どうも!日産系サラリーマンHITOです。
今日も元気にやっていきましょう!
「30代からの賢い転職術」と称して2本立てでブログを書いております。
前回の記事では「世は大転職時代」「私の転職体験記」「転職エージェントの活用方法」などについてまとめました。
みなさんは「現在の職場に満足している」でしょうか?
・人間関係でストレスが溜まっている
・給与や賞与に不満があり、将来が不安
・仕事内容に満足できず、日々モヤモヤしている
・大きな不満はないが、新卒からずっと同じ会社に在籍し、「本当にこのままでいいのか?」と悶々としている
このようなことに少しでも当てはまるようであれば、転職が「現状を変える」一筋の光明になるかもしれませんね。
私は人事で採用活動を担当していますが、それと同時に「転職経験者」でもあります。
中小企業(従業員900名弱)から現在の大手中堅企業(従業員10,000名超)に転職することができ、キャリアアップすることができました。
その「成功体験」と「人事での経験」を織り交ぜて「ノウハウ」を発信しています。
ぜひ参考にしてみてください。
「転職成功」のために
「何を持って転職成功」とするかというのはありますが、現状の不満が解消できれば、「成功」と呼べるのではないでしょうか?
一番解決したい「課題」は何でしょうか?
まずは、そこを明確にしたいところですね。
私の場合は「上司との関係性」が良くなかったので、「人間関係の改善」と「スキルアップ」「年収アップ」が「目的」でした。
ここに関しては「欲張った」ほうがいいです。
年収アップできれば「転職成功」とは考えずに「年収アップもスキルアップも人間関係の改善も」と多くを望んだほうが良いです。
というのも、前回でも触れたように現在は転職市場は非常に盛り上がっており、「どの会社も人手不足」です。
売り手(求職者)に「超有利」な状態なんですね。
なので、「多くを望んで」ください。それらを叶えられるくらい「転職市場」は求職者に「追い風」です。
目的のない「年収ダウン」の転職はもってのほかです!
必ず「年収アップ」ができる求人に出会えますので、諦めないでくださいね。
ちなみに、「目的のない」と書いたのには理由があります。
例えば、今は「製造業で人事をしているけれど、将来的にはコンサル業界で営業をしたいんだよね」と考えている場合は、「一旦は年収ダウンを受け入れる」という選択は有りです。
業界も変えて、職種も変えて転職したい場合、一気にその両方を叶えるのが難しい場合があります。
その場合は、「業界は同じで職種だけチェンジする」という「スライド転職」を経て、望んでいる業界に再転職するという戦略を取ることがあります。
この戦略を取る場合は、一旦の「年収ダウン」は致し方ありません。
ただ、「◯年後までに目標の業界・職種に転職する」と「期間」を決めておかないと、年収を下げた職場に長居することになってしまいますので、ご注意ください。
転職成功のために私がやったこと2選
転職成功を目指して、私は主に次の「2つ」を意識しました。
- スキルの棚卸し・言語化
- スキルを磨き続ける(現職での業務改善)
少し壮大に聞こえますが、中身は大したことがありません。
また、前回の記事でもお伝えしたように「転職エージェント」は必ず活用してくださいね。
みなさんの強い味方になってくれますので。
転職エージェントのオススメはJAC Recruitmentです!
