【初めての就活、どうする?】就活の進め方ガイド「完全版」①

どうも、HITOです!

英語を愛する(と言いつつ最近は勉強サボり気味の)人事系サラリーマンです。

現在は日産系のメーカーで採用業務を行っています。

就職活動をしていて・もしくは始める前にこういった「疑問」「不安」を抱いていませんか?

・そもそも就活の仕方がわからない

・動き出したものの、結局「自分で何をしているのか」わからない

・就職活動をする際の「ベース」「軸」がわからない

・結局、何をすれば「効率的」に就活を進められるのかわからない

私は人事という領域で主に「新卒採用」を担当しています。

また、私自身が転職も経験しているため、「就活(転職活動)のポイント」もよくわかっていますし、人事業界の「裏側」もよくわかっています。

この7〜8年で培ってきた採用経験をもとに「初めての就活」について、基礎的なところから丁寧に解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までお読みください。

それでは、本編へレッツ・ゴ〜!!

目次

「初めての就活」の始め方

まずは、このページでわかる「コンテンツ」を見ておきましょう。

これから本題に入りますが「結局、何から手を付けていいかわからない」という人がこのブログを読んでくれていると思います。

そのため、「3つのポイント」に絞って話をしたいと思います。

  • 就活の仕方がわからない
  • 就活の動き出しが遅れる
  • 『適職のポイント』が見分けられていない

この3つのポイントを中心に「就活」と「自分自身」について紐解いていけば、必ず良い結果に繋がります。

この中でも今回は「①就活の仕方がわからない」にフォーカスして掘り下げていこうと思います。

「就活の仕方がわからない」への対策

「そもそも、就活の仕方がわかりません」

採用活動をしていると多くの学生からこのような声を聞きます。

今、不安に思っている場合は「当然の不安」として考えてください。

過度に不安に思う必要はありませんよ。

「就活の仕方がわからない」という方は、まずは「履歴書」を作成することを「イメージ」してみてください。


選考(採用試験・採用面接)に進むにあたって履歴書は必要になるので、今のうちに作成の練習をしておいてもOKです。

いざ「履歴書」を作成するとなると、下記のことがイメージできたほうがいいことに気づきます。

・どのような業界(IT業界、金融業界、製造業など)で働いてみたいのか?

・勤務地はどこがいいのか?(都市圏がいいのか?地元にUターンしたいのか?)

・どのような職種(営業、人事、法務、システムエンジニアなど)が自分に合っているか?

 

就活を始めるにあたってみなさんの参考になりそうな「問い」をいくつか考えたいと思いますので、一緒に見ていきましょう。

業界や企業について考える

まずは「大まかに」で良いのですが、働いてみたい「業界」「企業」について考えてみましょう。

とてもざっくりしたところからスタートすると、

企業規模はどの程度がいいか?

(大手?中堅?中小?ベンチャー?従業員数は?)

という問いが考えられます。

「えっ?そんなことでいいの?」

と思われましたか?

そんなことでも「重要」なのが、就活や転職の世界です。

想像してみましょう。

・従業員が何万人も在籍している会社のオフィスビルで働いている自分がイメージできますか?

・従業員が1,000人程度の会社で働いている自分がイメージできますか?

・従業員が500人未満で働いている自分ならイメージできますか?

・「スタートアップ」や「ベンチャー」で少数精鋭でバリバリ働く自分のほうがイメージしやすいですか?

イメージできることは、現実にしやすいと思います。

イメージできないようであれば、「働くことに対するイメージが固まっていない」のかもしれません。

もしくは、「『理想=働きたい世界』と『現実=今の自分の立ち位置』に大きなギャップがある」のかもしれません。

自然な流れとして、企業規模が大きくなれば「細分化された業務のひとつ」を担うことが多くなります(個人の裁量が小さくなる)。

一方で企業規模が小さくなれば、「個人の裁量(責任)」は大きくなります。

「小回りが利く」というメリットを得られます。

「大手有名企業に入社できたから『安泰』だ」と考えるのは、早計な考えかもしれません。

「終身雇用」は保証されていませんし、人材の流動性(=転職)が高まる中で、「担当できる仕事の範囲が狭い」ということが、デメリットになる可能性もあります。

しかし、大手には大手の「賃金制度」「福利厚生」があり、これはこれで「メリット」が大きように思います。

このように「企業規模」ひとつをとっても、「考えること(=就活のヒントになるもの)」がたくさんあります。

次の問いを考えてみましょう。

成長性の高い企業で働きたいか?安定性の高い企業で働きたいか?

