こんにちは〜!
人事採用と英語を強みにする日産系サラリーマンHITOです。
現在は、「就活の進め方ガイド【完全版】」と題して就活について詳しく解説しています。
このブログをはじめて読んでくださった方は、ひとつ前の記事からご覧ください。
私は、これまでの経験から下記の「3つのポイント」を押さえれば就活をスムーズに成功に導くことができると考えています。
- 就活の仕方が(そもそも)わからない
- 就活の動き出しが遅れる
- 「適職のポイント」が見分けられていない
その中でも前回は「①就活の仕方がそもそもわからない」にフォーカスしました。
今回は「②就活の動き出しが遅れる」ということについて解説していこうと思います。
なぜ就活は「動き出し」が重要なのか?
結論からお話すると、
日本が「新卒一括採用」を行っているから
です!
「ん?」となりましたよね。
「新卒一括採用…?」「ナニソレオイシイノ…?」
そう思われたかもしれません…。
日本の新卒採用活動は世界的に見ても「異質」です。
毎年「同じ時期」に一括して採用活動を行う仕組み
を「一括採用」と呼びます。
反対に「年間を通していつでも・どの時期でも採用活動をしていますよ〜」という仕組みを「通年採用」と呼びます。
ちなみに、「一括採用」という仕組みを導入しているのは「日本と韓国だけ」です。
少しだけ前置きが長くなってしまったのですが、「動き出しが重要な理由」が見えてきたでしょうか?
そうなんです。
日本においては、新卒に関しては「常に門戸が開かれている」わけではないんですよね。
つまり、時期を逃すと「希望の会社に入れない」どころか「そもそも『どこにも』入社できない」という状態になってしまいます。
そのため、絶対に機会を逃してはダメなんです。
どれだけ力があっても、どれだけ優秀でも、首席で大学を卒業しても、タイミングを逃したらどの会社にも就職できないというのが日本の採用システムです。
残酷ですが、そういう仕組なんですね。
そして更に残酷なことに、一括採用という仕組みにも関わらず「採用活動の開始時期が年々前倒し」になっています。
現在(2024年12月)、採用活動のルールは下記のように定められています。
・広報活動開始:大学3年生の3月1日以降
・採用選考活動開始:大学4年生の6月1日以降
・正式な内定日:大学4年生の10月1日以降
このルールを見て、みなさんどのように思われましたか?
「大学4年生の6月1日以降に採用選考開始?いや、先輩たちはもっと早く面接を受けていたよ!」
「私の先輩は大学3年生の12月に内定を貰っていた!」
それが「実態」なんです。
今や採用活動のルールは形骸化し、律儀にルールを守っている企業は存在しないと考えても構いません。
現在の採用活動の「実態」は下記のとおりです。
・インターンシップ情報解禁(実質的な広報活動開始):大学3年生の4月1日以降
・インターンシップへのエントリー(募集)開始:大学3年生の6月1日以降
・インターンシップの実施:大学3年生の7〜9月
・早期採用選考活動開始:(早い企業は)大学3年生の10月頃から
・水面下での内定出し:大学3年生の10月以降、随時
採用担当者のホンネとしては「ここまで早期化が進んでいるのであれば、『通年採用』で良くね?」です。
まぁそれはさておき、大学生のみなさんは
大学3年生になったら就活をスタートする!
くらいの心構えでちょうど良いわけです。
逆算しながら、大学3年生になる前に就活の準備を進めていかなればならないというのが「リアル」なところです。
まずは何から?就活サイトについて知る
就活において「動き出し」が「重要」ということは十分にわかったとして、「何から」はじめれば良いでしょうか?
「企業」「業界」「職種」について理解を深めるのは大前提として、もう少し具体的な内容を見ていきましょう。
そのうちのひとつが「就活サイトについて知る」ということです。
知ったうえで必要なものに登録しましょう。
大学1年生でも2年生でも「就活サイト」に登録できますし、費用も一切かかりません。
今は就活サイトも「多様化」しており、主に下記の3種類があります。
・攻め(自分で調べる)タイプ:マイナビ、リクナビなど
・待ち(スカウトを待つ)タイプ:OfferBox、テックオファー、キミスカなど
・客観的情報収集タイプ」:ONE CAREER、Open Workなど
「攻めのタイプ」の就活サイト(マイナビ・リクナビなど)
「攻めタイプ」の就活サイトの典型例は「マイナビ」や「リクナビ」などの大手ナビサイトです。
ただし、超大手(トヨタ自動車など)は、独自のリクルートサイトを持っているため「マイナビ」や「リクナビ」には情報登録していません。
大手企業のインターンシップや採用選考に参加したい場合は、企業のホームページにアクセスしてみてください。
繰り返しになりますが、ナビサイトに関しては「自ら情報検索する」必要があります。
そのため、闇雲に調べるのではなく、まずは「業界」「企業」「職種」について理解を深めることが重要です。
・どれくらいの企業規模が良いのか?