スキルの棚卸し・言語化は必須
こちらも前回の記事で触れましたが、「スキルの棚卸し」は必須項目ですね。
職務経歴書を作成する際に必要になるので、はじめから取り組んでおくのが「吉」ですね。
「棚卸し」といっても難しいことはなく
- 自分のやってきた仕事内容やスキルを箇条書きにする
- 箇条書きしたものに「詳細」を付け加える
この2つに取り組むだけです。
例えば、私のスキルを箇条書きにすると、下記のようになります。
- 新卒採用活動
- 新入社員研修
- その他社内研修
- 社内広報誌の作成
- 中途採用
まずは思いつくままに箇条書きにしてみてください。
iPhoneのメモ機能でもいいですし、手書きでもいいです。
行き詰まったときや思い浮かばないときは、信頼できる上司や同僚に「私って今までどんな仕事をしてきたっけ?どんなスキルがあったっけ?」と聞いてみみてもいいかもしれませんね(転職考えてる?と疑われるかもしれませんが、そこは上手いことやってください。笑)。
次に箇条書きしたリストに詳細を付け足していきます。
- 新卒採用活動→求人票作成、学校訪問、会社説明会対応、面接官対応、採用計画の作成、面接スケジュール調整…
- 新入社員研修→研修計画の作成、各部署との社内調整、研修講師担当、外部講師との調整…
- その他社内研修→研修会場の予約、外部講師との調整、役員さんとのスケジュール調整、研修計画の作成…
- 社内広報誌の作成→印刷会社との調整、社内での情報収集、レイアウト作成、デザイン考案…
- 中途採用→求人票作成、エージェントとの定期面談、候補者との面接スケジュール調整、年収の試算…
このようにして「これまで取り組んできた業務」を棚卸し・詳細化していきます。
これを作成しておけば「職務経歴書」を上手に作成することができますし、転職エージェントとのコミュニケーションもスムーズに進むかと思います。
業務内容とスキルを「言語化」するテクニック
先ほど作成した「棚卸しリスト」は、転職活動の「ベース」になるので、常にブラッシュアップしながら「アピールできるポイント」を明確化しておきましょう。
最終的にはしっかりと「言語化」できる状態にまでもっていきたいです。
なぜ「言語化」したいのかというと
- 「職務経歴書」で「魅せる(アピール)できる」内容にしたいから
- 面接の際にスムーズに受け答えできるようにしたいから
です。
採用する側の目線に立つと、書類選考に関しては
「私たちが求めている経験・スキルを応募者の方が持っているかどうか」
という視点で「合否判断」をしています。
本当は十分な経験・スキルを持っているのに、上手く書類でアピールできなかったがために「見送り」になってしまうのは、非常にもったいないです。
反対に「企業の応募要件」に対して「経験とスキルが足りなかった」としても「魅せ方」次第で書類選考に通過することができます。
もちろん、経歴の詐称やウソはダメですよ!
書類選考に通らなければ、当然のことながら面接に進むことができません。
文字で伝えられる内容には限りがありますが、会話で伝えられる内容は膨大です。
面接に進むことができれば、より多くの情報を伝え、採用側の意図を汲み、「落とし所」を見つけながら更にアピールすることができます。
注意点としては、職務経歴書にしても、面接にしても「自分はこんなにすごいんだぞ!」とアピールする場ではありません。
「あなたたちの現在の『課題』は〇〇ですよね。それに対して、私はこれまでの経験とスキルから〇〇のようにアプローチして、課題解決ができます。いかがでしょうか?」
と「メッセージ」を送るような姿勢を心がけると良いと思います。
「言語化」することはテクニックがいるように思いますが、今はとても便利なツールがあります。
そう、「ChatGPT」です。
私は「自分の思考を掘り下げるとき」や「思考を言語化したいとき」によくChatGPTに頼ります。
例えば、ChatGPTに下記のように質問をします。
そうすると、次のように丁寧に深堀りして返答してくれます。
ありがたいことに「職務経歴書のサンプル記載例」まで作成しくれます。
「転職活動」は総力戦なので、自分の頭(思考)だけでなく、使えるものは何でも使いましょう。
繰り返しになりますが「転職エージェント」に頼ることも忘れてはいけません。
「スキルの棚卸し」と「言語化」が出来てしまえば、あとは
「応募企業に対してどうアピールしようかな」
ということだけにフォーカスして、情報の魅せ方・伝え方にだけ集中すればOKです。
スキルを(現職で)磨き続ける
私は「34歳」で大手中堅企業に無事に転職することができました。
「転職して年収面も条件面もアップできるな」「どこでも通用しそうだな」
と感じ始めたのは、人事に異動して「3年目」くらいのときでした。
