【英検1級ライティング完全攻略】32点満点を狙う戦略・テンプレ・思考法【体験ベースで解説】

お悩みくん

英検1級の「ライティング」で思うように点数が伸びない…。一体どんな対策や思考法、勉強方法が有効なの?

今回は、このようなお悩みを解決します。

英検1級のライティングは、独特の難しさがあります。
単なる英作文ではなく、論理力・思考力・英語表現力が総合的に問われるセクションです。

私自身、初めて挑戦したときは「何を書いていいかわからない」「理由が浮かばない」と悩みました。
しかし、考え方と学び方を根本から見直すことで、安定して高得点を取れるようになりました。

この記事では、英検1級ライティングの対策を体系的に解説しながら、私自身の経験や思考トレーニングも惜しみなくシェアします。

✔本記事の構成

  • 英検1級ライティングとは?【試験仕様と配点】
  • 高得点を取るための基本戦略【私の体験から】
  • ライティングの鉄板テンプレート【即使える】
  • 頻出トピックと立場選びの思考法
  • 英検1級ライティングに使える英語表現・構文
  • 模範ライティング例【200〜250語】
  • 私が実践した「ライティング脳」を作る思考トレーニング
  • まとめ|英検1級ライティングで結果を出すために

✔本記事の信頼性

この記事を書いている私は、英検1級とTOEIC965点を独学で取得しました。
大学院では英語教育を専攻し、高校英語教員として勤務した経験もあります。

どんなに英語が得意そうに見えても、最初からできたわけではありません。
「考え方」「日常の習慣」「地道な積み重ね」で力をつけてきました。

その過程で得た「試験対策+思考力育成」の視点から、実践的なノウハウをお伝えします。

目次

英検1級ライティングとは?【試験仕様と配点】

英検1級のライティングは、与えられたトピックに対して、自分の意見を述べ、理由を挙げて論理的に展開する形式です。

  • 配点:32点満点(4技能中最大)
  • 評価観点:内容(Content)、構成(Organization)、語彙(Vocabulary)、文法(Grammar)各8点

配点が高いため、リスニングやリーディングが多少不安でも、ライティング次第で合格に届くケースも少なくありません。

高得点を取るための基本戦略【私の体験から】

英検1級ライティングを突破するうえで、私が意識したのは以下の3つです。

① テンプレートを徹底的に活用する

自由に書こうとすると「時間が足りない」ということが発生します。

英検1級は時間的な制約も厳しいので、ある程度の型にはめ込んでしまったほうが、「得点を取る」という視点ではベターです。


私の場合は「導入→理由→結論」という型を体に染み込ませました。

② 立場と理由を最速で決める

英検1級のライティングでは、「トピックに対して自分が賛成か反対か」を真剣に考える必要はありません。

実際の立場がどうであろうと、「書きやすいほう、理由を思いつきやすいほうを即断」するのが吉です。

③ ミスを恐れない

「自分は英検1級を受験しているのだから、レベルの高い英文を書かなければ」と思ってしまう人もいるかもしれません。

ですが、完璧な英文を書くことより、論理の一貫性を優先することのほうが大切です。

ミスは恐れずに、「論理が一貫していれば、基本的には問題ない」くらいのスタンスでいるほうが、自然と表現が浮かんできます。

自分よがりの英文ではなく、相手に明確にロジックが伝わる英文を意識すると尚良いと思います。

ライティングの鉄板テンプレート【即使える】

どの参考書にも似たようなテンプレートが掲載されていますが、基本的には下記のロジックで書ききれば、構成としては十分です。

I believe that [意見]. I have two reasons to support my opinion.

First, [理由1]. For example, [具体例].

Second, [理由2]. This is because [詳細な説明].

For these reasons, I think that [再主張].

この型を意識するだけで、焦らず最後まで、本番試験のライティングでも高得点を狙えます。

頻出トピックと立場選びの思考法

英検1級のライティングでは、下記のカテゴリを中心に幅広く出題されます。

ライティングのトピックは二次試験のスピーキングの出題内容とも重複するため、早めに学習を進めておいて損はありません。

カテゴリ例トピック
教育Should college education be free?
環境Is nuclear power necessary?
テクノロジーWill AI replace human jobs?
社会Should the voting age be lowered?

ポイントは、自分の本心より、「書きやすい立場」を選ぶことです。

英検1級ライティングに使える英語表現・構文

下記の表現は、文章の「書き出し」として使いやすいので、オススメです。

  • It is widely believed that 〜
  • There is no doubt that 〜
  • One of the biggest advantages is that 〜
  • This clearly shows that 〜

「自分の意見に結びつけて使う練習」をすることで、文章の書き出しが非常にスムーズになります。

模範ライティング例【200〜250語】

ここでは「テクノロジー」分野のお題”Will AI replace human jobs?”に対する回答として、下記の模範解答を用意しました。

I believe that the benefits of artificial intelligence outweigh the drawbacks. I have two reasons to support my opinion.