経営陣の「世代交代」を含め、企業の存続年数を考えると、おおよそ「30年でひとサイクル」くらいでしょうか。

「100年以上存続している企業」は、日本企業全体の「2.3%程度」です。

「安定性」を求めるのであれば、このような企業を探すのもひとつだと思います。

日本全体で2.3%しかないわけですから、それだけでも就職先企業の候補がグッと「狭く」なります。

ここからは私のイチ意見ですが、「安定性を企業に求める」のは、少し違和感も感じます。

特に、新型コロナウイルスを経験して以降、「安定」が揺らいでいる企業が多くなったように思います。

企業に安定を求めるよりも「自身のスキルを伸ばし、『汎用性』を高めておく」ほうがアドバンテージの大きい世の中にシフトしているように感じます。

「転職」や「ジョブホッパー」という考え方が「当たり前」になりつつある中で、ひとつの伝統的な企業にこだわる必要もないのかもしれません。

少し話が逸れましたが、企業の「成長性」や「安定性」も就職先を選ぶうえで大切な条件になりそうです。

業界に関しては「川上産業」「川中産業」「川下産業」のどの場所に位置する企業が良いのかということもヒントになります。

また、企業に関しては「上場企業」「未上場企業」「同族経営」など、さまざまな形態があるため、それらも「選定条件」のひとつになるかと思います。

いろいろと条件を変えながら、「業界」や「企業」を絞ってみてください。

AIを活用しながらChatGPTを「壁打ち相手」や「深掘りのヒント」に活用するのも、大いに有りだと思います。

職種について考える

ひとつ前のセクションで「業界」「企業」について少しだけ「問い」を立ててみました。

「こんな企業規模で働いてみたいなぁ」「この業界が成長性が高そうでいいかもしれない」など、何となくでもイメージできたかもしれませんね。

次は「職種」について考えてみましょう。

そもそも「職種とは?」ということからスタートしますが、「営業職」「システムエンジニア(SE)」「人事」「総務」「技術職」などの自身が担う会社の中での「役割」を指します。

ここでひとつ「問い」を立ててみましょう。

自分の性格は、どのような「職種」に向いているのか?

これもまた「大まかに」考え始めてみましょう。

はじめから「完璧」や「最終形」を目指す必要はありません。


例えば、あなたの性格は

・内向的(人見知り)なのか

・外交的(社交的)なのか

・思考を拡張するタイプ(自分で何かを手掛けたいタイプ)なのか

・自分で思考するよりもマニュアル的に働くほうが好きなタイプなのか

といったシンプルな質問をするだけでも、「適した職種」について深堀りすることができます。

「内向的な人」が「営業マン」や「人事」として働いていくには、それなりの苦労が予測できますよね。

また、「思考することが嫌いな人」が「クリエイター」や「経営企画」のような仕事に就くのも、それなりのリスクがあるような気がします。

性格に応じてある程度「職種への適性」が出てくるのは、自然なことだと思います。

だからといって「営業をやりたいけど、内向的で人見知りだから諦めよう」と思う必要はありません。

「やってみたい!」と思うようであれば、挑戦すれば良いと思いますし、「やってみないとわからない」というのも事実です。

ここでは「自分の性格」をあくまでも「『目安』として、就活を進めてみる」ということをお話しています。

何の目安もない状態で就活をスタートするのは、難易度がグッと上がってしまうかと思います。

そのため、簡単にガイドラインをお伝えしました。

「ストレングスファインダー」で自分の強みを調べてみるのもいいですし、「モチベーションタイプ」で自分が『攻撃型』なのか『防御型』なのかを知るだけでも、良い就活のスタートが切れると思いますよ。

ストレングスファインダーに関しては、無料で受けられるものがいくらでもあるので、「ストレングスファインダー 無料」などとネット検索してみると良いと思います。

もしくは、下記の書籍を読んでみて、自身の強みを把握しつつ「ウェブテスト」を受けてみても良いかもしれません。

(書籍に書かれている「アクセスコード」を利用することで、「ウェブテスト」を受検することができます)