・どの業界で働いてみたいのか?
・どのような組織風土の会社が自分にフィットしそうか?
・会社の売上高や営業利益率は見ておいたほうがいいのか?(安定性や成長性を測るために)
・どのような職種が自分自身にフィットしそうなのか?
・どのくらいの初任給や昇給率であれば、生活するうえで困らないのか?
・働くなら都心部がいいのか、地元にUターン就職したいのか?
これくらいのことは考えたうえで情報検索することをオススメします。
「待ちのタイプ」の就活サイト(OfferBox、テックオファー、キミスカなど)
こちらは、いわゆる「ダイレクトリクルーティング」というタイプの採用手法です。
「ダイレクトリクルーティング」では、「学生のみなさんが『企業からのスカウトメール』を待つ」という形になります。
はじめに「プロフィール」「希望業界」「希望職種」「研究内容」「自己PR」などの情報を登録する必要があります。
最初だけ頑張れば、あとは企業側がみなさんにスカウトを送ってくれるので「待っているだけ」で済みます。
そうはいっても「登録しておいて損はない」ので、登録することをオススメします。
ナビサイト(マイナビ、リクナビ)だけで就活を進めることは、現代の就活においては少し勿体ない気がします。
「客観的情報収集タイプ」の就活サイト(ONE CAREER、Open Workなど)
「客観的情報収集タイプ」は、いわゆる「口コミサイト」ですね。
インターンシップに参加した学生のみなさんや就職活動で面接を受けた学生のみなさんが「口コミサイト」に「情報を残して」くれています。
「口コミサイト」に関しては、学生の登録者数も年々増えており、口コミもある程度集まるようになったため、「信頼度」が高くなってきました。
ですが、正直なところ「登録しても・登録しなくても」どちらでも良いように思います。
リクナビやマイナビにも似たような機能がついているので、それだけで十分なような気もしますね。
まずは「攻めのサイト」「待ちのサイト」の2種類を活用することから始めていきましょう。
就活サイトの種類や活用方法がわかれば、ある程度「動き出す」ことができると思います。
まずは実際にサイトに登録することから始めてみましょう!
就活の「動き出し」に遅れないために
前回のブログでは「就活で必要な【前提知識】」について解説しました。
そして、今回のブログ記事の前半では、下記のことについて解説しました。
・なぜ就活は「動き出し」が重要なのか?
・まずは何から?就活サイトについて知る
現状、みなさんは「就活の概要(大枠)」と「就活サイト(ツール)」については、理解ができている状態です。
「動き出しに必要な知識と初期装備」は揃ったわけなので、あとは動き出しのタイミングだけです。
タイミングといっても難しいことはなく、「遅くならなければOK」です!
では、いつから動けばいいかと言うと、
遅くとも「7月」、可能であれば「夏前(4〜6月)」に動き出す
と良いと思います。
理由としては「夏のインターンシップや仕事体験で『めぼしい企業』にあたりをつけておきたいから」です。
就活や転職は焦って動くと良いことがありません。
というのも、焦ると人間は視野が狭くなるため、「判断」が鈍くなります。
判断が鈍くなると、当然良い結果には繋がらないので、就活や転職は「負のスパイラル」に陥ってしまうわけです。
そのため、「動き出し」はできるだけ早く、動き方がわからないという人は私のブログを参考にしてください。
「動くために必要な最低限の知識」は、私のブログで得られたと思いますので、あとは頑張って「夏前」に動き出しましょう!
一緒に伴走していきたいと思います。
小まとめ
ひとまず、これまでの内容で下記の①と②はクリアしたことになります。
- 就活の仕方が(そもそも)わからない
- 就活の動き出しが遅れる
- 「適職のポイント」が見分けられていない
就活のイメージや全体像が見えてきたでしょうか?
もしも「ん〜、まだ何をしていいかよくわからないなぁ」という方は、手を動かしてみてください。
考えるための「材料」は既に出揃っているはずです。
あとは紙でもiPhoneのメモでもPCでも、書き込みながら(打ち込みながら)頭の中を整理してみてください。
「どんな業界に興味があるだろうか?」「どんな職種に向いていそうか?」
まずは、簡単なことから興味を持って調べてみてください。
ぼんやりとしていた「就活の輪郭」が明確になっていくはずです!
次回は「③『適職のポイント』が見分けられていない」にフォーカスし、就活のアドバイスをしていこうと思います!
今回はここまで!!
それでは、また次回もお楽しみに!!
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