First, AI improves productivity in many fields. For example, it can process data much faster than humans, which is especially helpful in medical or financial industries.

Second, AI can take over dangerous or repetitive jobs. This reduces the risk of accidents and allows humans to focus on more creative work.

For these reasons, I think that the advantages of AI are greater than the disadvantages.

ポイントはいくつかありますが、簡単に下記にまとめておきます。

  • 高得点を狙おうとして無理に難しい「単語」や「文法表現」を使わない(論理が明確であれば高得点を取れるため、テクニックで稼ごうとする必要はありません)
  • 複文構造で文章を無駄に冗長にしない(下手に複文にするのであれば、単文でロジックが明確なほうがまだいい)
  • 「主張」「立場」を明確にし、最初から最後まで論理を一貫させる(〇〇という考え方や立場もありますが…などと、自分の立場と反対の立場の意見に触れる必要はない)
  • 無理に難しい「単語」や「文法表現」を使う必要はないが、英検1級レベルの語彙は1段落に1つは散りばめる。また、単文が続いて「書き味」が物足りないと感じる場合は、関係詞や接続詞をうまく取り入れる

このあたりのポイントを意識すれば、「8割」は十分に目指せるはずです。

私が実践した「ライティング脳」を作る思考トレーニング

英検1級のライティングやスピーキングでは、英語力だけでなく、「論理性」や「知識」も問われます。

日常的にこれらを意識できていると、英検1級ライティングもそこまで高い壁にはなりません。

① ニュースを見たら即立場を決める

ニュースを見ていたり、何かしらのネット記事・新聞を読んだ際に「自分の考え」を持つクセをつけるようにすると、英検のライティングで役立ちます。

英語にできなくても、「立場」+「理由2つ」は必ず考えるようにすると、ライティングの際の構成の組み立てに役に立ちます。

② 論理展開を意識した日本語トレーニング

日常会話でもロジックを意識しておくと、英検1級のライティングやスピーキングで役に立ちます。

さすがに毎回、友人との会話で「主張→理由→具体例」を意識していると、楽しい会話ができないと思いますが、「自分の話し方が冗長だなぁ」と感じるときは「ロジックを意識して」会話をしてみましょう。

③ フレーズの「使い回し」練習

フレーズを覚えて、それを実際にアウトプットすると、覚えたフレーズが自分の中に蓄積されていきます。

インプット量が増えてきて「飽和」に近づくと、ライティングやスピーキングの際に自然とアウトプットできるようになります。

「定型表現」を自分の中に「蓄積」していき、英検1級のライティングの際に使える「引き出し」を増やしておきましょう。

まとめ|英検1級ライティングで結果を出すために

英検1級ライティングで高得点を狙うためには、論理的な思考と明確な表現が不可欠です。

本記事では、私自身の経験をもとに、英検1級ライティングを効率的に攻略するための実践的な対策を紹介しました。

まず、重要なのは以下の3つの基本戦略です:

  1. テンプレートの活用
    時間内に論理的な文章を書くために、「導入→理由→結論」の型を徹底的に活用しましょう。
  2. 立場と理由を素早く決める
    複雑な議論を避け、書きやすい立場を選ぶことで、理由をすぐに思いつくようになります。
  3. ミスを恐れない
    完璧を目指さず、論理が一貫していればミスを恐れずに書きましょう。

さらに、頻出トピックに関しては、無理に難しい表現を使わず、立場を決めたらその立場に合った理由と具体例をシンプルに展開することが大切です。

日常的に論理的思考を意識することで、ライティングの精度が上がります。

例えば、ニュース記事を読んで即座に自分の立場を決め、論理的に考えるクセをつけることが有効です。

最後に、定型フレーズや構文をしっかり覚えて、実際に使うことでライティングスキルが向上します。

これらの方法を実践すれば、英検1級ライティングで高得点を狙えるようになるはずです。

この記事で紹介した戦略とトレーニング法を取り入れることで、安定した高得点を目指しましょう。

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この記事を書いた人

1990年生まれ。
静岡県在住の駆け出しブロガー。

英語が好きで、大学卒業後は高校の英語教員に。
ブラックな働き方に耐えられず、1年も経たずに退職。

翌年に大学院に進学し、一念発起で英語の勉強をやり直し。

大学院卒業後は、静岡県内の中小企業に就職し、総務と人事を経験。

7年勤めた会社を退職し、2024年4月から日産系メーカーに転職。

日産系サラリーマンから卒業し、経済的自由を達成するのが目標。

特技は英語。
TOEIC965点、英検1級を取得済み。
英語の勉強方法について情報発信中。

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