「モチベーションタイプ」に関しては、下記のブログが診断テストを受けられるようにカスタマイズしてくれているので、ぜひこちらから自身の「モチベーションタイプ」を調べてみてください。

転職と投資
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小まとめ:課題を解決するときは解像度を上げよう

ここまで、とても簡単な形ではありますが「業界」「企業」「職種」について「問い」を立て深堀りするということをやってきました。

冒頭に紹介した「就活の3つのポイント」のうち、①にフォーカスしました。

  • 就活の仕方がわからない←今回フォーカスしたのはココ!
  • 就活の動き出しが遅れる
  • 『適職のポイント』が見分けられていない

これだけでも「就活」や「転職」に対する『解像度』が、かなり上がっているはずです。

この「解像度を上げていく」という作業が、何に対しても「有効」です。

「何をしていいか、わからない」→「何がわからないのか、具体的に考えてみる(できれば、書き出してみたり誰かに話してみたりアウトプットする)」→「『どうしたらわかるようになるのか・解決するのか』という『問い』を立ててみる」→「その『問い』に対して具体的にアプローチする」→「実行に移す」→「新たに見えてきた課題に対して問いを立てる」

あとは、この繰り返しです。

「悶々と悩む」必要はありません。

それは「問い」ではなく、ただ思考がぐるぐると逡巡しているだけです。

抱えている問題が解決するように具体的に考え、「解像度」を上げていってください。

大切なことなのでもう一度お伝えしますね。

「解像度」を上げてください。

この作業を繰り返すと、必ず「出口」が見えてきます。

「就活」に当てはめて具体的に言えば、

「就活の仕方がわからない」→「就活に関して、何がわからないのか?」→「そもそも業界や企業、職種について何もわかっていない」→「【問い】業界とは?自分はどんな業界や規模感で働きたいのか?自分に向いている職種とは?」→「【行動】まずは業界についてネットで調べてみる。ストレングスファインダーなどの性格診断テストを受けてみる」→「興味のある業界や職種が見えてくる」→「【新たな問い】その業界の働き方についてもっと深堀りしたい」→「【実行】インターンシップに参加してみる。先輩に話を聞いてみる」→「改善点や深堀りポイントを見つけて次のアクションへ」

というような流れになります。

このPDCA(Plan・Do・Check・Action)サイクルを回していけば、物事の「解像度」は上がっていきます。

具体的な行動ができて、漠然とした不安は消えていきますよ。

繰り返しになりますが、今回は「①就活の仕方がわからない」という「課題」に対して「対策」を考えました。

まず「業界」や「企業」について深堀りをしましたね。

・企業規模はどのくらいが良いのか?

・成長性や安定性、何を重視して企業選びをしたいのか?

このあたりを中心に「自身にフィットしそうな企業」について理解を深めました。

次に「職種」について深堀りしました。

・自身の性格を考えると「どのような職種」がフィットしそうか?

ということを中心に「ストレングスファインダー」や「モチベーションタイプ」について言及しました。

まずは、「業界」と「職種」について理解を深めることからはじめました。

次回からは、具体的な「スケジュール」や「動き出しのタイミング」「ツールの使い方」について解説していきたいと思います。

みなさんの就活がスムーズに進むようにサポートしていきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願い致します。

それでは、今日はここまで!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回お会いしましょう!!

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この記事を書いた人

1990年生まれ。
静岡県在住の駆け出しブロガー。

英語が好きで、大学卒業後は高校の英語教員に。
ブラックな働き方に耐えられず、1年も経たずに退職。

翌年に大学院に進学し、一念発起で英語の勉強をやり直し。

大学院卒業後は、静岡県内の中小企業に就職し、総務と人事を経験。

7年勤めた会社を退職し、2024年4月から日産系メーカーに転職。

日産系サラリーマンから卒業し、経済的自由を達成するのが目標。

得意の人事領域をテーマに「就活・転職」を中心に情報発信中。

特技は英語。
TOEIC965点、英検1級を取得済みです。
英語の勉強方法についても情報発信中。

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