は転職の際に「企業が求めていた要件」に満たない部分があったのですが、書類選考を通過することができました。
あとから転職エージェントの担当者の方にお聞きしたところ「TOEICのスコアが大きかったと思います。900点を超えているとさすがに書類選考で落とすにはもったいないと企業側も考えますね」と言われました。
私は選択しませんでしたが、他にも「外資系企業に転職」という道もあります。
TOEICのスコアだけで外資企業で通用することはありませんが、入口に立つことはできると思います。
他にも勉強のプロセスやこれまで使用した教材をブログやSNSで発信して、副業として活かすこともできます。
クラウドワークスやココナラでスキル販売することもできますし、スキルを拡大するチャンスは無限大です。
私もこのブログを書いている時点では転職して8ヶ月ほどしか経っていません。
今後、「TOEIC900点オーバー」という「チケット」を活かすも殺すも自分次第だと思っています。
自己研鑽は怠らず、「満点」を目指して走り続けていきたいと思います。
まとめ
今回は「TOEIC900点を取得したら人生が変わるのか」をテーマにブログを書いてみました。
900点を取っただけでは人生は変わりませんが、それを「キッカケ」として人生が動き出すということはお伝えできたかと思います。
今回は多くのTOEIC教材を紹介しましたが、私自身もまだまだ使ってみたいものがあるので、実際に問題を解いてレビューしていきますね。
私もまだ「満点を取得するまで」の長道のりが残っています。
みなさんもハイスコアを目指して一緒に頑張っていきましょう。
それでは、今回はここまで!また次回お会いしましょう!!
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