それは20代後半から30代前半にかけて「スキルを磨き続けたから」というのが要因のひとつだと思っています。
「もっと即効性のあるテクニックを知りたいよ」と思われるかもしれませんね。
ですが、「スキルを磨く」といっても、そんなに大きく捉える必要はありません。
今の職場で「小さな改善」を意識して過ごしてみると良いと思います。
例えば、「今まで紙で回っていた申請書をペーパーレス化した」ということでもいいですし、「他部署との関係調整が上手くいっていなかったので、進んで調整役を担当した」ということでも良いと思います。
大手中堅企業に転職してみて「あれ?この作業がペーパーレス化できていないんだ」「このスケジュール調整にこんなに時間を掛けているんだ」ということがよくあります。
「中にいる人は気づかない・気づいていない」ということがたくさんあるんですね。
そこに自分自身が「エッセンス」として加わるわけです。
日々の業務改善が、必ず転職への道を切り開いてくれます。
反対に、「改善意識がない」状態で仕事を継続していると、転職の際に苦労すると思います。
それは「実績」や「アピールポイント」がなくなってしまうからです。
小さな実績でも積み重ねておくと、それの「魅せ方」次第でより遠くの想像もしていなかった場所まで辿り着くことができます。
繰り返しになりますが、私の前職は従業員900名弱の「中小企業」です。
そこから現在は「従業員10,000名超」の大手中堅企業に転職できたわけですから、みなさんにも必ずやれると思います。
ちょっと番外編
これから「まとめ」に移りたいのですが、少しだけ「番外編」を挟ませてください。
「小さなことでもスキルを磨き続けよう。業務改善を意識しよう」と書きましたが、実は私には「スキル面」で「アドバンテージ」があります。
「TOEIC965点」「英検1級」を取得しているということです。
現職では「英語は使っていません」し、前職でも日常業務では英語を使ったことは、ほとんどありません。
ただ、自分で言うのもなんですが(鼻につきますが)、TOEICや英検などの資格で「平均値を逸脱している」と、「履歴書」や「職務経歴書」を見た際に、採用側の目に留まるんですよね。
もちろん、努力してきたのは自分ですし、それは誇りに思っていますが、このアドバンテージは転職で有利に働くわけです。
「英語を使う業務ではないけど、とりあえず、話を聞いてみたい」「どうやって勉強してきたのか知りたい」と採用側も思ってくれるようです。
私自身も採用する側ですが「おっ」と目に留まるのは事実です。
実は、現職に応募するにあたって私には「要件面で足りない部分」があったのですが、書類選考も面接も通過することができました。
「なぜ内定を貰えたのか」ということを転職エージェントの担当の方にお聞きしたところ「業務で英語を使わないにしても、TOEICの点数は大きいと思います。やっぱり1回会って話を聞きたくなりますよね」と言われました。
みなさんも「限られた時間」の中で「どのような自己研鑽ができるのか」考えるキッカケになれば幸いです。
まとめ
2回にわたってお送りした「30代からの賢い転職術」シリーズ、いかがでしたでしょうか?
「なるほど。有益な情報があった」
と思ってもらえれば最高なのですが、なかなか伝えきれなかった部分もあるかと思います。
物足りなさを感じ方は、ぜひお問い合わせフォームなどからご連絡ください。
前回・今回のブログで大切なことは下記に集約できると思います。
- 「転職市場」について数字で客観的に理解する
- 現状に少しでも不満があれば、「転職『活動』」だけでもやってみる(転職にはリスクがあるが、転職活動にはリスクがない)
- 転職する場合は、これまでの自身の業務・スキルを棚卸しする
- 業務・スキルの棚卸しができたら「言語化」を試みる(AIも有効活用する)
- 言語化できた内容をもとに「企業が求める」ことを探って「魅せ方」を練る
最後にひとつ大切なことを。
私自身も意識していることですが、「転職することが『目的』になってはいけない」と感じています。
「今の職場から逃げたい」「こんなお給料じゃ将来が心配」
これらも大切な「内なる声」ですが、「転職することで何を叶えたいのか」「今後、どんな人生を歩んでいきたいのか」というこを一番大切にしてほしいと思います。
「転職」は「すべての悩みを解決できる」【魔法の手段】ではありません。
転職した先でも「悩み」「葛藤」「不満」は出てきます。
「自分は今後どのように生きていきたいのか」
転職がこれからの人生を考える良いキッカケになることを願います。
それでは、今回はここまで!
また次回お会いしましょう!!
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